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俺の描いた物語による末路 ~300人の小説家のバトルロワイアル~  作者: この星にいる誰か
第3章「狂愛と その目に見える ”僕TUEEE”」
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食べる

作者「主役の技をライバルが使うのは王道でいいっすねー」



【桐島 剛】


「桐島さん!凄い遠いですけど……何か泥のような物体が空に浮いてます!」


泥のような物体って、一体……


「シャアアロオオオオン!」


「なっ!?」


何だあれは……!?

泥が……いや、泥だけじゃない!あらゆる怪物の頭や足のような部分が引っ付いている。


「キモい……キメラみたい……」

「大西を襲ったモンスターとやらと関係がありそうだな。」


昇の言う通り、関係がありそうだ。

このバトルロワイアルは人間同士の争いのはず。


「シャアアロオオ!」


「こっちに来る……!」


奈珠波がボロボロなだけじゃない。ここにいる全員がさっきの戦いで疲弊している。


「私は、何とか全員をヒーリングする。」


そうだった。奈珠波はヒーリングが使えた。

倒すのは無理だろうが、最悪な事は阻止しなければ!

大西が自分含め回復させるまで、どうにか時間を稼ぐ!


「はあぁ!」

「神よ、この矢に酸素を極限まで貯め、そして矢を温めてくだされ!《ホノオアロー》!」

「神よ、電気の弾で相手を痺れさせるのだ!《デンキボール》!」


俺は《コオリガン》を放つ。

俺達三人の同時攻撃をあのモンスターに炸裂させる。


「シャアアアアロロン!」


「なっ……!?」

「まるで効いてませんよ!?」


「……はぁ!」


昇がかつての進を彷彿とさせる《ホノオスナイパー》のような技で攻撃する。


「シャアア!?」


少し効いたか!?


「シャア……ロオオン!」


「駄目か……」


貫いても、体がくっついて元に戻ってしまう。

大西は……


「はぁっ……何とか私自身は終わった。でも……」


「シャアアロン!!」


「はぁっ……はぁっ……」

「ぜぇ……ぜぇ……」


「ここはあの城に身を隠すぞ。」


昇が提案する。だがそんな事が出来る時間が……?


「俺が時間を稼ぐ。安心しろ、俺は立派な親鳥となるまで死なないからな。」


そうだったな。昇は卵料理を愛して、その料理を世界に響かせる鳥だったな。

だが昇を一人にはさせない。


「俺も時間稼ぎに協力する。」


「そうか。」


「相上さん、大西さん。ここは二人に任せて隠れましょう!」


「……じゃあ自分らは?」


「今は足手まといなので、大西さんにヒーリングして貰ってからに……」


「……あぁ。」


修也達三人は城の中に入った。


「はあぁ!」

「ふっ!」


俺と昇は、二人の回復の為時間を稼ぐべく、同時攻撃をする。


「シャアアアロロオオオン!」


こいつに効果的なのは、貫く技や切断する技だ。

俺はアイテムボックスから剣を取り出す。


俺は電気を纏わせた剣を、昇は炎の光線で攻撃する。


「シャアアア!?」


よし、効いている!

だが、数秒ですぐに元に戻る。

倒すには、強力な連続攻撃とかが効果的か?


「はぁ!」


俺が攻撃しようとした時……


「シャアアアアアアアロオオオオン!!」

(ピキーン!)


「なっ!?ぐあぁ!?」


モンスターから領域が展開され、そこから追い出すように俺達は吹っ飛ばされてしまう。


「がっ!?うぐっ……」


昇は大きく吹っ飛ばされ、城の壁に激突。そのまま落ちて骨折したかのようだった。

くっ……!奈珠波、なるべく早くしてくれ……!


「シャアアア!」


「くっ!?まずい!?」


モンスターが城の上に!?

そしてモンスターは体を広げて……!?


「ロオオオオン!」

(ジューッ……)


城を……飲み込んでいく……!?


「逃げろー!」


大声で三人に対して叫んだ。

このままじゃ……三人が喰われる!?


「やめろぉ!」


必死に攻撃するが、ほとんど通じない。


「はぁっ……」

「どうし……って、え!?」


三人がギリギリで城から出てきた。

出てきた直後に……


「シャアアア……ロン!」


城を……まるごと食べた!?

もう城は跡形もなく消え、少しだけモンスターの体が大きくなった気が……!?


「どうだ、奈珠波!?」

「井東は回復できたけど、相上がまだ……!」


くっ……こんな時に進がいれば、ギャグの力でどうにかしてくれそうだが……


……ん?進の力?


このモンスターは切断する技が効果的だ。

そして……進が独自に作った技は……


「そうか……!」


進の技の源は、俺と同じ氷の力だ。

魔力付与で得た進の技が、俺に出来ないとは限らない……!

どうか成功してくれ……!


「シャアアアロン!」


「くっ!」


俺は右腕に力を籠める。

すると……右腕の周りが氷で覆われ始め、次第にその氷は剣の形となった。

よし、成功だ!


「はあああぁぁぁ!」


「シャアアア!?」


俺はモンスターに腕を振り回して連続攻撃する。

すると……


(ビチャビチャッ……!)


飛ばされたモンスターの破片が次々と飛び散る。

これもこいつが触れるだけで元に戻る。

その前に……!


「はぁ!」


破片を左手から出す炎で焼き尽くす!

これでこの部分は再生されず、少しとはいえ弱体化した!


「桐島さん、その技って……」

「渡辺と同じ……」


俺が使った技、それは正真正銘……

進の代表技、コオリアームブレイドだった。


進の技で何とか喰らいつく桐島!

一瞬形勢逆転出来ると思われたその時!

キメラが放ったある技。それは、桐島にとってかなり見覚えのあるあの技だった。

次回『痺れる』

つづく!

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