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第9話 条件その2 語学はもう十分
異世界で暮らすとなれば、一番最初に困ることは何だろう。
理美は、まず言葉だと思った。
理美は語学文学科出身である。
語学を学ぶことは好きだった。
学生時代は、英語と中国語をかなり勉強した。
一番吸収力のある学生時代に努力したからこそ、自分なりの限界も知っている。
だから、語学については、もう今さら努力しようとは思わなかった。
「JINさん。」
「はい。」
「二つ目の条件なんですが。
言葉は全部、自動で翻訳されるようにしてください。
私が日本語で話せば、相手には自然に現地の言葉として聞こえて、相手が話す言葉は、私には自然な日本語として聞こえるようにしてください。
あと、文字も自然に読み書きできるようにしてください。」
JINは少し微笑んだ。
異世界の神様にとっては、その程度のことは、本当に造作もないことなのだろう。
「お安い御用です。」




