第51話 温泉街の裏カジノで勝負 〜ステータスALL1の男が神々の財産を巻き上げる〜
第51話 温泉街の裏カジノで勝負 〜ステータスALL1の男が神々の財産を巻き上げる〜
バリィィィィンッッ!!
神域である『カミガミ・リゾート』の上空に、ガラスが砕け散るような轟音が響き渡った。
見上げれば、絶対不可侵であるはずの次元の壁に、巨大な亀裂がクモの巣のように走っている。
そして、その亀裂を内側から物理的に「こじ開け」て、おぞましい数の影が雪崩れ込んできた。
『ジン・パパァァァ! 今お助けしますぞォォォ!』
『パパの危機と聞いて駆けつけました! 敵はどこですかァァァ!』
空を埋め尽くすのは、人間界の帝国軍、魔界の魔王軍、天界の聖歌隊。
俺が「適当にハンコを押した」せいで、俺の『扶養家族』となってしまった十五万のバケモノたちだ。
「うわああああっ! 本当に来やがったァァァ!」
俺、霧雨神は、絶景の露天風呂の縁で頭を抱えて絶叫した。
ただの用務員に、十五万人もの熱狂的な『子どもたち』の愛など受け止めきれるはずがない。物理的に圧死する。
「……マスター。なんという素晴らしい家族愛でしょう」
メリルが感極まったように、空から降ってくるバケモノの群れを見上げて祈りを捧げている。
「彼らは次元の壁すらも噛み砕き、マスターの御許へと馳せ参じたのです。……さあ、彼らを率いて、この堕落した神界を火の海に沈めましょう!」
「沈めねぇよ! 俺はただ温泉でゆっくりしたかっただけだ! 逃げるぞお前ら!」
俺は、湯船の中で全裸のまま「ワシの神界がァァァ」と泡を吹いている全次元の創造主(クソ爺)を完全に放置し、脱兎のごとく駆け出した。
「……ジン、待って。……あそこから、強烈な金と欲望の匂いがする」
ルナが、温泉街の裏通りにある、一見ただの古びた蔵を指差した。
その蔵には、隠し扉のような重厚な鉄の扉が設置されている。
「お兄さん、あそこ、ポップコーンみたいな匂いがする。……キャラメル味」
アリスもヨダレを垂らしながら、蔵の方へとフラフラと歩き出す。
「よし! あそこに隠れよう! あいつらに見つかったら、一生『パパ、ご飯!』って言われ続ける地獄の生活が待ってるんだ!」
俺は背中から『超極太ビッグバン後光』を噴き出させたまま(隠密行動には全く向いていないが)、蔵の鉄扉を思い切り押し開けた。
ギィィィィン……!
扉の向こうに広がっていたのは、ただの物置などではなかった。
紫色の怪しげな照明に照らされた、広大な地下空間。
そこには、ルーレットやカードテーブルがズラリと並び、バニーガールの格好をした女神たちが酒を運んでいる。
『カミガミ・リゾート』の裏の顔――神々が己の権能や国宝を賭けて遊ぶ、非合法の『高次元裏カジノ』だったのだ。
「うおっ……。なんだここ、完全にラス〇ガスじゃん」
俺が呆然と立ち尽くしていると、カジノ内で遊んでいた神々(ゼウスっぽいおっさんや、アヌビスっぽい犬頭の神など)が、一斉にこちらを振り向いた。
『な、なんだあの凄まじい神威は……!?』
『見ろ! あのダサい浴衣の背中……! 先ほど、温泉街の表通りで隕石を打ち返したという、伝説の【至高神】だぞ!?』
カジノ内の空気が、一瞬にして絶対零度まで凍りついた。
外では次元の壁が割れ、十五万の軍勢が「パパァァァ!」と叫びながら神界を蹂躙している最中である。
その元凶が、血走った目でこの裏カジノに乗り込んできたのだ。
「(……あ、ヤバい。なんかめっちゃ見られてる。不法侵入で怒られるか?)」
俺が冷や汗を流しながら後ずさろうとした、その時だった。
『ヒィィィッ! し、至高神様が、ついにこの違法賭博場(裏カジノ)にまで特別監査(ガサ入れ)に来られたぞォォォ!』
神々の一人が悲鳴を上げ、持っていたチップ(星の権利書)を放り投げて土下座した。
それを皮切りに、カジノにいた数百の神々が、次々と床に額を擦り付け始める。
『(間違いない……! 外の軍勢は、このカジノを包囲するための制圧部隊! 我々は完全に逃げ場を失ったのだ!)』
『(なんという徹底した粛清……! 至高神様は、我々の堕落した娯楽のすべてを破壊し尽くすおつもりだ!)』
違う。
俺はただ、外のヤバい連中(家族)から逃げて、静かに隠れたかっただけだ。
だが、俺の『ただの逃避行』は、またしても神々にとっての『絶望的な審判の刻』として極大解釈されようとしていた。
◇
「あ、あのー……。皆さん、どうか頭を上げてください。俺、怪しい者じゃないんで」
俺は冷や汗を流しながら、土下座している数百柱の神々に向かって必死に弁解した。
「外がちょっと騒がしかったから、静かに『休ませて』もらおうと思って……。その、ちょっと『遊ばせて』もらえれば、すぐに出て行きますから」
俺は愛想笑いを浮かべ、両手を揉み手のように擦り合わせた。
雨宿りならぬ、パニック宿りだ。隅っこのスロットマシンでも回して、外の十五万匹のペットたちが諦めて帰るのを待つつもりだった。
だが、その極めて小市民的な「休ませて」「遊ばせて」という言葉が、神々の脳内では『終末の宣告』へと変換されてしまう。
『(……「休ませて」だと……!? 我々を、永遠の眠り(死)につかせるという意味か!)』
『(そして「遊ばせて」……。ただ粛清するのではなく、我々の命と権能をチップに見立てて、ギャンブルの盤上で嬲り殺しにする気だ!)』
神々は顔面を土気色にし、ガタガタと震えながら後ずさった。
このダサい浴衣姿の至高神は、自分たちの命を弄ぶ『悪魔のディーラー』なのだと確信してしまったのだ。
「……マスター。見事な『遊戯の提案』です」
俺の背後で、メリルが愛剣の柄に手をかけ、冷酷な微笑みを浮かべて解説を始めた。
「貴方たちのような堕落した神々に、武力で制裁を下すことすら手間だと仰るのですね。……マスターの盤上で、己の運と命を賭けて足掻きなさい!」
「違うよ! ちょっとメダルゲームでもして時間潰したいだけだよ!」
俺の悲痛なツッコミは、またしてもメリルの狂信フィルターに阻まれ、カジノのBGM(不穏なジャズ)に掻き消されてしまった。
『……ふ、ふざけるな! いくら至高神とはいえ、我らの権能を舐めるなよ!』
その時、神々の群れをかき分けて、一人の派手なスーツを着た男が進み出てきた。
頭にはシルクハット、手には金ピカのステッキ。どう見ても『運命の女神』ならぬ『ギャンブルの神』といった風貌だ。
『我はこの裏カジノのオーナー、運命と確率を司る神・タイキ! 貴様の挑発、受けて立とうではないか!』
タイキはステッキを床に突き立て、血走った目で俺を睨みつけた。
『ギャンブルの神である我の盤上で、貴様がどれほどの奇跡を起こせるか……。我が全財産と、このカジノの所有権を賭けて勝負だ!』
「えっ? 全財産? いや、俺そんな大金持ってないし……」
俺がビビって後ずさると、横からルナがシュバッと進み出てきた。
「……ジン。心配ない。……軍資金なら、さっきクソ爺(創造主)からふんだくった『神界の宝物庫の鍵』がある」
ルナは懐から、星雲が渦巻く巨大な鍵を取り出し、カジノのテーブルにドンッと叩きつけた。
「……これで、神界の全財産をベッド(賭け)する。……ジン、負けたら私たち、宇宙の借金取りに追われるからね」
「お前が勝手に賭けたんだろうがァァァッ!!」
俺は絶叫した。
ただの暇つぶしのメダルゲームが、なぜか『神界の全財産』を賭けた、負ければ宇宙レベルの借金を背負うデスゲームに発展してしまったのだ。
「……お兄さん、この金色のメダル、チョコの匂いがする。……食べていい?」
アリスが、テーブルに積まれたカジノのチップ(星の権利書を圧縮した純金メダル)を、コインチョコと勘違いして口に運ぼうとしている。
「食うな! それめちゃくちゃ価値のあるやつだから! 腹壊すぞ!」
俺がアリスからチップを取り上げようとワタワタしていると、カジノオーナーのタイキが不敵な笑みを浮かべた。
『クックック……。手下たちも良い度胸だ。神界の全財産を賭けるとはな……! よかろう! 勝負は一発勝負、もっとも単純にして運の要素が絡む【ダイス・ロール(チンチ〇ロリン)】だ!』
タイキが指を鳴けると、バニーガールの女神が、巨大な壺と、三つの神々しいサイコロをテーブルに運んできた。
『ルールは簡単。三つのサイコロを振り、出た目の合計が高い方が勝ちだ! ただし、我がサイコロは「運命」そのもの。……至高神よ、貴様の運など、我が権能で「1・1・1」に固定してくれるわ!』
「(えっ、それ完全にイカサマじゃん! 神様がそんなことしていいの!?)」
俺は冷や汗を流した。
俺のステータスは【ALL1】。そして運は【-53万(マイナス53万)】という、歩く疫病神レベルの最弱仕様だ。
ギャンブルなんて、絶対に勝てるわけがない。
「や、やめよう! 俺、やっぱり帰る! 外のペットたちにご飯あげなきゃいけないし!」
俺が逃げ腰で立ち上がろうとした、その瞬間だった。
「……マスター。ご武運を」
ドンッ!
メリルが俺の背中を力強く押し、俺の体は勢いよくテーブルに向かって倒れ込んでしまった。
「あべしっ!?」
俺の顔面が、テーブルの上のダイス壺に激突する。
その衝撃で、壺の中に入っていた三つのサイコロが、カランコロンと虚しい音を立てて転がり出た。
◇
「いっっっっっでぇぇぇぇ! 俺の鼻! 鼻の軟骨が砕けたァァァ!」
俺はカジノのテーブルの上で、顔面を押さえてのたうち回った。
メリルに全力で背中を押されたせいで、見事な顔面スライディングをキメてしまったのだ。
「あっ、やべっ……サイコロ振っちゃった!」
俺の顔面激突の衝撃で、ダイス壺が見事にひっくり返った。
カラン、コロン……と、三つの神々しいサイコロがテーブルの上を転がっていく。
『クックック……! 愚かな至高神よ! 我が盤上でサイコロを振ったが最後!』
カジノオーナーであるギャンブルの神・タイキが、勝利を確信してステッキを高く掲げた。
『我が権能【絶対運命操作】により、貴様の出目は最弱の「1・1・1(ピンゾロ)」に固定される! 神界の全財産、頂くぞォォォ!』
タイキのステッキから、禍々しい紫色の魔力が放たれ、転がるサイコロへと迫る。
絶対絶命のピンチ。俺の【運:-53万】という不運ステータスが、ついに最悪の形で牙を剥いた――はずだった。
だが、俺の「不運」は、神のイカサマすらも凌駕する奇跡のピタゴラスイッチを引き起こす。
「いってぇぇ……あ、おしぼり! 鼻血拭かなきゃ!」
俺は痛む鼻を押さえながら、テーブルの端に置かれていた『高級おしぼり』を乱暴に引っ張り出した。
その時、俺の肘が、アリスが積んでいた『コインチョコ(星の権利書)』の山にクリーンヒットした。
ガラガラーッ!
「ああっ!? 俺のチョコが崩れた!」
アリスが慌てて両手を伸ばし、崩れるコインチョコをダイソンのような吸引力で吸い込み始める。
その凄まじい吸引力の余波(風圧)が、俺の手からすっぽ抜けた『おしぼり』を巻き込み、空中へ射出した。
ビターンッ!!
「『ごふぁっ!?』」
空飛ぶおしぼりが、ドヤ顔でステッキを掲げていたタイキの顔面に、見事なストライクをキメた。
視界を奪われたタイキの【絶対運命操作】の魔力が、あらぬ方向(天井のミラーボール)へ暴発する。
「あ、すいません! 手が滑って……って、うおっ!?」
俺が慌てて頭を下げた瞬間、今度は俺の頭に被っていた『赤白帽(給食当番用)』のゴムがブチッと切れ、テーブルの上にバサァッ!と落ちてしまった。
そして、不運なことに。
赤白帽の裏側(白色)が、まだコロコロと転がっていた三つのサイコロの上に、覆い被さるように着地してしまったのだ。
ジュワァァァァァッ……!!
「え?」
赤白帽がサイコロに触れた瞬間、嫌な焦げ臭い音と、白い煙が立ち上った。
俺の愛用する赤白帽の隠し効果――【物理無効(シミ抜き)】が、最悪のタイミングで発動してしまったのだ。
「やっべ! お店の備品燃やしちゃった!?」
俺は慌てて赤白帽をバッと退けた。
煙が晴れたテーブルの上。そこには、目を疑うような光景が広がっていた。
「……あれ? サイコロの目が、ない?」
俺はポカンと口を開けた。
三つのサイコロに刻まれていたはずの「赤い点」や「黒い点(出目)」が、赤白帽の漂白効果によって『ただの汚れ』と判定され、綺麗サッパリ消去されてしまっていたのだ。
テーブルの上に残されたのは、インクが完全に消え去った『真っ白なのっぺらぼうの立方体』が三つ。
さらに、俺の【運:-53万】が引き起こした最後のバグが炸裂する。
コテンッ。
出目が消滅した三つのサイコロのうちの一つが、俺の顔面激突で作られたテーブルのわずかな『凹み』に引っかかり、ありえないバランスで【角】を支点にしてピタリと直立静止したのだ。
「(……サイコロが、角で立った? なんだこの奇跡的な不運は……)」
俺が呆然と見つめていると、顔面からおしぼりを引き剥がしたタイキが、テーブルの上の惨状を見て白目を剥いた。
『な、ななななな……ッ!?』
タイキのステッキが、カランと床に転がり落ちる。
『バ、馬鹿なァァァァッ!! サイコロの“目”が、完全に消滅しているだとォォォッ!?』
タイキの絶叫が、静まり返った裏カジノにビリビリと響き渡った。
『(なんという事だ……! 我が放った「1」に固定する運命の呪縛を、布切れ一枚で物理的に「漂白」したというのか!?)』
『(出目が存在しない……すなわち、枠に囚われない【無限大】の目! しかも、一つは確率の限界を超えた【角立ち】を果たしている!)』
タイキは両膝から崩れ落ち、ガタガタと全身を震わせながら、俺の足元に縋り付いた。
『ま、参りましたァァァッ!! 運命すらも白紙に戻す、絶対的な【無】の境地! ギャンブルの神である我が、完全に盤上から締め出されました!』
「いや、俺はただおしぼり取ろうとして転んだだけで……」
俺の必死の弁明も虚しく、カジノの神々は一斉に「至高神様バンザーイ!」と狂乱の雄叫びを上げ始めたのだった。
◇
『おおお……! 神の盤上で完全勝利を収めるとは!』
『ギャンブルの神すら手玉に取る、これぞ至高神のギャンブル!』
カジノ中の神々が、俺の「角立ちの真っ白サイコロ」を見て狂乱の拍手を送っている。
「……マスター。見事な『運命の超越』でした」
メリルが、またしても感涙に咽びながら俺の背中に向かって祈りを捧げた。
「神が定めた『1』という運命を、自らの御被り物(帽子)で『白紙』に戻し、新たな可能性(角立ち)を創造する。……これぞ、既存のルールに縛られない覇王のプレイング!」
「ただゴムが切れて帽子が落ちただけだよ! サイコロの塗料が安物だったんだよ!」
俺は痛む鼻をさすりながら、必死に否定した。
だが、その言葉は歓声にかき消されて誰にも届かない。
「……ジン、清算終わった」
いつの間にかルナが、カジノのオーナーであるタイキの首根っこを掴み、大量の契約書にサインをさせていた。
「……神界の裏カジノの全経営権。……タイキの持つ全ての星の権利書、および神殿の土地転がし権。……全てジンのものになった。これで十五万匹のペットのエサ代、五京枚の借金も余裕で返せる」
「お前、本当に神様から全財産むしり取ったのかよ!? これ絶対後で国際問題になるだろ!」
「……文句があるなら、この『角立ちのサイコロ』の出目を超えてみせろ、と言ったら、みんな泣いて権利書を差し出してきた。……チョロい」
ルナはホクホク顔で、巨大なリュックサックに神界の権利書(束)を詰め込んでいる。
「……お兄さん、このチョコ、美味しかった。……もっと食べたい。あのルーレットの円盤も、クッキーみたいで美味しそう」
アリスが、星の権利書(純金メダル)をすべて平らげ、今度はカジノの設備そのものを物理的に齧ろうとしている。
「それはクッキーじゃない! カジノの備品を食うな! また胃袋がブラックホールになるぞ!」
俺はアリスの襟首を掴み、カジノの出口へと向かってズンズンと歩き出した。
こんなところに長居したら、今度は宇宙の借金王ではなく、宇宙の裏社会のドンに祭り上げられてしまう。
『お待ちください、至高神様ァァァ! どうか、我らにもその運命操作の極意をォォォ!』
神々の悲痛な土下座ロードを抜け、俺たちは裏カジノの鉄扉を押し開けて外の路地裏へと飛び出した。
「はぁ、はぁ……。よし、これで資金は十分すぎるほど集まったはずだ」
俺は息を切らしながら、ルナのパンパンに膨らんだリュックを見た。
「あとは、すべての元凶であるクソ爺(神様)を引っ捕まえて、この莫大なエサ代(権利書)を叩きつけ、元の世界に帰すよう脅すだけだ!」
だが、俺の決意をあざ笑うかのように、温泉街の上空からは未だに凄まじい地鳴りが響いていた。
バリバリバリッ……!!
次元の亀裂はさらに広がり、そこから十五万匹のペット(三界のトップと軍勢)の「パパァァァ!」という悍ましい鳴き声が降り注いでくる。
「……やばい。早くクソ爺を見つけないと、俺がパパ(神)として一生神界に縛り付けられる……!」
俺が青ざめた顔で空を見上げていると、視界の端に無慈悲なシステムログが浮かび上がった。
ピロリン♪
【ステータス更新】
名前:霧雨神
職業:用務員(兼・全宇宙の裏カジノのドン)
称号:
【運命の漂白者】
(ギャンブルの神のイカサマを、物理的な漂白(帽子)で無効化し、確率の壁を超えた男)
【神々の胴元】
(神界の裏カジノをワンプレーで乗っ取り、全宇宙の経済を裏から牛耳る存在)
現在の状況:
鼻をぶつけただけで神界の裏カジノを完全制圧し、十五万匹のペットの生涯エサ代を稼ぎ出しました。しかし、次元の壁を食い破って迫り来るペットたちの「お父さんへの愛(物理)」は、もうすぐそこまで迫っています。
「……ねえ、俺の不運ステータス、バグりすぎて逆に無敵になってない?」
俺の虚しいツッコミに答える者はいない。
温泉街の慰安旅行は、いつの間にか全宇宙の経済と次元を巻き込む、壮大な『親子面談(鬼ごっこ)』へと発展していくのだった。
いつもお読みいただきありがとうございます!
顔面スライディングからのダイス漂白、そして角立ち……ジンの不運がもはや神殺しのバグ技に進化しています(笑)。
十五万人のペット(魔王や大天使)からの逃亡劇はまだまだ続きます!
「ジン、ドンマイ!」「ルナの取り立てエグい!」と思っていただけましたら、ぜひブックマークや下部の評価(☆☆☆☆☆)から応援よろしくお願いします!
皆さまの応援が執筆の原動力(こたつの熱源)です!




