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Create・World・Online  作者: 迅風雷
第3章 星の降る島
90/193

12『上陸! 星の降る島』

【ポイント交換賞品一覧】

 10P-各種回復ポーション

 20P-各種状態異常回復ポーション

 50P-食材各種

 100P-料理各種

 500P-使い捨てテント

 1000P-初級生産セット各種

 2000P-採取セット各種

 ・

 ・


 ポーション、食材、料理にテントまで色々あるなぁ、でもなんでテント? それに食材まで、まさかジロウの予感が的中したのか? あっ最後に注意書きが、


 *ポイントはいつでも交換可能、ご利用は計画的に


 ……借金か何かなのか? これは。

 さて、この一覧は一応賞品の説明も出るようになってる、相変わらずの簡単説明だけど。いや、それは良いんだ。大事なのは俺にとって非常にありがたい賞品が見つかった、と言うことだ。それがこれ、

 300000Pホームモニュメント

 1000000P-ランドモニュメント


【ホームモニュメント】

『設置した建物を所有することが出来る』


【ランドモニュメント】

『設置した土地を所有地にすることが出来る』


 ホームは30万、ランドは100万ポイントと量は多いが、目指す価値はある。マイルーム、狭いんだよね。今は何とかなるけど、グレイスサイズの従魔を仲間にしてしまったら部屋が一杯になってしまう。

 しかし、これがあれば部屋の大きさを広げられるし、テイム出来る従魔の数を増やせる。

 よし! 目標は決まった。やってやるぞ!


「どうやら欲しい物があったようですね」

「ええ、やる気が出てきました」

「それはよかった、おっと、忘れていました。こちらの交換アイテムは島にランダムで配置された宝箱に入っていることもありますので、良ければそちらもお探しください」


 おぉー! つまりポイントを集めきれなくても運が良ければ手に入るってことか!? ポイントよりそっちの方が俺好み、島の中を探し回るぞ!


「さて、どうやらチェックの方も問題無さそうですので最後にサーバーを選んでください、あっ、どのサーバーでも島に変化はありませんのでお好きにどうぞ~、あっ、ちなみに1度選ぶと変更は出来ませんのでご注意を~」

「えっ? サーバーを選ぶの?」


「はい、この世界は国毎にサーバーを設けています、が、今回のイベントはそれとは別のサーバーで運営されます、つまり、普段会えない異人同士が出会う場でもあるのです、ただ、1つのサーバーだとパンクしかねないので、いくつかに分けて運営することになったのです」

「そうなんですか」


「そうなんですよ~、それで今回はログイン時間で分ける事になりまして、0時、6時、12時、18時の4つを更にAとBの2つに分けた8つのサーバーで運営されるのですが、どれにします?」


 ログイン時間でサーバー分け、ね。なら俺の選択する時間は1つだけだな、問題はどちらにするかだけど……よく考えたらどっちでも良いな、運が良ければイアン達と一緒に遊べるってだけだし、なら、


「18時のBでお願いします」

「りょうーかい! でーす! そのサーバーならこのまま島に転送を開始しま~す、御武運を、我が主の加護を受けし者よ!」


 その言葉を最後にデューの姿が消えた。彼の役割はここまで、と言うことか。そして俺の足元からは白い光と魔法陣、また転移するのか、そして今度はイベントエリア、いや、島に行くわけだ。さあ! 今度こそイベント開始だ。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 転移を終えると目の前には、既にここに到着した複数人のプレイヤーと白い砂浜が広がっていた。確か、島の下側に位置していたな、近くに白い建物がある筈だけど、森の木々で隠されていて見えないな。とりあえず海岸沿いに進んでみるかな、何処かに高台のような物があれば確認出来るかもしれないしな。


 それにしても、人が少ないな。あっ、人が少ないってのは俺と同じ【常人種】が少ないって意味だ。見える限りの人は耳が異様に長いエルフっぽい人や、動物が二足歩行して鎧を着た獣人といった人の割合が多い、久々にファンタジー感が一気に溢れだしたな。まぁ、海岸で子供みたいにはしゃぐ姿を見ると中身は変わらないのが分かって安心するな。


 と言っても、俺も本物の海岸で遊んだ事は無いんだけどね。ん?【気配察知】に反応が、方向は……海?

 そう思い振り返ると、海岸で水を掛け合っている女性エルフ達の後方が膨れ上がっていく、あれは、ヤバい!?


 俺は全力で森の中に逃げ込む、クソッ、砂の上って走りにくいな。

 それでも何とか隠れる事が出来そうな木の後ろに入れた、そして、海を見るとそこには、


「なんだ、あれは?」


 それは巨大な何か、海面から出ているのは首から上だけだと思う。が、俺が出会ったどの魔物より大きい。だってこの場所からでも見上げなきゃ頭の天辺見えないし、ハ虫類系の顔、蛇、いや、なんかゴツゴツしてるように見えるし竜、海にいるなら海竜か? 【識別】はやっぱり反応なし、効果があるか分からんが念のため防御をしておくか、


「ネイ、あのデカイ奴に向けてフィルム展開」

「ーー♪」


 一瞬視界が揺れすぐに元に戻る、これで展開完了だ。ネイのアーツは【擬態】中でも使用可能なのだ、発動そのものはネイの意思で行うが、効果は俺にも適用される。タンクと呼べるほどではないが防御手段が増えたのは良いことだ。


 フィルムが展開した直後、海竜の首からバチバチと言う音と光が弾ける。

 おいっ!? あんな巨大な水生生物がそれはダメだろ!?


「グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!」


 巨大な咆哮と同時に弾けた電撃が周囲に降りかかる、放電と言う奴だろうけど規模がデカイ。既に海ではしゃいでいた人達は消え、たった今上陸したメンバーもまた巻き込まれて光になった。なにこの無理ゲー感、今すぐ逃げたい、でも、すぐ横を電撃が通りすぎて動くに動けない。ふとHPバーの上に状態異常のマークがあるのに気付く、一体なんの効果だ、咆哮のせいか? それとも放電のせいか、厄介すぎるだろ!?


 あっフィルムに雷撃が当たって破られた、更にネイの【擬態】が解けてひし形に戻った。一撃でMP全部持ってかれた!? これでもレベルが上がってそれなりにあるのに、やっべ、俺死んだ? 

 そう思った直後に放電は止んだ。海竜は放電して満足したのか、それとも何か目的があったのか、海岸を一通り見渡すと海に帰っていった。


 反応はゆっくりではあるが確実に離れていった。……海で騒ぐのは止めよう。あんなの勝てねぇわ。そう思った矢先新たなプレイヤーが海岸に降り立った。


「うわぁ~、海よ! 海! 本物の海!」

「ビウム、正確にはVRだから本物じゃ無いわよ、落ち着きなさい」

「そんな細かい事はいいのよ! カンナ! 水着を出しなさい!」

「そんなの持ってきて無いですよ~、でも水着良いですね~、即席で作ってみましょうか~」

「私達はリゾートに遊びに来たんじゃ無いですよ、イベントに来たのです、海で遊ぶ時間なんて──」

「なに言ってるのよ!? どんなときでも楽しまなきゃゲームじゃないわ!」

「しかしですね」

「姉さん、落ち着いて下さい、ほら、海は綺麗ですよ、風もあって涼しいですし、そんなに頑なにならなくても」

「それは、そうですが」

「よーし! 水着は無くても水遊びくらいならいけるでしょ!? さあ、行くわよ!」

「いや、行かせねぇよ?」


 俺は【気力操作】も使って春夏秋冬(トラブルメーカー)+1の前に両手を広げて立ち塞がる。何故だ、何故こっちなんだ、どうせならイアン達の方が良かった。

 せっかく、立ち去ってくれたんだから呼び戻すような事止めてくれよ、頼むから。


「ジンさん、こんにちは」

「や、やあ、ユキムラ君、こんにちは、工房への伝言ありがとう、おかげで助かったよ」

「いえ、あれくらいどうって事無いですよ、それで──」

「ちょっと! なに普通に挨拶してんのよ! それより聞く事と答える事があるでしょ!!」

「いくらでも答えるから、とりあえずここから離れてもらえませんかね?」

「嫌よ! 私はここで今から遊ぶのよ!」

「それを少し遅らせてくれって言ってるんですよ、そう少し、少しで良いですからこっちの話を聞いて貰えませんかね? いや、ほんとに」

「嫌よ! ってアヤメ! 離して! 持ち上げないで!」

「ハイハイ、ビウムの言い分は分かったから、とりあえず森の中でいい? ここ、日差しが強くて暑くって」

「あっ、はい、問題ありません」

「そ、じゃあ、皆行くわよ~」


 良かった、とりあえずここから離す事には成功したぞ、アヤメさんを先頭に森の中へ移動する。

 奴の反応は、……まだ、ある。ってか動きが止まってる!? 動くなよ、そのまま動くんじゃないぞ。これ以上厄介な状態にしたくない。


「う~み~!!」

「我慢しなさい、そんなんだから体も小さいままなのよ」

「あ~!! 美香が言っちゃいけない事言った~! そんなんだから彼氏と長持ちしないのよ~! グエッ、ちょっ、首は止めて、あ、謝るから首は絞めないで」


 ……OK、分かった。男性関係はアヤメさんには禁句ね、覚えとこう。

ごめんね

こっちの面子の方がキャラが動いて個人的に好きだったので春夏秋冬が参戦です


それではまた次回

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