魔法ランキング戦一日目3
ブリジットと単細胞を伸した後、ギャラリー席にいた生徒達、先生達は歓声を上げた。歓声の中には「フリージアはともかく、Aランクのハーティアがブリジットを倒した。これで下のランクの生徒が上のランクの生徒を戦い方次第で倒せることが証明された!これは凄いぞ!」なぁんて言っている先生もいた。
殆どの注目がハティにいっているから私が使った古代魔法に気づいてない。ラッキーね。
「ハティ、行くわよ」
「うん!」
ハティを連れ、フィールドを出る。後をついて来るような足音が後ろから聞こえたが、会えて無視した。
階段を登り、Aクラスの教室へ入る。
その瞬間、ここでも歓声が上がった。
「ハーティアさん凄いね!」
「やるな!」
「ねぇねぇ、私にも戦い方を教えて?」
「今度勝負しようよ!」
「よーし!僕も頑張るぞ!」
ハティを多くの生徒が囲み、次々と言葉を投げ掛ける。だが、私に近づく生徒はいなかった。ま、当たり前ね。
ふとハティに視線を向けると、ハティの目が不安げに揺らいでいた。
「フリージアは、輪の中に入らなくてもいいの?」とハティの目が訴えてきていた。
だから、私は頷く。
しかし、ハティの目が不安げに揺らいでいるのは変わらなかった。
昼休み。
引っ張りだこになっているハティを助け、中庭でお弁当を食べていた。
「フリージアさん。で過ぎたことをいってすみませんでした!」
お弁当を口にする私達にリリオン達が近づき、頭を下げた。
「別いい。でも、これだけ言っておくわ。やらずして無理という人はただ馬鹿なだけ。例えやった結果が負けだろうと、人間行動を起こさないとなにも生まれない。負けを恐れていては進めない。進みたければ行動を起こすこと」
箸を置き、リリオン達を見据えてそう言う。実際、無茶苦茶だと言われて頭にきていた。当人達は反省しているようだからこれで許すけど、次はない。
「わかりました」
消え入りそうな声でリリオンはそうつぶやき、顔を俯かせる。
「あ、あの!一緒に食べてもいいですか!?」
だが、次の瞬間顔を上げてそう言った。ハティに確認して見たところ許可が降りたので、頷く。
風呂敷を地面に広げ、リリオン達はその上に腰を下ろす。
リリオン達がお弁当を食べ始める中、ユニだけが岩に腰掛ける私を見上げていた。
「フリージアさん。食べ終わったら、私と戦って」
気丈にも私の目を見つめ、ユニはそう言い放った。




