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(仮題)過去の自分に声をかけられるとしたら…。  作者: たくみNN


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第十二話

お葬式当日




私は、朝六時に起きた。


朝食を食べ、喪服に着替え、支度をした。



れいなちゃんとは、お葬式会場の近くの駅で待ち合わせている。



駅に着いた。


どうやら、れいなちゃんの方が先についていたようだ。


「桜!来られたみたいだね。大丈夫?」


「れいなちゃん・・・。なんとか、ね・・・。」


「じゃあ、行きましょうか。」


私たちは、お葬式会場に向けて出発した。




会場に到着して、受付を済ませる。


佳君のお母さんが、挨拶にいらっしゃった。


「桜ちゃん・・・。うちの佳がいつもお世話になってたわね。」


佳君のお母さんは涙を流しながら、話をしてくれた。


「いえいえ・・・。佳君のお母さんの方こそ、いつも私たちとの交流を許していただいてありがとうございました・・・。」


と、私も涙を流しながら答えた。


れいなちゃんも、泣いていた。


「佳は、てっきり桜ちゃんと、くっつくものだと思っていたけれど・・・。

佳が、『結婚したい相手ができた!』って言ってきたものだから・・・。

やっぱり、あの女との交際を許すべきじゃなかったわ・・・。」


佳君のお母さんは震えながら泣き崩れた。



私と、れいなちゃんは、佳君のお母さんを立ち上がらせて、

椅子の方へ連れていき座ってもらった。



佳君のお母さんが落ち着くまで、私たちはしばらく待つことにした。

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