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異世界での出会いからはじまる最強剣士たちの物語  作者: 荒木政一郎


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4/15

妖怪屋敷

健志「ここは妖怪屋敷か。」

健志が臨戦態勢をとる

雪女の攻撃は凄まじく少し息を吹いただけで

襖をふくめ、部屋全体を凍らせ退路を断った

さらにこの空間の空気を吸いすぎると肺が凍り、最悪死ぬ。

健志(肺が死にそうだ。おまけにこいつを倒さなければこの部屋からは出られない。いままでの屋敷の中であった妖怪たちとは格が違う)

健志は呼吸を浅くし、炎を纏った刀で雪女の氷結攻撃を防いでいく。

健志(妖怪とはいえ、何度も息を吹けば必ず

息切れを起こすはず、ならばその時まで耐えるんだ)

健志の狙いどおり雪女が息を切らした瞬間だった

健志(よし来た)

床を思いっきり蹴り接近すると、雪女に向かって技を放つ

      ざんこつ

健志「森川流 斬骨」

相手に接近し、横一文字斬りを放つ。相手の骨すらも断つ技。 

赤い炎の一閃が雪女の体を斬る

その一撃によって雪女を撃破。雪女は消滅した。

部屋の氷も自然消滅し、健志は外に出て、また廊下を進む。

次に現れた妖怪はがごぜ 

僧侶のようなすがたをした人食い鬼の一種。あごの力がとても強く、骨をもかみ砕く。

健志の半分くらいの身長

それが地面を蹴り、ジャンプをして健志の首めがけて襲いかかってきた。

健志はがごぜが噛みつこうとした瞬間、体を横にずらし、宙に浮かぶかごぜの背後に回って背中を思いっきり殴り、地面に叩き落とした

がごぜは床にぶつかった衝撃で激しく吐血した

どうやらがごぜはその一撃で動けなくなったようだ

健志「襲わないなら無駄に殺す必要もない。それよりも脱出のほうが優先だ」

そう言った瞬間、奥から新たな妖怪が出てきた。

妖怪 濡女

人間に似た顔と、蛇のような体をもつ。本来、水のあるところに住み、いつも髪がぬれている妖怪。獲物をひと飲みにしてしまう大きな口をがあり、ねらったものはほとんど逃がさないと言われている 

濡女は強かった。口から衝撃波を放ち、健志を吹き飛ばし、さらに口から火の玉を放ち、健志にぶつける。さらに健志が隙をついて放った獄炎葬を吸収し、無効化。近距離で戦うしかないが、衝撃波のせいで近づくことすらできない。

健志(この妖怪は強い。今の俺では手も足も出ない

かといってこいつを攻略できなければ奥には進めない。どうすればいい)

健志は床を蹴り、濡女に接近、しかしやはり衝撃波により吹き飛ばされ、着地の瞬間を狙い火の玉をぶつける。

健志(凶悪なコンボだ。せめて衝撃波さえなんとかすることができれば、、、そうだ!)

健志はふたたび濡女の方に向かって走り出す

濡女が衝撃波を放った瞬間

健志「宗近 獄炎葬」

これにより衝撃波と獄炎葬をぶつけ、向こうから

さらに炎により、一時的に濡女の視界を奪うことに成功した。

健志がスライディングで濡女のところに行くと

刀で濡女の長い首を斬った。

断面から噴水のように血が噴き出す

実はそれは猛毒で皮膚からも吸収し、少量で死に至る。しかしもちろん健志はそれに気づかず、少し避けるだけ

健志に普段なら交わす必要もないような少量の血が降りかかる

だがそれが健志に当たることはなかった

健志に倒されたものの命は取られなかったがごぜ

がジャンプし、健志の上半身を守る、結果、代わりに血を浴びたのだ

その瞬間、がごぜが異様に苦しみ出す。

健志「まさか、毒か。おい、しっかりしろ。どうして俺を庇った、俺はお前たちにとって獲物に過ぎないんだろ、俺を守る必要はなかったはずだろう」

しかし、がごぜはすでに死んでおり、健志の問いに答えてくれるものは誰もいなかった。  

それからも健志はひたすら奥に向かっていたが天井から何かの気配がする。

そこにいたのは妖怪 天井下り

天井からぶら下がっている妖怪。本来、人間に対して、特に危害を加えることはないがこの個体は別だった。しかも、天井下りは他の妖怪も呼び出した

妖怪 一本ダタラ 

イノシシのような体に、大きなひとつの目と一本の足をもつ妖怪

妖怪 以津真天

くちばしのある人間のような顔に、ヘビのような体、大きな翼、足にするどい爪をもつ妖怪

妖怪 オハチスエ

全身が毛でおおわれていて、魚の皮でできた衣服をまとっている妖怪。空き家に忍びこみ、住みついてしまうと言われている

妖怪 震々

全身を震わせるように浮遊し、人間の首もとにとり憑く妖怪。とり憑かれた者は、寒気や恐怖を感じてしまうと言われている

妖怪 ぬっぺっぽふ

頭と体の区別のつかない、肉のかたまりのようなすがたをもつ妖怪。ものがくさったような臭いを放ち、夜になるとあてもなく歩きまわるとされている。

これ以外にも家中からたくさんの妖怪が現れ、健志を囲む。

健志「すまないが。俺は今、考えごとをしている。

頼むから邪魔をしないでくれ」

数体の妖怪が健志に襲いかかる、しかし健志はそれらの首を一瞬で斬った。  

健志「ちゃんと言ったはずだぞ。邪魔をするなと」

さらに

      ざんてん

健志「森川流 斬天」

健志が師匠の森川龍二から受け継いだ剣技

居合から自分の体を軸に回転しながら鞘から刀を抜き、横薙ぎ。刀の間合いの中にいる自分の周りの敵をまとめてきる森川流 奥義

これにより刀の届く範囲にいた妖怪をすべて斬る

しかしまだまだ妖怪がいる

その瞬間、健志の視界が赤くなり、体温は上昇、心拍数がイッキに跳ねあがる

      きりさめ

健志「森川流 斬雨」

森川流のもうひとつの奥義

剣をすさまじい速度で振り続け、数多の斬撃を放つ攻防一体の技

これで妖怪たちの猛攻を防ぎながら、次々に向かってくる妖怪を心の底から湧き出る怒りに身を任せて斬っていく。

その姿はまさに修羅。もはやどちらが妖怪かわからない

普段は温厚な健志だったが、機嫌が悪くなるとすぐに彼や彼の母に暴力をふるう憎い父親の血が流れている

怒りが頂点に達すると冷静さを失い、本能のままに暴れる修羅になるのだ

健志の体が妖怪の血で真っ赤に染まる。幸い濡女の血のように毒はなかった。

すべて倒し終わってもまた前から大量の妖怪が現れる

健志は刀で妖怪たちを次々に斬っていく。返り血を浴びた健志だけではなく、廊下全体が紅に染まった

そして気がつくと家の中にいる妖怪はすべて消滅

していた

健志「途中から記憶がない。これは俺がやったのか?頭が痛い」

そして家は消滅し、健志は道の真ん中に立っていた。

健志「これで終わったのか。怒りに身を任せて暴力を振るうなんてあのクソ親父と同じじゃないか。。。」

健志は複雑な心境になりながらも一人で自宅へ帰って行った。

風呂で血を流し、それから食事をとる。

がごぜがどうして自分を助けてくれたのかを考えながら眠りについた。


そして4日後

雄二がやってきた

雄二「健志、また新たな任務だ。最近、毎日、夜になると若者が無言で列をなして歩いているらしい」

健志「これはまた奇妙な話ですね。妖怪のしわざでしょうか。」

雄二「ああ。おそらくそうだろう。だから健志にはこの件について調査をしてもらいたい」

健志「わかりました。その任務、引き受けましょう」


健志が夜の町をパトロールをしていると

話に聞いていたとおり

その様子はまさに異様

白目を剥いた若者たちが無言で列をなして歩いている。

健志が声をかけたが返事がまったくない

健志「なんなんだこれは」

すると若者たちの体から大量の妖怪が現れた。

妖怪 白うかり

細長い胴体をもつ。4本の指がある手があり、足はない妖怪。動きはにぶく、空中を這うようにふらふらと移動するという

パッと見ただけでも100体はいるであろう

白うかりが一斉に健志に襲いかかる

健志「森川流剣術は多対一に特化した剣術だ。

数の差はまったく問題ではない。

森川流 斬雨」

健志が斬撃を雨のごとく放ち、白うかりたちを正面から斬っていく。

白うかりは数は多いものの攻撃力はない

健志にすべて斬られていった。 

しかしこれでは終わらなかった斬られた怨念から100体の白うかりは融合し、巨大な白うかりになった。

巨大化した白うかりのパンチの破壊力は凄まじく地面に大きなクレーターをつくる。

健志は近くの家の壁を足場にして、屋根に登り、さらにそこから跳躍して、巨大な白うかりの片手を切り落とした。

しかし、その片腕はすぐに再生した

健志「これは厄介だ」

そこから健志と白うかりは死闘を繰り広げる

白うかりの強烈なパンチを交わしながら、斬撃を放っていく

そしてその戦いはなかなか決着がつかなかった。

気づけば日の出が迫る。

そして太陽の光が当たった箇所から白うかりは塵になりそして消滅していった

健志「倒せたのか」

安心した健志は疲労で、立っていた屋根の上で倒れた

健志「疲れた、、、」

3日後、新たな依頼がきた

依頼内容は人面樹の謎を解明してほしいというものだった。なんでも町から少し離れたところにある柳光村で1番大きな木に人の顔がたくさんついており、さらにその顔はみな村の中で失踪した人の顔らしい

健志「その木、そのものが妖怪ということですか。」

雄二「それは俺にもわからない。だからこそお前にはこの任務を引き受け、解決してほしいんだ」

健志「わかりました。」

健志は柳光村に向かった。

すると入り口のところに村人が数名立っていた

村人「私どもの依頼を受けてくださり、ありがとうございます。」

健志「失踪した方々の顔がついた大木があるとか」

村人「そうなんです。そのせいで私の息子も怖がっており、、、」

健志「事情はわかりました。その大木のところに私を案内してくださいますか。」

村人「わかりました。着いてきてください」


大木のあるという村の奥にある場所に向かうと確かに

木には人の顔がくっついていた

すると後ろから杖をついた老人が現れた。どうやらこの村の長であるようだ

村長「よそ者を村に入れおって。何が妖怪退治だ、ただの詐欺師ではないか。早くこの少年を村から追い出しなさい」

村人「しかし、村長。この方にはわざわざ外からお招きしておりますし、この人面樹の問題は私たちにどうこうできる問題ではありません。ならこの方にお任せした方が

村長「いいから追い出せ。これは村長命令だ」

健志「ずいぶん必死ですね。村長さん。私がいたら何かまずいことが

村長「よそ者が詮索をするな」

村人「村長!」

健志が村長に獄炎葬を放った

健志「安心してください。この火は人には効果がなく、妖怪にしか効きません」

そして村長が真の姿をあらわした

妖怪 子泣き爺

通行人が憐れんで抱き上げると次第に体重が重くなり、そのまましがみついて離れなくなることで知られている妖怪。

健志(この姿は有名な子泣き爺か。おんぶをしなければまったく問題あるないだろう)

しかし、急に健志の体が重くなる

そして村人たちも倒れた

健志(バカな子泣き爺はあそこにいるのになんで

まさか重力操作の能力を持っているのか)

子泣き爺「普通の子泣き爺と同じにするでない。直接おぶわれずとも、相手に取り憑くことで重さを付加することができる。取り憑きの条件はワシと話すこと。村の人間全員がワシの支配下だ」


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