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異世界での出会いからはじまる最強剣士たちの物語  作者: 荒木政一郎


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キツネと人

村人「そんな、、、」

健志「このゲスが。俺が刑務所に送ってやる」

子泣き爺「口ではなんとでも言える。貴様はワシに近づくことすら叶わない」

健志「やってみないとわからないだろう」

健志は無理やり体を動かし、子泣き爺との間合いを詰めようとする

しかし、案の定、その動きは遅い

子泣き爺「ワシの前ではどんな妖怪も無力。

ましてやどうして人間がワシにおよぶというのか

現実を見ろ、若者よ。そのまま押しつぶされるとよい」

健志(体がさらに重くなった。まさか、時間経過で

どんどん重くなる仕組みか。随分厄介な能力だ)

健志が地面に這いつくばる

その時、村人の一人が重さに耐えきれず圧死した

幸雄「がぁぁぁ」

断末魔が村全体に響き渡る

村人「幸雄じいさん!」

子泣き爺「まずは一人目だ!!!1番大きな断末魔を響かせるのは誰か。楽しみだ」

その時、健志の目の前が赤くなる

迷い家での感覚がふたたび蘇る

健志はなんと、這いつくばった状態から立ち上がってみせた

子泣き爺(バカなあの若造には特に重さをかけているはずなのになぜ立ち上がれる?いまごろ、幸雄のジジイのように圧死していてもおかしくはないはずだ)

健志が腹の底から叫ぶ

健志「クソジジイ!!!覚悟しろ!!!」

子泣き爺(先ほどまでとはまるで別人だ。何があった)


健志は子泣き爺に向かって走り出した

子泣き爺「バカな!貴様は本当に人間か?

立ち上がることすら信じられないのにまして

走るなど」

健志「死ね!」

健志は子泣き爺の眼前に来る

だがその瞬間、時間経過により健志にさらなる重みがかかる

ふたたび押しつぶされそうになると同時に健志は冷静さを取り戻した

健志(あの状態になることは師匠の教えを破ること。それで勝っても何の意味もない。敵への怒りを制御し、冷静な状態であのパワーが出せるようになれ)

子泣き爺「危なかった。肝が冷えるわ。」

だがまた健志が立ち上がる

それを見た子泣き爺は後ろに下がった

しかし

健志「宗近 獄炎葬!炎と話すことはできないだろう。ならこの攻撃は当たる!」


健志は怒りを制御する術を身につけた。これにより力を自由自在にコントロールし、さらに宗近の火力を上げることにも成功した

宗近の火力は使用者の感情の強さに比例して強まる。

赤い炎の斬撃が子泣き爺に襲いかかる

子泣き爺「熱い熱い、ワシが悪かった

助けてくれ」

健志「俺の質問に答えられたら助けてやる」

子泣き爺「なんでも答えます」

健志「お前の能力だけではこんな人面樹を作ることはできない。他に仲間がいるだろう。教えろ」

子泣き爺「この木そのものです」

その瞬間、子泣き爺の体を樹木が貫き

、人面樹の顔に子泣き爺の顔が加わる

人面樹が話し始めた

人面樹「この裏切り者が。」

健志「お前が黒幕か。なぜ顔を集めている」

人面樹「100の顔を集めることで私は人間の体を手に入れ、自由に動けるからだ。

私の力で子泣き爺に俺の妖力を与える見返りに、いままで子泣き爺に顔を集めさせていたが

もうその必要もない。あと必要な顔は一つだけ。

最後の仕上げとしてお前を殺して、お前の顔をもらおう。子泣き爺との戦いで相当ダメージを負っているだろう。さらに俺は子泣き爺から妖力を吸い尽くした」

人面樹がつるによる無数、攻撃をを放つ

健志「宗近 赤火斬。 森川流 斬雨」

炎を纏った刀で無数の斬撃を放ち迎撃

人面樹「大した技術だ。だがこれはどうかな」

人面樹はつるを束ねて、つるの威力と強度を底上げしてみせる

だがそれすらも、怒りを制御し、自身の力を自由自在にコントロールできるようになった健志の前では無力。つるは切り裂かれ、健志は

人面樹の正面に来ると

健志「森川流 斬骨」

これにより人面樹は横一文字に切り裂かれた。

人面樹「こんなガキに」

この一撃により人面樹を撃破

いままで囚われてきた人が解放される

そして子泣き爺は拘束され、無事に警察に捕まった

村人「ありがとうございます。あなたはこの村の英雄です」

健志「私は当然のことをしたまでですよ」

村人「また村に遊びに来てくださいね。いつでも大歓迎です」


次の日 健志に対して新たなミッションがでる

雄二「この町の高級温泉旅館 ヨツバで起きている失踪事件を解決してほしい」

健志「また妖怪の仕業ですか?」

雄二「それすらまだわからない。ただ宿泊客が次々に失踪している。このままじゃ旅館は潰れてしまうという、君の噂を聞いた旅館側が君にヨツバに異常がないかどうか君に調べてほしいとのことだ。依頼ということで宿泊代はただでさらに最高級のサービスも受けられるよ」


健志は旅館 ヨツバに向かった

温泉街の中にある旅館 ヨツバは温泉とおいしい料理で非常に人気だったらしいが事件のせいでお客さんの数は減っているらしい

フロントで依頼を受けた人間であることを話すとこの旅館のオーナーに連れられ別室に移動した

オーナー「黒井健志様、わたしどもの依頼を受けてくださり誠にありがとうございます。すでにお伝えしたとおり、この旅館でお客様が消える事態が多発し、この旅館は呪われた旅館という噂が流れていました。この旅館は父から受け継いだ大切な場所なのです、どうか事件解決のために黒井健志様のお力をお貸しいただけないでしょうか。報酬ははずみます。」

健志「もちろんです。この事件に全面協力させていただきます。」

オーナー「本当にありがとうございます」

健志「ところでお客さんが消えたのは客室ですか廊下ですか?」

オーナー「廊下です。廊下のカメラに映っていたお客様が突然、透明人間になったかのようにカメラから消えてしまわれたのです。

もちろん客室にもいらっしゃらず、警察にも相談しているのですが」

健志「わかりました」

健志は用意された客室に案内された

健志は客が消えるという夜になる前に

温泉を堪能した。

その後、雄二に電話でオーナーの話をすべて伝えた

雄二「おそらく転送能力をもつ妖怪か。気をつけていけよ」

健志「わかりました」

そして夜になる

健志は旅館の廊下を歩く、するとすれ違った人が突然消えたのだ。

健志は刀を構えた。

健志「姿を現せ妖怪!」

しかし、いくら廊下を探しても犯人の妖怪は見つからなかった。

1時間後、健志はひとまず部屋に戻ると犯人の正体について考える

健志 (どうしてこの旅館だけ失踪事件が起こるんだ。しかも代替わりした途端、まさか!)

健志は思い出した、はじめてこの世界に転生した日、雄二から聞いた妖怪の話で中には人間に化ける妖怪がいると

ふたたび部屋をでて、フロントに向かい

旅館の女将を呼んでもらった

従業員「失踪事件の件で来てもらっている黒井健志様がお呼びになっています。」

そして数分後、フロントに女将がきた

女将「お待たせしてしまい申し訳ありません。

何か御用でしょうか」

健志「少し聞きたいことがありまして

失踪事件が起こったのは今のオーナーになってからのことですか」

女将「はい、、、」

健志「代替わりをしてから新しく入ってきた従業員の方はいらっしゃいますか」

女将「いません。比較的新しく入った従業員も先代の頃より働いています」

健志「なるほど次が最後の質問です」

旅館の女将に話を聞くとこのように代替わりしてから事件が起こるまでの短期間に新しく入ってきた従業員はおらず、その期間に頻繁に泊まった客はいないとのこと。またある情報を聞いて、自分の推理が真実だと確信した。

そして健志はオーナーのいる部屋に向かった

オーナー「これは黒井健志様。お疲れ様です」

健志「事件の真相がわかりました。」

オーナー「なんと!」

健志「犯人はオーナー、あなたですね。」

オーナー「何を根拠でそんなことをおっしゃるのですか。人間である私が人をあんなふうに消せるわけないじゃないですか」

健志「あなたが人間かどうかはこの攻撃でわかります。人間には効果はないのであなたが嘘をついていなければ問題はないはずです。

宗近 獄炎葬」

赤い炎の斬撃がオーナーを包み込み、そして

オーナーは真の姿をあらわす。

その正体は狐

いわゆる神隠しによって宿泊客を誘拐したのだ

狐「どうしてわかった?」

健志「いろいろあるけど、オーナーは先代がまだオーナーをしていたころ、しばらく失踪していたらしいじゃないか

そして代替わりする直前の時期に戻ってきたという話を女将さんから聞いて

あんたが犯人だって確信した。あんたが本物のオーナーを殺し、代わりにオーナーに化けることでイッキに多くの人を誘拐できるという算段だったんだろうが俺が来たからにはそうはいかない。

お前がいままでにさらったお客さんの場所を教えろ、そうすれば警察に突き出すだけで済ましてやる」

狐「、、、客も減ってきたからまた別の場所で人間を捕まえようと思っていたが、従業員がしつこく

お前を招くようにとうるさかったから、呼んでみればこれだ」

健志「ごたくはいいから質問に答えろ。とにかくいままで連れ去ったお客さんを返してもらおうか」

狐「嫌なこった」

狐が転送能力で自分と健志を旅館のうしろの山に移動させた。

妖狐vs健志

二つのしっぽを持つ妖狐

妖狐が口から放つ、火の玉を交わしつつ、攻撃を放つ。妖狐の弱点は妖力量の証である尻尾

実際、赤火斬で2本のしっぽのうち1本を斬ると火の玉の威力が明らかに落ちた。

妖狐「よくも尾を斬ってくれたな。許さんぞ」

健志「許せないのはお前がさらったお客さんと

そのご家族だ。お前のせいで彼らがどんなに悲しんでいるのかわからないのか」

妖狐「わかりたくもないね」

健志「オーナーとして他の従業員たちと働いていたんだろ、そこで気持ちの変化はなかったのか」

妖狐「うるさい」

妖狐は火の玉を放ち続けるがスピードも威力も落ちた攻撃が当たることなくもう1本のしっぽも斬られた。

健志「お前は本当はこの旅館を守りたかったんじゃないのか」

妖狐「何を言ってる」

健志「さっきまでの言葉はお前の反応を見るたためだ。この旅館は先代の頃から、進出してきた企業に圧力をかけられ、閉めるように言われたらしいな

その後は更地になり、別の建物が建てられる計画。オーナーはお前に頼んだんじゃないか。父の大切にしていた旅館を潰されないようにしてくれと。だから心霊スポット化することによって企業の連中を怖がらせその計画を白紙にしようとした。でもお前は不器用なやつだよお客さんを連れ去ってしまったら旅館の評判は地に落ちるそんなことオーナーは望んでいないはずだ」

妖狐「適当なことをいうな、オーナーのため

にとか少しも考えていない」

健志「隠さなくていいお前は昔、オーナーに助けられたんだろ。

女将さんはオーナーの幼馴染でお前が昔オーナーと一緒に助けた狐だって見抜いてたよ。俺の推理を話したらすべて泣きながら教えてくれた。おそらくオーナーはその企業が買収を進めるために旅館の跡取りである自分を狙っていることに気づいていた。だからお前に託した。そして企業はどんなを手を使ったは知らないがオーナーの遺体を消し去った。それを知ったお前はオーナーの最後の願いを叶えようとした。

だがお前は馬鹿だよ、他にもいろいろ方法はあったはずだ。この世界の警察は優秀だ。相談すればオーナーの遺体を見つけて、実行犯や計画したやつを逮捕してくれたかもしれない。」

妖狐「じゃあいままで私がやったことはただ旅館の評判を落としただけ、、、」

健志「お前はお前なりに頑張っだと思うよ。だから自分を責める必要はまったくない。女将さんも気づいていたがお前が逮捕されることをおそれてなかなか言い出せなかったことが原因でお前を余計に苦しめてしまったと言って悔いていた。決してお前だけの罪じゃないんだ。それにだ

お前がオーナーに化けたことでいいこともある。おそらくオーナーを殺した企業は殺したはずのオーナーが生きていることに驚き、血相を変えて

お前を殺しにくるだろうそこを捕まえればいいんだ」



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