魔闘技担当ミオンロート
キーンコーンカーンコーン。
リリオン達と談笑していた時、昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。
「終わりですね、それじゃあ私達はこれで」
「ええ」
リリオン達に分かれ、ハティと更衣室へ向かう。午後からは魔闘技と魔法研究があり、昼休みの直ぐあとは魔闘技だ。
大勢の女子でごった返す更衣室の中で着替え、ハティと一緒に校庭で待つ。王立魔術学院の校庭は丸々一周魔術障壁に囲まれており、ちょっとやそっとじゃ壊れることがないため、魔闘技を練習する場所となっている。
「えー、今年一年お前らの魔闘技担当となったミオンロートだ」
校庭で待つことおよそ五分。大体の生徒達が着替え終わった時、白い半袖とジャージに身を包んだ女性の先生が私達の前に立った。
「お?なんだ、いたのかフリージア」
「私のことを知っているのですか?」
「知らんわけがないだろう。全系統SSランクを叩き出した学院きっての天才。そのくせ威張ることなく教師に敬意をはらう。そのせいでお前教師からの信頼も厚い。私もただの優等生よりもお前のこと好きだぞ」
「ありがとうございます」
いや、まあ、うん。私はハティ一筋だしね。好きと言われても困る。先生からの信頼厚いんだ。それはいろいろと助かる。
「そうだ。お前私と戦え。うん、お前となら大丈夫そうだ」
「本気ですか?」
「うんうん、先生は本気だよ」
どうしよう。ハティの方をちらっと見る。ああもうダメだ。ハティの目がらんらんと輝いてる。
「わかりました。やりましょう」
ハティも楽しみにしているわけだし。
集まっていた生徒達から離れ、ミオンロート先生から距離を取る。
そして、私は強化魔法に身を包み、先生へと向かった。




