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第6話 異世界という世界
ソフィーが土曜日に配信を続ける。
その解決策は、二人とも思い浮かばなかった。
部屋には沈黙が流れる。
理美は沈黙が苦手だった。
配信でもそうだ。
話が途切れると、自然と次の話題を探してしまう。
「そういえば。
JINさんの世界って、どんな世界なんですか?」
「私の世界ですか。
地球で言えば、中世ヨーロッパのような雰囲気の世界ですね。
文明は地球ほど発達していません。
ですが、大きな争いも少なく、みんなのんびり幸せに暮らしています。」
「すごい。
素晴らしいですね。
なんか、JINさんらしい世界ですね。
さすがだな。」
理美は、どんな時でも「さしすせそ」で褒める会話術を忘れない。
もっとも、本人は無意識なのだが。
「実は私、異世界転生とか異世界転移とか、ああいうジャンル結構好きなんですよ。」
理美は、相手へ自然と共感を示すことも忘れない。
もっとも、こちらも本人は無意識なのだが。
そのおかげもあってか、二人はしばらく異世界の話で大いに盛り上がった。
JINは、とても嬉しそうな表情で理美に話しかけた。
「でしたら、一度行ってみませんか。」
その言葉を聞いた瞬間、理美は真顔で、
「絶対嫌ですよ。
それとこれとは別の話ですよね。」




