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最強になりたい厨二病は異世界で代償を背負う  作者: 無度


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12/14

見知った知らない場所

隆矢「東山さんじゃん!久しぶり〜」


やけに馴れ馴れしい口調で瀬菜に千菜と隆矢が

近づくと瀬菜は少し怯えた様に振り向く


瀬菜「あ…ひ、久しぶり。川西…」


その声は震えており

隆矢に目線を向けず千菜に目線を向けていた


千菜「東山さん。ここってどこなの?

   なんか突然来たんだけど…

   現実っぽいよねここ。」


そう瀬菜に聞くと蚊が泣いた様な声で


瀬菜「そうだね。」


と返事をしていた

そうしたら突然瀬菜が話を持ち出してきた


瀬菜「なんで…ここにいるの?

   あと川西は大丈夫?」


隆矢が返事をしようとした時

隼人が隆矢に勢いよく殴りかかってきた


隆矢「誰お前!?」


隼人の拳は魔力強化もなく速度は遅くかわされたが

何発も隆矢にあてようとしていたら瀬菜が


瀬菜「やめて!!」


と少し怒った様で大きい声を出して隼人を止めた


隼人「こいつ…あれ?川西?」


そう言うと隆矢は不思議そうに質問する


隆矢「え?なんで知っとん?

   なぁちいさんや。知り合いかなんか?」


そう聞くと千菜は


千菜「全然知らないけど…誰なんだろ?」


そう2人で話していると

隼人が焦った様に話してきた


隼人「いやだって…お前新研究がどーたらで

   どっかいってたじゃん!」


そう言うとまたもや不思議そうな顔をする

そうすると千菜が


千菜「私達部活終わって帰ろうとしたら

   ここになんか来ただけだけど…」


その言葉に隼人は混乱していたら

さっきまで無口だった瀬菜が口を挟む


瀬菜「ちょ、ちょっと待って!

   説明…するから!

   さっきセシルが会ってたのは

   精神世界で作られた偶像の川西達だよ。

   だからこの2人は現実にいる

   本物の川西と平松さんだよ。」


それを聞くと納得した様で

勢いよく首を縦に振り隆矢に


隼人「てか殴りかかってすまん!

   てっきりいじめてた奴だと…

   ごめん!!!」


と謝罪をするが隆矢は


隆矢「え?そう思われてたの?辛辣〜

   てか俺いじめてねぇし

   逆に助けた方……あ、マズった奴?これ?」


と言うと千菜も少し怒った様に


千菜「ちょ、あんたバカァ!?

   言っちゃいけないの言ったよ今!?

   ほら、東山さんやばいって!?」


そう言い隼人も瀬菜の方を見ると

呼吸が浅くなり胸を抑えていた


隆矢「マッジでごめん東山さん!!

   つい勢いで!この通りだ!」


隆矢は瀬菜の前で日本の伝統文化である土下座を

していた

その姿が滑稽だったのか瀬菜の呼吸も少しずつ

戻ってきていた


瀬菜「ご、ごめんね?話してない私が駄目だった。

   だから、ちゃんと話すね。」


そう言うと隼人は心配した声で


隼人「無理せずにな?」


と言った後に瀬菜は小さく頷き話し始める


瀬菜「私はいじめられてたの

   セシルは知ってるよね?」


そう聞くと隼人は


隼人「うん。知ってるよ。」


そう言うと瀬菜は話を続けた


瀬菜「実はその後にね。1人助けてくれたんだ。

   いつも殴られて蹴られて

   身代わりが欲しかった。

   ずっとそんな事を考えてたら

   川西が突然私をいじめてた女子に

   キレて顔を1発殴ったんだよ。」


それを聞いた千菜は隆矢の方を向き

親指を立ててグッドポーズをしていた


瀬菜「それから私はターゲットから外れたけど

   隆矢が逆にターゲットにされて

   それでいつも増えてる痣を

   見れなくて、怖くて…逃げ出したくて…

   願って、願って、願って

   ようやく来れた異世界で

   東山瀬菜を終わらせたくて

   レイ・アスフォルトとして

   人格も変えて生きようとしたの。」


その話を聞いた隆矢は腕を見てから話し出した


隆矢「てか痣とかはあいつらの所為だぜ?

   でもまぁ、俺のエゴで助けた所為で

   東山さんに嫌な思いさせた。

   でも、政治も言ってたやろ?

  「あいつはバケモンみたいだ」

   つてね。

   別に俺は後悔はしてないんだぜ?

   バカが人を助けれたんだから。

   無能が役に立てたんだから。

   それとさ別に逃げても良いんだと思うけど?

   てか逃げんとやってられんっしょ?

   今のご時世ね。

   それに結果が悪かっただけで

   ほんとは逃げて良かったでしょ?」


そう言うと続いて千菜も言葉を発する


千菜「そうそう。

   別になんでも良いと思うよ?

   だって東山さんを恨んでないんだし

   隆矢だって私だって

   恨んですらいないよ?

   逆に心配してるもん。

   だから安心して?」


そう励ますと

隼人は黙りこくっていた


隼人(あぁ、俺って

   何も知らないから知らんうちに

   レイを傷つけてたのか。

   この2人には勝てねぇや。)


瀬菜は震える声で2人に


瀬菜「でも、願った所為で川西が犠牲になった!

   人が犠牲になるなんて良くないよ!

   願っちゃ駄目だったんだ…わかってた。

   それに見ないといけなかった。

   私の所為で苦しんでる人を

   ちゃんと見て…知らないと駄目だった…」


そう言うと隆矢が怒った口調で


隆矢「人は犠牲なしじゃ生きれんぞ?

   家族も友人も何もかもじゃ。

   それに願うのも自由なんだよ。

   てかお前が願ったから

   こうなったんちゃうわ。

   たまたまそうなっただけやろ。

   あと、見たくなかったら見んな。

   見たくないのに見られてると

   逆にこっちが嫌になるんじゃ。

   じゃけぇ、東山さんのはこのままでいい…

   俺はそう思ってるさ。」


そう言うと千菜の発言権はないかの様に

瀬菜が発言する


瀬菜「川西はいいよね。

   そんな考えできて…家族も友達もいるのに

   よくそんな事言えたね?

   私にはそんなのなかったのに…

   家族しかなかったのに!!

   知った様な事言わないでよ!!

   私のままでいい?ふざけないで!

   人の気も知らないで…口出さないでよ。」


瀬菜の言葉に千菜が言おうとしたら

隆矢が千菜の前に手を出し

言わせない様にした


隆矢「家族は…いるんだな。

   確かに知らん。そっちの事なんざ。

   じゃあさどうしたいん?

   あーだこーだ言っとるけど

   見たくないの?見たいの?

   逃げたいの?逃げたくないの?

   家族も友達もいる俺にはわからないね。」


隆矢の内心では心臓が槍で刺されたかの様に

痛く、辛く感じていた

ただあの言葉には瀬菜の発言で

また更に自爆する事を防いでいた

瀬菜は震えたか弱い声で


瀬菜「わからないよ。」


と言う

すぐに隆矢が


隆矢「逃げろよ。見るなよ。

   それでええだろ?もうこれで終わろーぜ?

   東山さんもしんどそうだし。」


そう言った後隆矢は隼人に


隆矢「ここって夢的な場所?」


と聞くと隼人は


隼人「まぁ多分そうかな?

   逃げた瀬菜が近かったし多分そう。」


と言うと隆矢は何もない所を握り締める

そうすると世界にヒビが入り

精神世界が砕けていった


隆矢「じゃあ終わらせよう。

   それでいいだろ?千菜よ。」


そう聞くと千菜は


千菜「そうだね。

   終わらせないと…

   何さらっとやってんの!?」


とツッコミを入れるが隆矢は少し微笑みながら

精神世界を破壊した


         ―異世界―

デヴィ「ようやく解呪できたか…

    誰だ?お前ら?」


デヴィがそう聞くと2人の男女は答える


隆矢・千菜「まずここどこですか?」


辺りは明るく学校の様な雰囲気を纏っていた場所

だった


千菜「東山さんだね。この人。」


そう言うと納得する様に隆矢も


隆矢「そうじゃね。

   マジでここ何処か知らんけどね。」


そう言うと千菜も


千菜「そうだね。

   ほんとどこだろね?」


と言った後デヴィが


デヴィ「迷子か?それとも受付か?

    今なら入れさせてやるよ。」


と言い入学手続きの紙を2人に渡す

その時瀬菜が目を覚ます


瀬菜「なん…で?2人が…?」


突然の出来事に瀬菜の精神のキャパを超え

第ニ固有能力であるカースレインが発動される


隆矢「何?めっちゃ揺れてる。」


発動されてからすぐに

世界は綻び始めており目覚めたばかりのセシルも

瀬菜のいる場所へと走り出していた

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