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第六話 -6
金属音が響いた。
それは、巧の持っていた大剣『界斬刀 囲』を弾いた音。
結果として、オロチに攻撃は当たらなかった。
そして大剣を弾いたのは、黒い気を纏わせた手刀。
「……なずな……どうして……?」
「………」
なずなが、無言で巧のまえに立ちはだかっていた。
突然のことに、言葉も出ない巧達。
その隙にハクシラがオロチに寄り添う。
「オロチ様、撤退致します」
護符で黒い霧を発生させ、その中に消えるオロチとハクシラ。
「あたし達も帰るわよ」
テマリア、ナミクーチカも続く。
最後に、パルティネが霧に消える直前、なずなに微笑みながら話し出した。
「さすがに焦ったけど、助かったわ。オロチったら、最近強くなりすぎて力が制御できてないんだよね」
その話は、とても衝撃的な内容で――
「でも、やっぱりこちら側に戻ってきたのね。ごめんね。せっかく邪魔者を一気に消すために集めてくれたのに」
「……何を……言っておるのじゃ……?」
「先に戻ってるわ、なずな。……いいえ――」
巧達の、まだ日の浅い絆にひびを入れるには、十分だった――
「オロチ八本の首のひとつ、闇の首――」




