変死
妖狐は山小屋に閉じ込められた人々を解放した。健志は客に感謝され、事件を解決しったことで従業員たちからも感謝された。
そして健志の予想どおり、企業が雇った殺し屋がオーナーに化けた妖狐を殺しにきた。
殺し屋「どんな手を使って生き延びたかは知らないがお前のせいでえらく雇い主に怒られてしまったよ。責任をとって死ね」
殺し屋が銃を構えた
その瞬間、健志が飛び出し後ろから抑え、警察に突き出した。すると殺し屋はプロ意識のない人物だったようで取り調べを受けるとあっさりクライアントである依頼人の情報を吐いた。警察はその証言をもとに捜査を行い、計画を立てた連中を捕まえ、さらにオーナーの死体を見つけた。その後妖狐はお客さんを誘拐した罪で逮捕されたが健志と女将さんがたまに面会にいっている
面会にて
健志「誘拐は許されないことだが女将さんも真実を知った従業員さんたちもお前のことを待ってる
ちゃんと罪を償って帰ってこい、お前には受け入れてくれる家族がちゃんといるんだから。もう誘拐なんかするなよ」
妖狐が涙を流す
妖狐「ありがとう黒井健志。私は外に出たら今度こそ人間としていきたいんだ。だけどそれができるかどうか不安だ」
健志「できるさ。お前は己の欲望のためにオーナーを殺した連中よりよっぽど人間らしいよ
あいつらが人間を名乗れるならお前が人間を名乗ってなんの問題もない
そもそも旅館のみんなも俺もとっくにお前のことを人間として認めているよ。面会時間ももう終わりだ。また来るよ」
妖狐「ありがとう健志」
健志が帰ったあと妖狐はかつての出来事を思い出していた
女将「大変!狐さんが川で溺れているよ」
オーナー「俺が助ける」
オーナーが川に飛び込み、妖狐を救出した
妖狐「助けてくれてありがとう。もし何か困ったことがあればいつでもこの川に来てくれ、力になってみせる」
女将「しゃべった!?もしかして噂の妖怪?」
オーナー「そんなびっくりすることでもないだろう。町の方じゃ結構いるぜ。まあ、ありがとう何かあったら相談するよ」
それから月日が経ち
オーナーが川に来ていた
オーナー「狐さんいるか」
妖狐「もちろんいるよ。何かあったのか?」
オーナー「俺たちの旅館を潰そうとしている連中に俺は近々殺されるかもしれない」
妖狐「私が守ってやる」
オーナー「いいよ。俺はな持病でもう長くは生きられない。それよりも
あいつらから旅館を守ってくれ。俺の親父がいま経営をしてるんだが
親父も歳だ。あいつらは親父が死んでからイッキに計画を進めるだろう。でも親父が昔から大切にしている旅館をなんとか守ってあげたいんだ」
言い終わった瞬間、背後からオーナーが撃たれた
妖狐「おいしっかりしてくれ」
妖狐が振り返ると銃を持った殺し屋がいた
殺し屋「旅館の若旦那が妖怪と付き合いがあるって本当だったんだな。
妖怪用の特殊な玉も用意しておいて正解だったぜ」
妖狐(あいつの想いを絶対に無駄にしない)
妖狐は転送能力によって消えた
殺し屋「チッ逃したかまあいい妖怪がなんと言おうと誰も信じまい」
殺し屋は去っていた
妖狐は命の恩人であるオーナーの最後の願いである旅館を守る方法を一生懸命考えていた。妖狐は言葉は話せるが頭はそこまで良くなかった
そんな彼が一生懸命考えた結果思いついた策は
旅館の宿泊客を誘拐し、曰く付きにすることで企業の連中をこわがらせ、企業の乗っ取り計画を白紙にし、取り壊されないようにするというもの
それから彼はオーナーに化け、経営を行った。
経営はよく人間に化けて旅館に遊びに行ったときオーナーが勉強しているのを見ていたため、かろうじて業務をこなすことができた。
そのため、女将以外には入れ替わってるとバレなかった
そして現在に至る
ちなみに女将がオーナーの仕事を継ぐらしい
健志は自分の評判の良さを利用し、真実を町の人たちに伝えたうえで旅館の宣伝をしてまわりその結果
無事、客足が戻った。攫われたお客さんたちも来てくれているみたいだ。
温泉旅館ヨツバ宿泊客失踪事件は真の解決を迎えた。
翌日また新たなミッションがくだされる
依頼内容は町で起こった殺人事件を解決してほしいとのこと
健志「こればかりはさすがに警察の仕事でしょう」
雄二「実は被害者はすべての血液を抜かれた状態だったらしい」
健志「吸血鬼の仕業ということですか」
雄二「おそらくそうだろうな。」
雄二は警察に話を聞いた
警察「事件が起こったのは人気のない路地裏
です。死亡推定時間から被害者が亡くなったのは夜。被害者もどうしてそんなところにいたのか」
健志は事件が起こったという路地裏の場所を教えられ、そこに向かった
健志「朝ですら人が入らないような薄暗い場所、夜になったら暗すぎてまったく見えないだろう。聞いた話では被害者が死んでいたのは路地裏のかなり奥だという。なぜ被害者はこんなところにいたのだろう」
その時、警察から電話がかかってきた
健志「はい、黒井です。」
警察「被害者の身元がわかりました。被害者は
薬物の売人 黒松大吾。何度か職質を受けたことのある人物ですがその時は何ももっていなかったとのこと。彼はもともと俳優の仕事をしていましたが、犯罪に手を染めたことで捕まり、その後反社会組織の構成員をしていましたが2年で辞め、現在は無職。薬物の仕入れ先はその反社会組織だと思われます。」
健志「じゃあ犯人は被害者が定期的にこの場所にくることを知っている人物ということになるのか。でも今回の犯行はとても人間技とはとても思えない。犯人は懐中電灯の類いを持っていましたか?」
警察「いえ、それがないんです」
あんなに暗い空間でライトなしで立っていたとは考えにくい
健志「じゃあ被害者は他の場所を取り引きの場にしていて、そこで殺され、ここまで運ばれたのかもしれないませんね」
左右の建物について警察に聞くと右の建物は現在、使われていないらしく
警察の協力を得て、建物の中を調べると被害者の髪や薬物が見つかった
警察「こんなに溜め込んでいたのか。どうりで職質の時に何も持っていないはずだ」
健志「犯人はわざわざ路地裏の奥まで被害者を運ぶまでしてこの建物を調べられたくなかった
人物」
警察「取り引き相手でしか。でもそれだとどうして被害者は血を吸われていたのでしょうか」
健志「これはあくまで私の推測にはなりますが取り引き相手は犯行の証拠を残さないように吸血鬼を雇い、被害者の血を吸わせ殺害。
そうすることで自分が犯人だという証拠は残らないという魂胆だと思います。そして路地裏に遺体を移動させ、あたかも殺人が路地裏で行われたかのように見せかけたのかと」
警察「犯人は姑息なやつですね。被害者が所属していた組織を調べ、取り引き相手を突き止め、吸血鬼と関わりがあったか調べてみます」
健志「お願いします」
そして取り引き相手は吸血鬼と事件の前日あっていたことが判明。吸血鬼のDNAや歯型が遺体についていたものと一致した。吸血鬼は殺人の容疑で逮捕できたが取り引き相手が吸血鬼に殺すよう依頼したかどうかはわからず
取り引き相手を殺人依頼の罪で起訴することはできなかった、しかし自宅からは薬物が見つかったのでその件で起訴する予定とのこと
次の日
雄二「新たな依頼が入った。この町で最も影響力のある大川家の当主 大川俊樹とその娘に殺害予告が来た。」
健志「大川秀樹って、この世界でいくつもの会社を経営している人ですよね。私も最近、噂で聞いて知りました。」
雄二「ああ。そして君には彼の娘の護衛をしてもらいたい」
健志「でもそれ妖怪が絡んでないんじゃ」
雄二「いやそうなんだけどね。彼の娘が町で有名になってる君に護衛を担当してほしいってうるさいらしくてね。大川秀樹の命令になると俺も断れないからな」
健志「まあ事情はなんとなくわかりました。その依頼、引き受けましょう。」
雄二「助かる。向こうも報酬は多めに払うって言ってるから頑張ってきてくれ」
健志は指定の百貨店の前に向かった
その見た目は和風の木造建築で大きな旅館のような見た目だった。
すると護衛を連れた大川秀樹の娘 大川晴子が現れた。
大川晴子「本当に日本刀持ってる!私、本物の剣士を見るの初めてだよ。私の名前は大川晴子よろしく!」
健志「今日あなたの護衛を担当させていただく黒井健志と申します。本日はよろしくお願いたします。」
大川晴子「そんなにかしこまらないでよ。同い年ぐらいでしょ。もうちょっとリラックスして話してほしいな」
健志「わかった。俺の名前は黒井健志。あらためてよろしく」
大川晴子「よろしく!じゃあ早速中に入ろうか」
健志「うん」
中に入ると大きな和風の旅館のような場所に多くのお客さんがいた
店の従業員「大川様。ようこそお越しくださいました。ごゆっくりお買い物をお楽しみください」
大川晴子は服を買い始め
大川春子「健志、似合うかな?」
健志「とても似合ってるよ」
大川晴子「ありがとう。私、実は同い年ぐらいの子と買い物するのはじめてなの」
健志「俺もだよ。」
二人はいろいろ話しながら買い物を続けた
大川春子「そろそろお昼だし、ご飯を食べに行こうか」
健志「もうそんな時間か」
健志たちは2階から食堂のある5階にいくと、目の前から誰かの気配がする
健志(なんだ。この違和感。まさか!)
健志は春子の前に立つすると健志の体が吹っ飛んだ
春子「健志!」
健志「大丈夫だよ。宗近 獄炎葬」
健志はすぐに立ち上がり、鞘から刀を抜くと獄炎葬を見えない何かに向けて放った
するとそれまで見なかったモーニングスターを持った金髪の女性が姿を現した。
女性が使っていたのは隠れ蓑。身につけると姿が見えなくなるアイテムだ。
獄炎葬を受けたことで隠れ蓑は燃えてなくなった。
女性「へえ透明化からの最初の一撃を受けて死ななかった奴は初めてだ。お前相当強いだろ」
女性が使う武器 モーニングスターには地震を起こす大鯰の力が込められている。能力を発動させた状態で当たればとんでもない衝撃により敵はミンチになる。
健志「春子は下がってて。」
春子「わかった。気をつけてね」
健志「ああわかってる」
女性「ひさびさの強敵だ」
女性のモーニングスターと健志の宗近が交差する。
西洋の武器と東洋の武器の衝突
あまりの衝撃に火花が散る
だが武器の重量はもちろん能力を発動させなくともモーニングスターが上
健志が吹っ飛び壁に激突
春子が健志の元に駆け寄る
春子「健志、大丈夫?頭から血が」
健志「まったく問題ない。」
女性「強がりもいいとこだ。」
女性が健志に接近する
だが相手の力を受け流しながら、自分の重心移動と腰の回転を一致させて相手を弾き飛ばす太極拳の技 推手を放つ。
それにより今度は女性が激しく吹っ飛んだ
女性
女性が吹き抜けのところに投げ出される
すでに健志は走り出していた。さらに跳躍し、落下する女性のところに移動した。そして空中での戦闘が始まる。




