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死にかけて異世界に飛ばされたのにチート貰ってないのですが~アブソリュートスレイヤー~  作者: もさん


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第2章3話 仙師学院

本作はカクヨムと同時掲載となっております。

また、本作は現在制作途中の作品となっております。

そのため、今後の展開に応じてストーリーや設定、名称などに調整や変更が入る可能性があります。

できる限り違和感のない形で更新していく予定ですが、あらかじめご了承いただけますと幸いです。

焼肉屋を出て、俺は王都北部――仙師学院のある区画へ向かった。


道を進むにつれ、街の雰囲気が少しずつ変わっていく。

商人や旅人の姿は減り、代わりに目立つのは、年若い男女の集団だった。


武器を背負った者。

仙素を隠しきれずにいる者。

緊張した顔、浮かれた顔、自信に満ちた顔。


(全員、仙師候補生か……)


やがて、巨大な建物が見えてきた。


街の入り口近くにあった仙師ギルドとはまた違う、

どこか“教育施設”らしさを感じさせる、整然とした造り。


「これが仙師学院か、気合いの入った建物だな」


思わず、そんな感想が口から漏れる。


入口付近では受験者の登録が行われており、すでに人だかりができていた。


列に並ぶ。


周囲からは、緊張を紛らわせるような会話や、そんな事全く気にしない会話なんかが伝わってくる。


そんな中――


「よっ!さっきぶりだなゲンジ」


背後から、聞き覚えのある軽い声。


振り向くと、そこには――

先程の焼肉屋で知り合った金髪男、リュカの姿があった。


「……よっ!じゃねぇよ、何つけて来てんだお前……」


思わず顔をしかめる。完全に偶然とは思えないタイミングだ。


「つけてきた訳じゃない。俺もここが目的地だったんだ」


リュカは肩をすくめながら笑う。


「お前、仙師候補生って言ってただろ?ここに来ると思ってな。喜べよ、サプライズってやつだ」


「女のサプライズなら喜べたんだがな。つかお前も仙師候補生だったんだな」


呆れ半分で返す。


「ああ」


リュカはあっさり頷いた。


「で、お前は一体なんで仙師になりたいんだ?」


「んー……なんて言うか、この世界について色々知りたくてな。知的探究心というか……」


自分で言いながら、少し言葉が濁る。


「何か歯切れが悪い奴だな……」


リュカはニヤリと笑う。


「まあ深くは詮索しない。俺も人の事言えたもんじゃないしな」


そんな取り留めもない会話をしているうちに、俺たちの受付の番が回ってきた。


「仙師志望ですね〜」


受付の女は慣れた様子で書類を捌きながら続ける。


「半年ほど学院で仙師について基本的な事を学んで頂き、半年後の実践試験にて結果を残した方は正式に国から仙師に登録されます。授業は明日から受けれますので随時好きな時に受けれますが、最初の授業は全員参加なので必ず出席してくださいね」


事務的な説明を受けながら、俺とリュカは手続きを済ませていく。


一通り終えると、リュカが大きく伸びをした。


「があっ〜、仙師になる為とはいえ半年勉強とか面倒だよな〜」


心底ダルそうな声だった。


「まあそればっかりはしょうがねぇな」


肩を竦める。


「俺は仙師についてよく知らないから、むしろ勉強したいしな」


「ふーん、お顔に似合わず意外と真面目なのね、ゲンちゃん」


からかうような口調で言ってくる。


「顔に似て勤勉の間違いだろ?」


即座に返す。


「そんな事より、仙師候補生には寮が振り分けられるって話があったよな?俺は一旦、自分の部屋に行ってくるわ」


「ああ、そうだな。俺も荷解きしたいし、解散すっか」


そう言い残し、俺たちはそれぞれの寮へと向かった。


割り当てられた部屋に入る。


内装を確認する間もなく、どっと疲れが押し寄せてきた。


(……まあ、後でいいか)


荷物を適当に置き、そのままベッドに倒れ込む。


柔らかい感触が背中を受け止める。


次の瞬間には、意識が沈んでいた。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

本作はカクヨムと同時掲載となっております。

また、本作は制作途中のため、今後の展開や構成の都合により、ストーリーや設定、名称などに調整・変更が入る場合があります。

より良い作品になるよう試行錯誤しながら執筆しておりますので、温かく見守っていただけると嬉しいです。

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