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第六話 -3

「………」


「………」


巧と陽芽は、その戦いを唖然としながら眺めていた。


特訓のおかげか、目で追うことはできる。が、一緒に戦える気がしない。レベルが高すぎる。


なずながオロチに近接攻撃をしかける。が、オロチは攻撃を避け、なずなの後ろに回り込む。


「なずなっ!よけてっ!!」


巧はとっさに叫んだ。



「………?」


オロチが自分の手のひらを見る。


先程の攻撃。確実になずなをとらえたはずだった。

しかし、攻撃はなずなに避けられたのだ。


「……今のは……?」


なずなも、回避できたことを不思議に思っていた。


「……ククッ、おもしれぇ!」


オロチが風を起こし、なずなを吹き飛ばす。


「ぐぅっ…!!」


オロチがダッシュ。追撃するつもりだ。


倒れたなずなに馬乗りになり、拳を振り上げる。


「やめろぉぉぉっ!」


「巧さんっ、ダメですっ!」


陽芽の静止も聞かず、とっさに巧が飛び出す。


敵わないのはわかってるし、怖い。それでも、仲間がやられるのを黙って見ているなんてできない。


間に合え……間に合えっ……間に合えっ……!


「間に合えぇぇぇぇっ!!」


次の瞬間、巧はオロチを体当たりではじき飛ばしていた。

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