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俺の描いた物語による末路 ~300人の小説家のバトルロワイアル~  作者: この星にいる誰か
第3章「狂愛と その目に見える ”僕TUEEE”」
78/80

痺れる

作者「進とクロちゃんの会話に出てくる日本人じゃないキャラ名は、本作と関係ありません。」



【桐島 剛】


「はぁ!」


俺はコオリアームブレイドで次々と体の一部を切り裂き、飛び散った液体を完全消滅させる。

切り裂くなら、普通の剣で良いかもしれない。

実際……


「シャロロン!」


「くっ!」

(パリンッ!)


初めて使ったからか、進の使ってる時より氷が脆く、割れやすい。

だが、コオリアームブレイドは……


「はあぁぁ!」


「シャロオオン!?」


工夫すれば、形や長さを変えられる!

俺は細く、さっきの10倍位長い剣にして、モンスターの体を貫通させる。

そして……


「はあぁ!」


「シャッ!?」


そのまま左方向に腕を回し、大きなダメージを与えた。


そして、剣先についた液体を床に垂らし、そして炎魔法で消した。


「凄い……これなら行けますよ!」


壮真の期待に応えるように、俺は氷が割れるごとに新しい形に変えながら攻撃していく。

だが……そんな時だった。


「シャアロオオオオオオオオン!」


「……ぐあっ!?」

「うっ!?」

「あぁ……!?」


くっ……何だ!?急に体が痺れて……

まさか……!


「これ……毒島の技……?」


「でも毒島さんの技って、今は清水が持ってたんじゃ……?」


「シャアアアロン!」


「……清水は死んだのか。」


昇の言う通り、清水はコイツに殺されてしまったらしい。

話せば仲間になれそうだったのに……!


「う……うぐっ!」


こんな事を深く考えてる暇はない。

俺達は麻痺して、ここから動けなくなった。

戦う術も、逃げる術もなくなってしまった。


「くっ……!」


「シャアアア……ロオオオオオオン!」


まずい、こっちに迫って来る!

このままじゃ、俺達全員喰われる……!


モンスターは……


「シャロオオオオン!」


「きゃっ!?」


奈珠波から襲おうとしている……!


「くっ……!頑張って逃げてくれ……!」


仲間が死にそうになってるのに……俺は見ている事しか出来ないのか……!

壮真が最初に死んだ時も、風真の時も……進の時も!俺は……!


「くっ……!大西ぃ!」


……修也!?

突然修也が叫び出して……!?


「《デンキ……チャージ》!」


初めて修也が……詠唱要らずで魔法の発動に成功した。

デンキチャージで……麻痺を抑え込んだのか……!?


「きゃっ!?」


「なっ……!?修也……!?」


なんと喰われそうになっている奈珠波を、修也が押し飛ばした。

修也……!?何してる……!?


「シャアアアロン!」


ま、まさか……!


「自分は……まだ残機があるから……」


「シャアアアロン!」


「や……やめろおおぉぉ!」


(グシャリ!グチュグチュ……)


「う……修也……!」


「相上さんが死んだ……?大西さんを庇って……?」


「何で私を……」


(ゲェップ。)


修也が死んだ……また俺は何も出来なかった……

修也の残機が残ってるのはまだ救いにはなっている。

だが、それでも見てるだけだった俺自身の事を……今戦いの最中じゃなかったら、殴りたかった。


「シャアアアロオオン!」


「くっ……うおおぉぉ!」


俺は修也と同じ技を使って麻痺を抑え込んだ。

最初からこの技を使う事を考えられたら、修也は死なずに済んだのに……!


「あああぁぁぁ!」


俺は悔しさと怒りに任せて炎、氷、電気の魔法を総攻撃させる。

もはやどこを狙ってるのか、何がしたいのか分からなくなるほど、攻撃に夢中になった。


「シャアアアロン!」


効かない……!?

くっ……クソッ!


「シャア……シャ?」


突然、モンスターが別の方向を向いた。

そこには……一人の女の子が……ん?

あの女の子、まさか……


「シャアアア!」


(ピーン!)


「……シャアアロロン!?」


さっきまであそこにいたのに、急にこちら側へ来た。


「その能力って……君は確か、結って子?」


壮真が女の子に聞く。


「……そうだよ。」


やっぱり結って子だったか。

豚田の洗脳されてた時に、進によって殺されて、今に至るはずだ。


「ねぇ?操られてた時の記憶にあるんだけど……()()()()の仲間でしょ?」


「……りーくん?誰の事だ?」


「……ねぇ、とぼけないで?りーくんと一緒にいたでしょ?私はりーくんの幼馴染なんだけど。」


りーくんと……俺が一緒にいた?

どういう……

あっまさか……


進の事か?

進には9歳より前の記憶がない。その時に出会った幼馴染なのか……!?


「シャアアアアアアロン!」


「りーくんは私だけのものだけど、今はそっちがりーくんの仲間でしょ?死んだらりーくんが悲しんじゃうから、ここは手を貸してあげる。」


「あ、あぁ……」


私だけのものって……どういう事だ?独占欲?

良く分からないが、協力してくれるのはありがたい。

俺は壮真達三人の麻痺が治るまで、結と共に戦う事にした。



【渡辺 進】


「……はっ!?」


冥界が消滅しようとした時、意識を失っていた僕は目が覚めると……


「戻って……来た……?」


バトルロワイアルのステージに戻って来た。


(ミスターXに知られて……そこから……ん?)


「ん?どうしたの?」


(……は、あれ!?何故だ……Xが誰だったのか、黒幕が誰なのか……()()()()()()!)


「え、何言って……あれ!?誰だったっけ!?クロちゃんが言ってたけど……!?」


(俺も……急に頭から綺麗に抜け落ちてる……どういう事だ?)


ミスターX……黒幕……だけじゃない。

Wも、Zも、黒幕の目的も……クロちゃんがXの分身って事以外、何もかも思い出せない。


(黒幕が何かしたんじゃないのか……?)


「……ねぇ、本体のXの記憶を見れないの?」


(あぁ、そういや……って、ん?まさか……!?俺からは見れなくなってる!?)


「あの黒幕……情報を知られる訳にはいかなかったって事か……」


こうなってしまった以上、黒幕関連はどうしようもない。

だから今は……


「剛たち、今どうなってるかなぁ……」


(分からん。なら、早速使ったらどうだ?()()()()()初めてだろ?)


「……そうだね。僕はもうチオニス・フエーラーじゃなくって、渡辺 進で……そして未神 遼二だもんね!」


(準備運動はした方が良いぞ。急な成長に、まだ体が慣れてないからな。)


クロちゃんに言われた通り、僕はいつもより細かく準備運動をして……


「ふっ! ……出来た。」


滞空魔法で空を飛び、剛たちを探す事にした。


進……いや、遼二の幼馴染である結と共闘する事になった桐島。

キメラと化しているモンスターを時間停止を使い、どう倒す?

一方で……進は18年間の修行で得た”滞空魔法”で空を飛び、桐島を探す……!?

どこまで強くなったんだろうか……!?

次回『助ける』

つづく!

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