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潔癖大国日本 いつからこんなに潔癖に?

今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。硬いお話からクッソネタまで幅広く色んな所が硬かったり柔らかかったりする筆者が書いております。


よろしければごゆるりと。

 はいどうも~。


 手洗ううがいにアルコール消毒、マスクは当然付けてさぁ出勤!ってのが当たり前な今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。


 漸くコロナも重症化率が下がって5類になったと思ったらインフルエンザが大流行。息をつく暇も無く気を緩める事も出来ない世の中になっております。しかし今年はあんなに暑い時期からインフルエンザの流行ってどうなってんでしょうかねぇ。


 大体冬は空気が乾燥し、ウイルスが飛散しやすい環境になるからこそ流行するって思っていましたが、あんなに蒸す時期にインフルエンザ感染者が多く出だす所を見ると、今後の感染症対策も見直していかなければならないかもしれません。


 しかし、そんな中でも日本人は律儀にしっかりと完全防備で対策している方が多く公衆衛生意識が高いことを伺わせます。外国なんて殆どマスクなんてしていませんしね。逆に言うと日本人が異常な程潔癖症ってだけなんですが。


 日本人はやたらと清潔に拘ります。身の回りに溢れる除菌洗剤、抗菌衣類、消毒クリーナー。コロナが一番猛威を振るっていた頃ならば何でもやらなきゃいけないって焦燥感からやるのも分かるんですがねぇ。


 そもそも左程外の無い雑菌の繁殖を抑える程度で何の感染症対策にもならないのは明白なんです。しかしそれでも菌を排除する効果を広告で声高に謡っているって事はそれをみんなが望んでいる結果な訳で…。


 そもそも日本人って何故こんなに潔癖症なのか、またいつからこんなに潔癖症なのかを考えてみたいと思います。



説その1 日本人は神前に赴く前に体を清める習慣があった為


 神社に参拝する折に手水舎にて手や口を清める施設があり、儀式を受ける前には体を清めるなどの習慣が昔からありました。しかし、こういった行為は極限られた晴れの日に行う行為のみで普段の清潔の意識を高めていたわけではありません。


 飽くまでも自分より高位の存在に対して失礼が無いようにとの配慮から来る行いであり、これによって日々清潔に生活しようと格別の意識が芽生えた訳では無いと考えます。



説その2 日本の気候が風呂文化を大きく進化させたから


 日本の夏は高温多湿で不快な思いをすることが多かったことや水資源が豊かだったことから風呂文化が大きく発展したという意見ですね。ここから日本人は潔癖になったという意見もあります。


 しかし、入浴が一般的になったのは江戸時代から。しかも江戸は道が舗装されておらず常に土埃が舞う環境ということがあって銭湯が一般的になったという背景がある為、夏がどうとかいう話ではありません。


 そもそも飽くまで銭湯が一般的だったのは大都市のみの事です。明治時代に外国人が日本国内を視察した頃でさえ、農村部では頻繁に風呂に入る一般人なんて存在しませんでした。


 良くて暖かい時期に川で行水をする程度。汚れ、虫に刺され、爛れてもそのまま放置だったそうです。ここから考えるとこの説も違いそうです。



説その3 明治時代に行った急速な近代化の影響


 明治時代になり、西洋文明の大量流入によって徐々に不衛生な環境が体に悪影響を与える事が科学的に理解され出しました。また、軍隊の近代化によって以前より清潔への意識が高まった人たちが全国に散って行ったことでしょう。


 そのお陰もあって、日本全体の公衆衛生は格段に向上した為、この時代が一つの転換期ではあるかとは思います。しかし、それによって日本人が潔癖になったかと言えばそうでは無いと考えます。



説その4 環境教育が日本で浸透したから


 戦後日本は高度成長の時代を迎え目覚ましい発展を遂げました。1980年代の日本について台湾の作家は「汚く、乱れ、騒がしい」と表現したように、発展が第一でその他は顧みられることがありませんでした。


 しかし、その代償として多くの公害事件や環境破壊を起こし、国内で大きなニュースとして取り上げられました。大きな痛みを知って教訓を得たのだと思います。


 その後、教育として公害の恐ろしさや環境保全の大切さを教えることにより国が一丸となってこの問題に取り組んできました。その結果がゴミの落ちていない道路、整然とした街、マナーが良い国民性だったのです。


 恐らくこの整った環境が達成されて以降、それが当たり前になり、日本人が潔癖になる出発点になったのだと思います。



説その5 バブル期に日本が一気に豊かになったから


 バブル期に日本は急に金満国家になり、贅沢をするのが当たり前の時代になりました。それでは今まで持っていなかったお金を若い世代はどこに使ったか。それは異性にもてる為に多く消費しました。


 ブランド物の洋服などは勿論、清潔感を維持する為に朝シャンなどもこの頃から流行りだしました。高度成長期の頃は毎日頭を洗うなんて習慣は無かった事を考えると恐らく日本人の潔癖はこの頃に一気に花開いたものと思われます。



結論


 高度経済成長期に起こった公害問題や環境破壊を教訓に教育の充実と国一丸となった衛生環境改善が世界稀に見るレベルで達成された。これにより、整然とした環境下で清潔に暮らすことが当たり前となった。


 その上でバブル期に裕福になり、若い層がモテる為により清潔を求めるようになり、朝シャン等新たな清潔的な価値観が大きくなった。これにより更に日本人が清潔を求めるレベルがアップした。


 それ以降見た目だけでは飽き足らず、見えない菌の除去にまで敏感なるようにエスカレートした。そこでダメ押しの世界中で起こるパンデミックにより更に微生物に対して過敏に反応するようになった。


 元々日本には花粉症があり、マスクを装着する事に海外程抵抗が無い事が更に外界から体をシャットアウトすることを促進させた。これにより今の日本人の潔癖症が定着したと考える。



 余談なのですが、例えば中国。同じように高度成長期からバブル期を経ているのに何故潔癖にならなかったのか。そこには恐らくここで書いた重要な転換期をスキップしてしまったからだと思っております。


 即ち、公害問題と環境破壊問題による対応です。国家形態の問題もあり、広く国民にその害を伝えることが無かった為、環境教育が行き渡らなかった事が道を分けました。ここで都市部だけではなく国内全体の公衆衛生が上がっていたら違っていたかもしれません。


 恐らく国民性や地域の気候風土によっても大きく変わってくるでしょうがグローバルサウスが凄い勢いで発展して来ています。もしかすると日本と同じ道を辿って第二の潔癖大国が生まれてくるかもしれませんね。皆さんも街の環境維持に目を向けてみてはいかがでしょうか。





 とは言え、過ぎたるは及ばざるが如し。あんまり行き過ぎた潔癖もよろしく無いのではないかと思いますねぇ。家庭で毎回毎回テーブルをアルコールで拭かなければ気が済まないとかは少しキツイです。


 まぁ元々人には抵抗力があるモノですし、極端な無菌状態に近付けても自然な環境とはかけ離れてしまいますよねぇ。って、書いている傍から嫁が早く風呂に入れと怒っております。


 一日くらい風呂に入らんでも死にはせんのにねぇ。



って、これダメですかね?


 今回はこの辺で。でわでわ~。

お読みいただき、ありがとうございました!


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