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異世界転生譚  作者: 柊 紗那
魔法ランキング戦!
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魔法ランキング戦三日目8


「なに?」


「獣の鳴き声のようですね」


突然聞こえてきた獣の咆哮に足を止める。咆哮が響き終える間も無くなにかがひしゃげる音が学院の門から聞こえてきた。


「なにかあったみたいね。ミオンロート!」


「ああ!お前らはここから動くな!私達は様子を見に行ってくる!」


ラザフォード学院長はミオンロート先生に声をかけると走り出す。ミオンロート先生は生徒達にそう叫ぶと、ラザフォード学院長を追いかけて走り出した。


「ハティ」


「うん!」


私もハティに声をかけてハティと一緒に音が聞こえてきた方へ走った。ハティにも加速系統魔法をかけてラザフォード学院長達に並走する。


「なんできた!」


「まあまあいいじゃないのミオンロート」


並走する私達にミオンロート先生は問い詰めようとするけれど、ラザフォード学院長に窘められて黙り込んだ。

そんな会話をしているうちに正面玄関前へたどり着くと、一匹の巨獣がへたり込んだ女子生徒に襲いかかろうとしていた。


「〈ハル・アルギア〉」


巨獣を目に留めたラザフォード学院長は、私達がなにか行動を起こす前に空間の湾曲で巨獣を吹き飛ばした。

流石、ラザフォード学院長。


「グルルル」


しかし、大してこたえた様子もなく巨獣は立ち上がりこちらを睨む。次の瞬間、巨獣は恐るべきスピードでこちらに突進してきていた。


「〈闇衣〉!」


眼前に迫る前にミオンロート先生が飛び出、巨獣の前に躍り出る。おそらく、ミオンロート先生は受け止めきれない。ならばせめて衝撃を殺さなきゃ。


「〈プリズン・ウォール〉」


氷系統第十階級魔法 〈プリズン・ウォール〉をミオンロート先生の直ぐ後ろに展開する。


「があっ!」


間も無くミオンロート先生と巨獣がぶつかり合う音が聞こえ、氷の壁が砕かれた。空へ舞ったミオンロート先生は空中で立て直すと、地面を滑りながら着地する。


「気をつけろ!こいつ、とんでもない力だ!」


ちらりと注意を飛ばすミオンロート先生を見ると、纏っていた〈闇衣〉は砕け散って無くなっていた。ミオンロート先生の魔法をあの一撃で。侮れないわね。


「〈アイス・キャノン〉」


三重魔法陣を展開させ、氷系統第八階級魔法 〈アイス・キャノン〉を潜らせて撃ち出す。氷で形成された砲弾が巨獣へと迫り、巨獣は巨大な腕で砲弾を破砕した。


「〈アイス・トール〉」


間髪入れることなく〈アイス・トール〉で叩き潰す。氷が辺りを覆い、冷気が漂った。












































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