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異世界転生譚  作者: 柊 紗那
これが萌えってやつ?
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治療完了

「ええ、そうよ。アルビノ。なんだか私より詳しく知っている見たいだし、説明は置いときましょうか」


私が暮らしていた施設には、表舞台、いわば普通に暮らす人々のように出来ない子供達が集まる場所だった。その施設の中でもグレードというものがあり、症状の重度を7段階で分ける制度がある。下半身がまったく動かない私はグレード6。それぞれ同じグレードの人同士二人一組になって同じ部屋で暮らすことになっていた。私と同じ組みになった人もハーティアと同じようにアルビノの女の子だった。名前は確か南菊(みなぎく)香織理(かおり)。香織理と私は行動を制限されるもの同士いつもいっしょに遊んでいた。アルビノは日の光に当たるとダメなため、いっしょにいるには詳しく知る必要があった。どの程度なら良くてどの程度ならダメなのか。普通に暮らす間に当たる日の光くらいならいいらしいけど。


「普通のアルビノだったら良かったんだけど、ハティのは魔力欠乏症によって引き起こされたものだから、日の光に極力当たっちゃ駄目なのよ」


ということは、魔力欠乏症を改善すればアルビノは治ると。そしてある程度魔力を供給すれば魔力欠乏症も改善されると。一応魔力量なら私は母様を超えているらしいし、私から渡せればいいけど。


「リアさん。まりょくってたにんにわたせますか?」


「渡せるには渡せるんだけれど、渡す時に対象者の魔力の形に合わせなきゃ行けないから」


成る程、渡すことは可能。だけれど対象者の魔力の形に合わせなきゃいけないために、渡すのは至難の技、と。うーん、魔力の形を見ることが出来ればいいんだけどね。

目に魔力を集めれば魔力の形が見えないかな?と私は思いついたので、魔力を動かして目に集め、ハーティアを見つめる。


「ふふっ」


意外な結果に思わず笑みが零れた。結果から言えば成功。だけれど思いもしない方向に傾いた。魔力の形は当然として、魔力の質、大体の量、魔力の色までも理解できるようになった。ハーティアの魔力の形は少し角ばった丸い形をしていて、魔力を質を数値に表すと98.99%というほぼ100%に近い純度を誇っていること、魔力の量は私とほぼ同じ量で、色は赤色であることがわかった。ちなみに私の魔力の質は100%の純度を誇り、色は水色だ。


「ハティ、ちょっときて?」


「?」


ハティの手を握り、体を引き寄せ抱きしめる。そして、一定量の魔力を私から引き剥がし、ハティの魔力の形に変え、ハティの体に流し込む。焦らずに、ゆっくり。少しずつ少しずつ流し込む。


「リージア、貴女」


リアさんも大体の魔力の流れはわかるようで、驚いた顔で私を見つめる。流し込んでから十秒と立たないうちに効果が現れ始めた。病的なまでに白い肌から、雪のように透き通った肌へ。瞳は元から赤かったようで、少し健康的な色合いへと変化した。


うん、かわいいっ!


























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