表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女ノアールの受難 〜私のMPはゴミクズ勇者のためにあるのではない〜  作者: 水上 空


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/26

南国の悪夢!沈む盾と打ち上がる水龍


灼熱のビーチにて

カロンの手配したコテージでくつろぐ一行。しかし、穏やかな波間に巨大な影が動く。


斥候兵:報告します!四天王の一角、水龍王リヴァイの精鋭部隊が、人間どもを全滅させるべく上陸を開始しました!


ノアール:ちょっと……せっかくのバカンスに水を差さないでよ。カイト!あんた、盾なんだからあの巨大な水龍たちをなんとかしなさい!


カイト:えっ、俺!?水着に浮き輪(爆発済み)しかないんだけど……。


カイトが波打ち際に立った瞬間、足元の砂が「流砂」のように崩れた。


カイト:わわっ、砂遊びの穴に……。


そのままカイトは、膝下わずか30センチの浅瀬で、逆さまに砂に突き刺さった。


カロン(天の声):はい、ピッ!42回目。死因、浅瀬での逆立ち窒息死。


ノアール:――バカンスの砂浜で、犬神家みたいな格好で固まってるんじゃないわよ! あんたの魂を、この海より深く沈めてあげましょうか!? ……いい加減にしろよこの砂遊びバカイトォォォ・レザレクション!!!


ドゴォォォォン!!(蘇生衝撃波が海水を巨大な壁に変える)


海中でカイトが蘇生した瞬間、その爆圧で周囲の海水が津波となって逆流。上陸しようとしていた水龍部隊が、一気に陸地へ打ち上げられた。


水龍兵:グハッ!?な、なんだこの衝撃は……!海が、海が怒っているのか!?


アイリス:おお!カイト殿、死ぬことで潮の満ち引きを操るとは。まさにポセイドンの再来!よし、私も手伝おう!(カイトの足を掴んで、さらに沖へ放り投げる)


ルナ:……あ、カイト様がまた深海へ。……重力付加:グラビティ・プレス!!


ルナが良かれと思ってカイトを沈めたため、カイトは深海魚も驚くスピードで海底へ激突。


三途の川


カロン:おかえりなさい、43回目。海底火山の蒸気に巻かれましたね。ピッ!


ノアール:――深海で魚と追いかけっこしてる暇なんてないのよ! あんたの浮力は、私の怒りで補いなさい!! ……いい加減にしろよこの海藻野郎バカイトォォォ・ディープ・レザレクション!!!


ドカァァァァン!!


海底で蘇生が繰り返されるたび、海面には巨大な水柱が立ち上がり、水龍王リヴァイの艦隊は次々と空中へ吹き飛ばされていく。


リヴァイ:……な、何が起きているのだ。あの男が沈むたびに、我が艦隊が全滅していく……。あれは人間ではない、動く海底火山だ!!


結局、水龍部隊は戦わずして「陸に打ち上げられた干物」状態になり、全滅した。


カイト:ガバッ!ただいま……。なんか、口の中にワカメがいっぱい……。


ノアール:お疲れ様。おかげで今日の夕飯は豪華な海鮮丼(拾い物)よ。カロン、あと何回死んだらMP全回復のドリンクくれるの?


カロン(空中から):50回記念までお待ちください。ちなみに、今の蘇生でスタンプ45個目です。


ルナ:……あと5回ですね、カイト様。


アイリス:よし、夕食の前にあと5回ほど素振り(死の特訓)をするか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ