表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/100

サンドラとステラ

   


 カルとステラはいつものように、時の間にやって来た。カルはステラに、ちょっと気になっていた事を聞いてみる。


「ステラさん、修行の前に、ちょっと聞きたい事があるんですが…」


 ステラは、いつものように笑顔で答える


「あら、何かしら、カルちゃん」

「あのー、ステラさんとお師匠様ってどんな関係なんですか?」

「うーん、そう言えば話してなかったわね…」


 ステラは顎に指をあてて、ちょっと考えるような仕草をした後、カルに話しかける。

「えーと、簡単に言うと…そうね、その前に私の事を話した方が良さそうね」


 ステラはカルの方を向いて、ゆっくりと懐かしむように話し始めた。



 ………ステラは自分の生まれから語り出した。


 ステラは神なる父親と、女戦士(アマゾネス)の長である母親の間に生まれた。と言うより、突然現れた…。


 神なる父親は、その力を持って、女戦士(アマゾネス)の長との間に子供を生まれさせた。母親が産んだのではなく、突然この世に現れたのである。父なる神が、母の血から作り出した存在だった。

  母親は喜び、娘を次の長にしたいとずっと思っていたのだが、ステラは普通の人間ではなく、神の力を宿している事がわかった。ステラは無垢で、神の力があると知らされると、その力を一族の為だけではなく、世界の為に使いたいと考え出した。


  ステラの一族、女戦士(アマゾネス)は、女性だけしかいない、隔離された世界で育つ。もちろん人族で、戦災で親のいなくなった子供や、捨てられた子供などをその里で女戦士として育てるのである。

 その目的は、最強の戦士になる事で、ひたすらに戦士として鍛え続ける。あらゆる格闘術、戦略、武器の使い方などを里で学ぶ。

 しかしステラには、人知を超えた力があり、里の中では勝てる者は存在しなかった。

そんな中、ステラは外の世界に憧れを抱くようになっていた。


「外の世界はどんななのかな?私よりも強い人もいるのかな…?もし、私より強い人がいれば、その人の力になってもいいな」


  そんな事を考え続けていた。母親に外に出たいと言っても、もちろん反対され、外の世界に行く事も禁じられていた。


 しかし、ステラは、その純粋さ故に里を飛び出してしまった。


 初めて見る外の世界には刺激が多かった。しかし、ステラよりも強い者は、ほぼ皆無だった。ステラは自分より強い存在を、常に探していた。


 そして遂に見つけた。それはドラゴンだった。普通のドラゴンには、ステラは軽く勝ってしまう。しかし、竜の王ならばどうだろう?と、考えたのだ。


 ステラは、とうとう竜の王であるサンドラを見つけた。

そして、戦いを挑み、ギリギリのところでサンドラが勝利した。それは、まさに死闘だった…


 最終的に竜の闘気である、「ドラゴンフォース」の前に敗れたのだ。


 しかし、その後サンドラは、しばらく休眠状態に入るという事だった。何故か、なし崩し的に、ステラもサンドラに着いて来てしまった。


 ステラは、神の力によって、歳をとらない。いつの間にか、一族からは、遠い存在になってしまっていた。

 父なる神によって女戦士(アマゾネス)を継ぐように命令されたが、今の状態で良ければ長を受け入れると伝えた。それが父親に受け入れられ、一族の里には、別の長代理が代々受け継がれている。


 サンドラもステラをどうするか考えた挙句、石像の門番ならば疲れなくていいのでは、と冗談で言ってみたところ、面白そうなので、ステラはあっさり受け入れたのだった。

 ほとんど人も来ないので、ずっと石像のままで眠っていても大丈夫な為、悠久の時を生き続けるステラには、あまり問題無かった。最近、グリムに変わってもらっているが、いつ戻ってもいいと思っている。


「という感じなの、カルちゃんわかった?」

「はい、何となくですが…ステラさんもお師匠様が大好きなんですね?」

「ふふふ、そうね、私の力を、お嬢に使って貰えるなら、私も嬉しいわ」


 カルはステラの話を聞いて、凄い人と一緒に修行させてもらっている事が嬉しかった。


「それじゃ、今日もやるわよ!今日の修行は、蹴りその2、よ!」

「はい、よろしくお願いします!」


 カルとステラの修行は過酷だった。カルは死にそうになりながら、必死に着いて行く。


 カルは、ステラも僕の師匠なんだと思うと、自分はなんて恵まれているんだ、と心の中で深く感謝した…

ステラのモデルは、某アメコミのヒロインです!

「縄」は使わせません。ファンの人ごめんなさい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 励みになりますので、評価の方をよろしくおねがいします!  なるべく続ける事ができるよう努力致します!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ