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20話 再び見た姿に縋り④

 日を改めて。

 この兵団立ち上げの為に使われている「防衛団一番隊」中央本部、その一室。

 そこに私はただ座っていた。


 防衛団一番隊はこの兵団立ち上げの主導でもある。大部屋の卓を囲い、その担当一団の声が飛び交う。

 形式上、私もそこに出席はしている。けど、発言したのは実技試験を担当した人の事のみ。

 募られた人員の情報や実技の所感などが語られ、整理されていく。その上で戦闘傾向などで分類されていく。今後の活動の準備として、班分けを行う為らしい。

 私の管轄外の協議だ。


 とはいえ兵団全体に関わる事。もちろん自分の今後の業務にも関わるだろう。

 話を把握しようとはする。けどこの手の事務処理に慣れた一団の中、その場で全てを把握するのは難しくて。

 おおまかな事の展望だけ把握するのに必死で過ぎ去った午前。


 午後は戦闘指導。それまでに何か気分転換を。

 そう思いながら歩いてた、廊下でだった。

「おー騎士様、こんなとこで偶然じゃん。」

 背後からの声。ニメージュだ。

「…なんなんでしょうか、その呼び方。」

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