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第10話 条件その3 健康第一

異世界で暮らすとなれば、もう一つ気になることがあった。


健康である。


理美は健康オタクである。


毎年、一泊二日の人間ドックを受けている。


タバコも、お酒も飲まない。


日頃から栄養や健康管理には気を遣っている。


おかげで、五十三歳になる今まで、大きな病気をすることなく暮らしてきた。


だからこそ思う。


異世界でも、その生活は続けたい。


病原菌や寄生虫、ウイルスが一切体に入らないのなら、これから先も病気を心配することなく暮らせる。


食べ物による食中毒を気にする必要もない。


「JINさん。」


「はい。」


「三つ目の条件なんですが。


異世界の病原菌や寄生虫、ウイルスなど、健康を害するものは、一切体に入らないようにしてください。


あと、食べ物や飲み物が原因で、お腹を壊したり、食中毒になったりすることも、絶対にないようにしてください。」


何度も言うが、JINは異世界の神様でありながら、自他ともに認める熱狂的なソフィーファンである。


推しを自分の世界へ招くのである。


病原菌や寄生虫、食中毒などで苦しませるつもりなど、最初から毛頭なかった。


「当然です。」

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