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異世界での出会いからはじまる最強剣士たちの物語  作者: 荒木政一郎


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7/15

守りたい

空中で互いの武器をぶつけ合い、各フロアに火花が散り、金属音が鳴り響く

客A「何あれ。何かの撮影?」

客B「それにしても危なくない?」

そして二人は一階に落下した

二人とも優秀、合理的な動きで衝撃を分散させ、無事に着地した。

女性「私じゃなかったら死んでたぞ。殺す気か」

健志「あんたは優秀だ。この程度、乗り越えられないわけがないだろう。俺はお前の強さを信用している。」

女性「褒め言葉として受け取っておくよ。じゃあ続けようか」

二人がふたたび激突する

重量を活かした凄まじいパワーの攻撃と抜群の切れ味を生かしたスピード特化の攻撃が交錯する。

だが

健志「森川流  斬鉄剣」

森川流 斬鉄剣。鉄をも叩き切る豪剣。その威力は使用者の膂力に左右される

これにより女性のモーニングスターを叩き斬った。

女性「は?」

突然の出来事に女性も驚く

健志「終わりだ」

女性「舐めるなよ、私だって必死に鍛えたんだ。対妖の武器だろそれ。知ってるぜ、伝説の武器 宗近。でもそれは人間には効かない。じゃあ殴り合いしかないよな」

健志「ああもちろんそのつもりだ」

健志は刀を置き、武器なしの殴り合いが始まる。

春子「健志、頑張って!」

5階から春子が健志を応援する

まず健志が蹴りを顔面に向けて放つ

女性「おいおいレディの顔を蹴ろうとするんじゃねえよ」

女性は回避し、銃を抜く

春子「殴り合いって言ったのに」

だが健志は銃を脚で蹴り飛ばした

健志「読んでるよ。暗殺する人間が正々堂々の勝負を仕掛けるわけがない」

女性「やるなあ。」

健志「こんどこそ。武器なしでの戦いだ」

モーニングスターを自由自在に振り回すだけあって女性のパワーは健志以上

だが

健志「いくらパワーがあっても柔の技術の前ではすべて無力」

女性の凄まじいパンチや蹴りを素手で捌いてき、そして隙間を縫うように強烈なカウンターの一撃を放ち、吹き飛ばした。

女性は壁に激突し、気絶

これで勝利かと思いきや新たな敵が現れる。

それは黒いスーツを着た男性。

男性「大川の娘が5階にいるってことがわかっただけまだマシか。それにしてもだけどな、こんなガキに負けやがって。俺たち、曇天の看板に泥を塗りやがって」

健志を襲ったのはパワー型の武器使いが集まる殺し屋集団 曇天

の精鋭部隊 

大川秀樹が経営する会社の競合が大金を払い雇ったのだ

健志「行かせると思っているのか」

男性が出した武器はヌンチャク

男性「ボコボコにしてやるよ。武器を手放した状態でどこまでやれるかな?」

男性は遠心力を利用して、ヌンチャクの強力な一撃を放ち、健志を吹き飛ばし、壁に追い詰める

順手と逆手を素早く切り替え、さらに脇の下や肩の周りを通してリズムよくキャッチしてから攻撃をすることで一切隙のない、無間攻撃を成立させた

健志(めちゃくちゃ強い。パワー、武器の扱い、集中力すべてが究極のレベル。素手で相手にし続けるのはきつい。まったく反撃ができない)

だが戦局が変わる

突然、男性の攻撃が止んだのだ

春子「健志!大丈夫だった?」

春子が5階から1階にエレベーターでおり、女性のモーニングスターの折れた持ち手の部分で男性を殴ったのだ

男性が振り返る

男性「舐めやがってガキが!でもお前を殺せばしまいだ」

健志「戦闘中に敵から目を逸らすな」

健志が後ろから手刀を男性の首に打ち込み、男性を気絶させた。

健志「ありがとう本当に助かった。でも無茶しすぎだよ」

春子「健志と喋ったり、買い物するのとっても楽しかった。だから健志がボコボコにされているのを見て、居ても立っても居られなちゃって。もしよければたまにでいいから依頼関係なく、また一緒に買い物についてきてくれないかな」

春子が顔を赤くしながら言う

それを見た、健志も顔を少し赤くしながら

健志「うん。お互い、予定が空いてる時に行こう」

春子「うん、約束だよ」

しかし、敵はまたいた

巨大なハンマーを持った大男が出てきた。

大男「手柄は俺のモンだ」

巨大なハンマーに宿るのはだいだらぼっちの力

ハンマーはさらに巨大化し、健志に向けて振りかざされた。

健志はそれを回避したが床に大きなクレーターができる。この攻撃に耐えることも刀で受けることも不可能

健志「お前たちはどうしてそんなに春子を狙う。

お前たちのクライアントが正確には誰かは知らないが大川秀樹の会社の競合じゃないのか

なら大川秀樹ではなく春子ばかりを狙う必要がある?」

大男「大川秀樹は用心深く滅多に外に出ないうえに周りをボディーガードで固めてるからな。暗殺の難易度は高い。だが娘はまだ外に出るほうだ。

娘の葬式を襲撃すれば大川秀樹の暗殺が成功する確率は高いし

大川秀樹は娘を溺愛していることで有名。

娘を殺せば精神的にダメージを負い、たとえ彼を殺せなくても仕事がてにつかなくなり、クライアントののぞみを叶えられるだろう」

健志「親の子を想う気持ちを利用する外道が。お前らは俺が刑務所に入れてやる」

健志の怒りが頂点に達する

大男「それが俺たちの仕事なんだ。お前がどう思おうが知らないな」

健志と大男の戦いが始まる。

大男はハンマーを振り回し、健志を壁際にまで追い詰め、ハンマーを健志の頭に向けて振る

それをなんとか健志は頭を下げ交わすが

壁に大きな穴があいた

大男「この仕事が終われば、高級焼肉だ」

健志「人を殺した金で豪遊して楽しいのか」

大男「楽しいね。俺はな暴力を振るうのが大好きなんだ。だからこの仕事は天職だ」

すると大男の鼻から血が出た

健志が怒りのこもった鉄拳で大男の顔面を殴ったのだ

健志「なぜ、それだけの力がありながら人を救うことに使えない?どうして警察や俺みたいな妖怪退治じゃなくて人を殺すことに使うんだ?別に暴力だって使い方を誤らなければ人助けに使えるはず」

大男「さっきの言葉を訂正するよ。俺は暴力が好きというより、人を殺すのが好きなんだ。生まれながらの殺人衝動。抑えたくても抑えられない。お前にはわからないだろう。生まれながらに殺人鬼の気質を持っているやつの葛藤や苦しみが」

健志「わからない。だがお前が殺人衝動を抑えられず、人を殺すのをやめられないように、俺も目の前の困っている人を助けずにはいられない。

春子を殺したければ、俺を殺してみろ。

この戦い、お互いに大層な理由はいらない、お互い異なる衝動に身を委ねながら戦うだけだ」

大男「おもしろい!」

ふたたび健志と大男の戦いが始まる。

それでもハンマーの大きさを自由自在に操り、一撃必殺の攻撃を仕掛けてくる大男に健志は苦戦する

健志(やはり強い。だからこそ乗り越えてみせる)

ちりざくら

「散り桜」

森川流の技ではなく、健志が独自に今この瞬間生み出した技

動きを最小限に刀で一呼吸のうちに対象を極小サイズにまで分解する技

ハンマーは見事に切り刻まれ、使用できなくなった。

大男「なんだと、、、」

健志「これで終わりだ」

健志は大男の片手を掴み一本背負いで床に叩きつけた

春子「すごい!あんなに体の大きい人を倒した」

健志「とりあえずこれでさすがに敵はもういないはず」

しかしその予想に反して新たな敵が出てくる。

「曇天の奴らはダメだな。」

曇天を雇った会社が別に雇った

フリーの殺し屋 影山

影山は健志と同じく日本刀を持っていた

影山「剣士同士、正々堂々斬り合おう」

影山がものすごいスピードで接近し、最速の居合を放つが

健志は横にずれてそれを交わしたと思った。しかし

なぜか体が斬られていた

健志の体から血が吹き出す

春子「健志!」

春子が健志のそばに駆け寄ろうとする

健志「来ちゃダメだ。こいつは俺がなんとかする」

影山「ヒュウー。かっこいいね」

影山は今度は刀を高く振り上げ、唐竹割りを放つ

健志こんどこそ

健志は後ろに下がり、確実にその斬撃を交わしただが

また健志の体に傷がつき、血が出る

健志「なるほど影を斬ることで本人にもダメージを与える能力か。ただ影には突き技は使えないという条件があるんだろう。突き技を使えるなら今さっき、影のほうの心臓に刀を突き刺せばよかっただけだからな

影山「俺の武器は影正。伝説の名工 宗光が作った武器の中では珍しく村正とともに、妖怪だけではなく人間に対しても殺傷能力のある死の剣だ。宗光は人間を悪い妖怪から守るために武器を造るとかほざいていたらしいがこんな殺人に使える刀を作ってる時点で噓だよな。宗光は直接、手を下していないにしろ俺たちと同じ殺人鬼だ」

健志「それは違うな。俺は剣の道を志し。この宗近とともに妖怪やお前たちのような殺し屋と戦ってきたから分かる。宗近を作った人間が人に危害を加える武器を自分の意思で造るはずがない、きっと何か事情があったはずだ。

お前のような刀を殺人の道具としてしか見ていない外道が刀の造り手のことを語るな、反吐が出る。」

影山「口だけは大したものだな。妖怪にしか効かない武器でどうやって俺を倒すんだ?」

健志「能力のからくりが分かれば対処の仕方はいくらでもある。」

影山「じゃあこの俺をたおしてみろよ」

健志と影山の異なる能力を持つ刀が交差する。

ひたすら攻撃を放ちつつ健志の斬撃を冷静に回避する影山に対して

健志は影山の斬撃を基本的に回避せず、刀で受ける。

影山「なるほど、受けに回ることで影を斬らせないっていう作戦か。でも防御だけじゃ俺を倒すことは不可能だ。」

健志「もちろん、防御だけじゃないぞ」

健志は一体、影山から距離をとる

もちろん影山は距離を詰めにかかる

健志(もう見抜いてるぞ。お前のくせ、接近して斬撃を放つときは居合か唐竹割り。鞘にしまっていないということは十中八九、唐竹割り)

その予測どうり、唐竹割りが放たれた

健志はそれを刀で受け、全身の力を腕に集約させると影山の刀を弾き飛ばして見せる。

影山「なんちゅうパワーしてるんだよ。この化け物が」

健志「さようなら」

健志は拳を刀を失った影山の顔面に打ち込み、ぶっ飛ばした。




任務完了

そして晴子の実家に行く

大川秀樹「晴子、おかえり。無事だったか」

春子「うん、この人が私のこと守ってくれたから」

大川秀樹「本当にありがとう。報酬は振り込んでおくよ」

健志「ありがとうございます」


そして5日後また新たな依頼が舞い込んでくる

雄二がまた健志の家にやってきた

雄二「今日も鍛錬か。たまにはちゃんと休めよ」

健志「でも雄二さんが来たってことはまた仕事でしょう?」

雄二「まあそうなんだけどね。最近、夜に人が連れ去られる事件が発生している。目撃者の証言では被害者たちは牛車のようなものに乗せられていたいたとのこと。おそらく犯人は朧車。半透明でぼんやりとした牛車の前面に巨大な人間の顔がが描かれた妖怪だ。本来、朧月夜にしか現れないはずなんだが最近は妖怪の出現の頻度が上がっている。それが原因で朧車も引き寄せられているのかもしれない。」

健志「理由はわかりません。でもこれ以上、犠牲者を出すわけにはいかない。その依頼引き受けましょう。」

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