↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/40

第25話「太鼓とかき氷」

この度は第25話のアップロードが遅れてしまい、申し訳ないです!


いよいよ進たち4人は、魔釣のボスとの戦いへとなだれ込みます。

民間人の救助を救助班のヒーローに任せた李夢は、

時を同じくして、進、リコピンマン、浜川と落ち合った。


「……皆、これで一先ずこのエリア一帯の民間人は救出の目途がついた。


さて……僕たちは、アジトの奥に行こう。魔釣のリーダー達を潰しに行く。」


こうして李夢の指揮により、4人は魔釣のアジト内を探索する。

道中で歩兵の怪人を倒しつつ、目ぼしい部屋を虱潰しに探した。


そして暫くすると、4人は4階に派手な装飾のドアがあるのを発見する。

ドアの近くの看板には『特設コロシアム』と書かれている。


しかし奇妙な事に、ドアは最初から開かれていたのだ。

それを見た進が、ふとツッコミを入れる。


「……おかしいですね。普通の怪人組織のリーダーであれば、


敵に見つからないように何処かの部屋で身を潜める筈。


態々ドアを開けておくとは、リスク管理の上では愚策ですが……。


いや、もしかすると、お祭りが好きな怪人の事ですので、まさか──」


とある一つの結論に達した進に、李夢が話しかける。


「ああ……そうだろうね。派手で祭り好きのあいつらの事だ。


恐らく、自分の戦いをもエンタメと捉えていて、


今すぐ来てみろ、と挑発しているのだろうね。


だったら望み通り、出向いて全員スクラップにしてあげよっか。」


狂気を孕んだ笑みを浮かべる李夢に、周囲は少し引きつつも、

コロシアムの中へと足を踏み入れる。


4人がコロシアムの中に入り、試合場へと繋がる階段を下ると、

彼らにスポットライトが浴びせられる。


下のコロシアムの中は、4個の入場口が用意されている。

しかも、よく見ると上には立派な観客席が広がっている。


(市民の方を攫い、魔釣の方々はこんな趣味の悪い娯楽を……。


目覚めの悪い話ですね。決して許されない事です。)


進が秘かに怒っていると、突如としてコロシアムの中に大声が響き渡る。


「でやんでぇ、よく来なさったな!勇敢なチャレンジャーよ!」


4人が声のする方を見ると──そこには、

天井から吊るされた装置に乗った、手足の生えた和太鼓が立っていたのだ。


頭が叩く面となっており、側面に顔が付いている奇妙な風貌であった。


「俺っちの名前はバチバチ太鼓!元々は和太鼓ミュージシャンだったんだが、


馬鹿な奴に企画書を燃やされ、復讐として怪人に改造して貰ったんでぇ!


それは兎も角、お前ら……随分と俺っちのアジトで暴れてくれたものよ……。


だが、お前らの快進撃もここまでよ!出ませい、祭り好き共!!」


バチバチ太鼓ががなり立てながら頭をバチで叩くと、

四方の入り口から、大量のドローンやひょっとこ面の歩兵が現れた。


「このひょっとこは、俺っちと技術部門が共同開発した『踊ロイド』ってんだ!


見てくれは奇妙だが、酔拳には自信があるんでさぁ。さあ、やっちまいな!」


怪人の号令と共に、4人の下へとドローンと踊ロイドが迫り来る!


しかし李夢は、呆れた顔をしながら上に手を挙げて言う。


「……はぁ、あのね……僕の能力、事前にカメラとかで見ていなかったの?


こんな機械なんて、ただ僕の武器に変わるだけだよ……。」


李夢が手を挙げて念じると、何と50体近くのロボット軍団が、

動きを支配され、宙へと浮かび上がっていく!


そしてそれらは、一か所へと圧縮され鉄塊となり、

装置の上にいるバチバチ太鼓へと投げ付けられた。


バチバチ太鼓は焦りつつも、その一撃を寸前で飛び退いて躱した。


「でやんでぇ!想像はしていたがよ……何つぅ出鱈目な一撃でぇ。


こうなりゃちと早いが、『あいつ』の出番って訳だ……。」


バチバチ太鼓が飛び退きながら、頭を3連続で「ドドドンッ!」と叩く。


するとコロシアムの中に、突如として冷たい風が吹き荒れる。


進と李夢は一瞬驚きつつも直ぐに気を取り直したが、

浜川とリコピンマンは、思わず身を震わせる。


「くぅ……何という寒さでしょう!これはトマトスープが必要ですね……!」


李夢と進が冷風の吹く方向を見ると、

かき氷機の頭部を持つ怪人がコロシアムの入り口に立っていた。

今回のエピソードはいかがでしたでしょうか。

もしも「この小説が面白い!」「これからの展開が気になる」という方がいましたら、

ページ最下部から★での評価や、ブックマークをして頂けましたら有難く思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。