表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドーナッツの穴  作者: 人のような作家。
世界とホール
6/7

5.闇に響く音の波

「ちゃんとつかまれ〜!」

「つかんだ。」

「持ち上げるぞ〜そぉれ!」

ふぅ。何度もやっているとはいえ、なれないなぁ。

もし少女が少女じゃなかったらどれだけ大変だったか……

いや、その場合は自分で登ってるくれるか?

「あ、そういえば。一番でかいホールもその銃みたいなやつで消せるの?」

「ううん。しゅつりょくぶそく。」

「じゃあどうやって消すんだ?」

「それは──」


その瞬間。世界は一瞬の内に暗闇に包まれた。


「うわぁ!なんだなんだ!?」

「なにもみえない……まさか…。」

「まさか何?」

「ほーるが、たいようをすいこんだのかも。」

「た…太陽?!」

咄嗟に上を向いて太陽を確認しようとしたが、一寸先も暗闇で見えず、また少女がいると思われる方向を見る。

「そう。だからひかりがなくなった。」

「そんな…太陽がなくなれば、地球は宇宙に放り出されるって本で読んだんだけど…」

「そうなるかは、わからない。ほーるのえいきょうだからちつじょすらない。」

「そうか。なら大丈夫なことを願わないとな。」

「でも、いそがなきゃならない。いずれさむくなる。」

「そうだな。でも前が見えない…って、え?」

口から謎の波紋のような物が出ている。

「これ、見える?」

「うん。」

僕と少女の声に反応して波紋が広がっている。

それもとてつもなく速い速度で。

地面に触れると、波紋が跳ね返り、そこに地面があることがわかった。

試しに、波紋に触れようとした。

一歩踏み出すと、足音に反応して波紋が広がる。

もう一度、足踏みしてみると、また波紋が広がった。

「もしかしてこれ…音?」

「おとが、めにみえるようになった…」

手を叩くとそこから波紋が広がり、

声を出すとそこから波紋が広がり、

音が見えるようになったに違いない。と思う。

「これもホールの影響か。」

「おそらくは、そう。」

「不幸中の幸いだな。これで少しはどこに何があるかわかる。」

「しんちょうにすすむ。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ