IFは数多の星々
??「セシル〜早く起きないと遅刻するよ?」
誰かがセシルに声を掛け
セシルは目を覚ます
セシル(あぁ、朝か。)
そう言い自分を起こした者の顔を見上げる
セシル「…だれ?」
そう言うとそれは話し出す
レイ「なに言ってるのセシル?」
そこにはセシルが見慣れたレイの姿があった
それにセシルは少しばかり驚いていた
セシル「え?さっき男がここに。」
そう言っても男なんてどこにもいなかった
レイ「男?セシルの事?
でも、そろっと行かないと遅れちゃうよ!」
そう言われすぐに着替えるセシル
セシル「確かに!今日はレイの闘いだったわ。」
着替え終わったセシルはレイと一緒に走り
討議場へ向かう
―闘技場―
審判「レイ・アスファルト対
ロイス・エルカディア
の闘いがあと、30分で始まります!」
審判がそう言うと皆朝食を買いに行く
セシルも例外ではなかった
セシル(飯、何にしようか?パンでもいいな。)
そう考えながら歩いていると1人の少女と
衝突する
??「すみません。お怪我はありませんか?」
そう言われセシルは反射的に言う
セシル「あ、はい。そちらも…貴方は?」
そう言うと少女は答える
アリナ「私はアリナ・カイラスです。
其方は…セシル・ローレッド様ですね?」
その名前に一瞬セシルは目を輝かせたが
すぐさま元の顔に戻った
セシル(アリナこの人知ってるけど初めて見た。
しかも、神器も持っているのか?
後このオーラ…剣聖持ちか。
…いや!剣聖って10億人に1人だぞ!)
そう考えてる時アリナは
アリナ(…え?見抜かれた?
剣聖とか神器持ってるの。
この人…強くない?
レストさんも倒してたし…
うぅ…)
そう考えていると審判の声が響き渡る
審判「試合開始まで残り10分です!
お早めに戻られた方が良いですよ!」
その言葉にセシルもアリナも動き出す
セシル「朝食…買いました?」
その問いにアリナは少し焦っている口調で
答える
アリナ「…まだです。
仕方ありません。戻りましょう。」
その言葉にセシルは大人しく従う
セシル(レイって強さどんなんだろ?)
―レイの待機場―
レイ(勝てるかな?負けたら…どうなるんだろ?
逃げたいな。)
―ロイスの待機場―
ロイス(あの嬢ちゃんには悪いが…
俺の為にも勝たなきゃならねぇな。)
審判「それではお時間になられましたので!
試合、開始です!」
試合開始の合図と共に観客は大声を出し
ロイスを応援していた
レイ「お手柔らかにお願いします。」
そう言うとロイスは
ロイス「それは難題だな嬢ちゃん。
ここで終わらせてもらうぜ?」
ロイスがそう言うとレイの足元の砂が
無数の槍へと変化しレイ目掛けて飛んでいった
レイ(え?何これ?あ、足場!…ない!
精度は落ちるけど手でやるしか!)
そう考えたレイは手を振り上げゲートを召喚し
無数の槍を防ぎきった
レイ「はぁ…はぁ。強いですねロイスさん。」
そう言い擦り傷はあるものの耐え切ってみせたレイを見てロイスはこう言う
ロイス「あれを耐え切るか嬢ちゃん。
なら、これはどうだ?」
ロイスはレイの頭上にある空気を石へ変化させ
レイの頭を砕こうとしていた
レイ(これなら…いけるね。)
レイは足でコンコンと地面を叩くとゲートから
素早く武器が取り出され
石目掛けて剣ではなくスレッジハンマーを射出し
岩を砕いてみせた
レイ「…防ぎましたよ。次は、私の番ですね。」
そう言うとレイはまたコンコンと地面を叩き
数は少ないがゲートから武器を装填しロイスに
武器を射出した
ロイス(数は少ないな。
なら、強度の高いシリウスで!)
そう考えたロイスは自身の周りの空気をシリウスに変えて攻撃を防ごうとした
ロイス(これで…大丈夫だな。……は?)
レイはそれを予想していたかの様にシリウスの弱点であるベガで出来た武器でシリウスを破壊した
ロイス(殺意高いなあの嬢ちゃん!)
そう言いながら全弾避け切るロイス
レイ「あれ…避けるんですか…」
そう言った後ロイスは真剣な顔で語る
ロイス「俺はあんたを今から本気で殺す。
お前の周りの空気全てを
一酸化炭素に変える。」
そう言うと観客もレイも驚きを隠せなかった
観客A「マジか…」
1人はそう言い
観客B「死ぬぞあいつ。ヤッベー。」
そんな言葉が飛び交う中セシルは
セシル「…勝てるな。あれ。」
そう確信していた
そしてレイはロイスに言う
レイ「それなら私も、神器を使いますよ。」
そう言うとレイの周りの空気が乱れ始める
ロイス「こいや!!!」
ロイスの言葉を聞いた瞬間レイは言った
レイ「神器解放!
イフ・リレクト!
(星は1つの可能性)」
そうレイが発するとあたり一帯が真っ白な空間に
なった
レイ「此処は、空気なんてないから
殺す事はできないね。」
ロイスもその事を察していたのか
レイが何をするのかを観察する
レイ「此処は…えっと神器の1つの空間かな?
私の神器は可能性を引き出せて
例えばだけど、昨日できなかった事を
出来ていた自分を見れたりね。
そう言うのを仮面として力を
借りるの。
勿論貸し出しもできるよ。
相手につけたら強くも弱くもできるんだ。
でも、今回は私だけ。」
そう言うと1つの仮面を取り出すレイ
取り出すと元の空間に戻る
ロイス「何を取ったんだ?」
そうロイスが聞くとレイは快く答える
レイ「これは、「作製系統を極めた私。」
多分6000本は一気に出せると思う。」
その言葉にロイスは
ロイス「なら、第二回戦だな!」
そうロイスが言うとレイが先に動く
アリーナ内を覆う程のゲートが置かれ
既に武器の装填は完了していた
ロイス「そうか。ならこれはどうだ!」
そう言うとまたロイスは周りを別の物質で防御する
今度の物質はレグルス
レグルスはシリウスよりも硬いが弱い攻撃には
打たれ弱い性質を持つ鉱石である
レイ「発射。」
そう言うとアリーナを囲む武器がロイス目掛けて
飛んで行く
その光景は砂埃が一瞬にして巻き起こり
観客に見えない程の物だった
ロイス(まだ…今は耐える時だ!
今日負けたら俺は死ぬかもしれん!
戦いで敗れる者は弱者
学校には不必要。
そしたら、俺は…家から追放!)
そう考え必死に耐えるロイスとは裏腹に
レイは攻撃をし続ける
レイ(壊れないな。どうしよ?
魔力も残さないとだから
これで終わりかな。)
そう考えたレイは攻撃の手を止める
その事により砂埃は段々と収まって行き
観客達にも2人の姿を確認する
観客D「ロイス様が耐え抜いたぞ!」
そんな言葉が続いていたが途端にロイスが
倒れ込む
ロイス「お前は、予想していたのか。」
ロイスの腹部にはゲートに装填されていた武器が
あり
その武器がロイスの腎臓を傷つけていた
審判「レイ・アスファルト対
ロイス・エルカディアの勝敗は
レイ・アスファルトの勝利!
救護班!ロイスに光魔法で治療しろ!」
この勝負はロイスの臓器の回復をする為に
早急に決着を告げ
ロイスは治療を受けに保健室へ向かわされた
―寮―
セシル「レイ、お疲れ様。
次の試合なんだろね。」
そう言うとレイは
レイ「そ、そうだね。多分私とセシルだけど。
ロイスさん大丈夫かな。
やっちゃったな…」
そう心配するレイを横目にセシルは
セシル「多分大丈夫だよ。
7位はこんなんで死んだりしないよ。」
そう言いレイを励ますセシル
レイ「もう、寝よっか?」
その言葉に首を縦に振り電気を消し
寝ようとしているとシルビアが突然話しかけてくる
シルビア(もし、彼女と闘うんでしたら
勝とうとしないでください。
精神に異常が見られたら
すぐに慰めてください。
いいですね?)
そうシルビアが言ってくるがセシルは
セシル「わかった。でも、勝ちに行くよ。
最強になる為に。」
そう言ってセシルは眠りにつく




