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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第3章 星の降る島
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19『イベント情報の収集結果』

連休更新終了

「まず、開始地点はイベントエリアから出た所になります、リスポーンは宿泊地点、ただし、テント等の拠点と認められた特定の場所のみ有効、テントの場合は撤去後も有効です、時計は正常、バグ及び誤作動ではありません、ゲーム内の時間がイベントエリア(ここ)だけ4倍になってるそうです、その為、ここから出る時にリアルで問題が出ない様に順応エリアに移動する事になります、イベントの説明を受けたあのエリアです、それと、LP(ライフ)が無くなったときや気絶した時もそこに移動します、時間が来るまでの間は自分が倒された映像をリピートし続けるそうです、管理者が言うには『何故死んだか、見て学べ』だそうです」


 欠陥武器の検証を一旦中断し、全員でユキムラ君の説明を聞くことになった。

 思っていたよりしっかりとした情報を聞き終えると、まず発言したのはビウムさん、


「最後の何!? 嫌がらせ!?」


 まぁ、そう言われたらそんな気がする。そんな事しそうな性格してそうだったし。

 あれだよ、面白ければいいじゃないって感じの人。


「それも気になるけど、まず確認すべきは時間よ、はっきり言って1週間1日6時間じゃ100万とか1000万とか無理って思ってたけど」

「7日間フルってことならいける気がしますね~」

「私はそれより順応って所ですね、大丈夫ですかね、ほら、後遺症とか」

「その為の順応だと思いますが」

「きっと大丈夫よ! 本当に危険なら実装そのこのがないでしょ! それより次どうするか決めましょう! ユキ! 他に情報は!」

「ありますよ、順応している間は暇だったので掲示板を見てましたから」


 人の失敗を見せるだけの場所じゃないってことか。まあ、どれくらいその場所にいるか分からないけど、暇潰し位は用意しているよな、そりゃ。


 ユキムラ君が掲示板で集めた情報で島の大まかな地理情報、魔物の生息地分布、危険地域等の情報がもたらされた。特に危険地域、レイドボス情報はありがたい。知っていればやられない様に警戒出来るからね。


 そして、俺達の今後に必要な情報もあった。それは、クエスト関連の情報だ。


「掲示板で今1番盛り上がってるのは島のほぼ中央にある村、そしてそこで受ける事の出来るクエストについてです」


 この島、NPCノルン居たんだ。遺跡があるみたいだからかつては住んでいたみたいな設定だと思っていたが、しっかり今も住んでいるんだね。


「村のクエストってどんなのがあるんだ?」

「流石にクエストの内容はなかったですね、どうも受ける回数が決まっているらしくて皆が皆受けれる訳じゃないみたいで」

「内容そのものをしらないって事ね、回数制限みたいなものかしら?」

「それもあるみたいですけど、一番はサブジョブのレベルみたいです」

「誰でも受けれる訳ではないんですね~、私達なら何が出来るのでしょうか~?」

「そんなの行ってみれば分かるわよ!」

「正確には、行ってみないと分からない、が正解ですね」

「細かい事はいいのよ! それでどうするの!? 行く!? 行かない!?」


 村のクエストも気になるけど、今は既に発生しているクエスト(こっち)を優先したいな。

 あっ、村人なら子亀の親いる所を知っているかも知れないし、情報収集も兼ねて行くのもありだな。


「俺は行く方に1票」

「僕も」

「私も~」

「私はもちろん行く方よ!」


 村に向かうのを希望したのは、俺、ユキムラ君、カンナさん、ビウムさんの4人。


「私は火山に行きたいですね、弾の材料を集めたいので」

「私は周辺の探索をしたいです、やはり近くから調べるのが得策だと思いますので」

「ネリネの周囲探索に賛成」


 エンクさん、ネリネさん、アヤメさんの3人とは意見が分かれた。

 多数決なら村行きが決定する場面ではあるが、折角パーティーを2つに分けたので片方が村、もう片方が入江周辺のマップを埋める事になった。そして俺達、男性と従魔組はマップ埋めを担当することになった。


「それじゃ! よろしく!」

「このイベントの間はユニオンとマップが共有出来るそうですからしっかりお願いします」

「それじゃあね~」

「頑張って下さい!」

「行ってくるわね」

「「いってらっしゃ~い」」


 俺達は入江から出ていく女性陣を見送り、彼女達が森に入ったのを確認してからこれからの事を相談することにした。まず、確認すべき事は、


「いつのまにかパーティーにいるこの子亀と蟹、どうする?」


 パーティーを再結成したら何故か子蟹と蟹がパーティーに入っていた。テイムした訳でも無いのに、だ。


「どうするも何も、連れていくしかないんじゃないですか? それにこれ多分クエストのせい、だと思いますし」

「まぁ、そうだろうけど、さっきまでパーティーに居なかったのにな」

「何か条件があるんじゃないんですか? 例えば……従魔2匹以上がパーティーにいる、とか?」

「男性2人以上、あるいはソロじゃダメ、なんかもあるかもな」


 結局の所俺達2人じゃ検証のしようがないから考えても仕方ないんだけどね。


「とりあえず、テントを1回張っておくか、もしもの時の為に」

「それじゃあ僕は、今の内にゲンジロウに食事をさせておきます」


 そういってユキムラ君はゲンジロウの元に走っていった。行くのはいいが、側にいる子亀と蟹にねだられるかもしれないけど大丈夫かな? ネイは指輪に戻っただけだからまだ必要は無いので安心だ。


 もしねだられてもユキムラ君ならなんとかするだろう。それより俺は使い捨てテントを使ってみたい、メニューからイベントの欄をタップ。そこからポイント交換を選択。


 出てきた一覧から使い捨てテントをタップ。


『500P消費して使い捨てテントを取得しますか?

 アイテムはインベントリに入ります

 yes∕no          』


 もちろんyesで。そしてインベントリをチェック。

 うん、ちゃんと入ってんな、早速取り出してみる。


 出てきたのは骨組みだけの三角錐、どうやって使うんだ? 【鑑定】っと、


【使い捨てテント】

『使い捨てのテント、使い所に設置すると周囲の物をシートにする

 24時間経過すると崩れて消える』


 ほう、使い捨てっていうからもっと安っぽい感じかと思ったけど、説明を読む限りだともっと上等な物だな。

 さっそく置いてみよう。


 さて、どこがいいかな? ……よし、入江の入り口の側にしよう。


 テントを置くと、周囲の砂がテントに集まっていき、骨組みの間を埋めていく。

 そして、砂のテントは完成した。


「おぉ! すげぇなこれ、見た目は繋ぎ目のないピラミッドだな、中身はどうなってるんだ?」


 中に入ってみるとそこは白い世界だった。小さな砂が散りばめられたシートにまばらに色の違う砂粒が混ざり、それが光で透けて幻想的に見える。


 これが使い捨てかぁ~、1日しかもたない以上仕方ないと言えばそこまでなんだけど、なんか勿体ないなぁ。


「ジンさーん! 亀と蟹って何を食べるか知ってますかー?」


 ユキムラ君の声が砂のテントの外から響く。案の定ねだられたか、まぁ、予想通りか。

 しかし、亀と蟹のエサか。あいつらなに食ってるんだっけ?


 俺はテントを出ながら、ポイント交換の一覧から食材各種の項目をタップした。

 さて、あいつらが気に入る物はあるかな?

来週からまた週間更新の予定です

それでは!


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