太陽の健志
雄二「空亡との戦いでは俺と健志が攻撃側にまわり、残りの5人が町を結界で守る。これで空亡との戦いに終止符を打とう」
そして空亡が出現する日まで健志たちは修行をし、武器の扱いや肉体を徹底的に鍛えた
決戦の日 町中の人々が見守るなか、健志たちが現れた。
人々「がんばってください」
健志「もちろんです。私たちがあなたがたを必ず空亡から守ってみせます」
健志の母親 (健志、こんなにも頼もしくなって)
春子が健志のもとにきた
春子「健志頑張って。私もあなたのこと応援してるから」
健志「ありがとう、春子」
リンがニヤニヤしながら健志に話しかける
リン「彼女さん?」
健志と春子の顔が真っ赤になる
健志「まだ付き合ってないよ」
律「まだっていうことは今後付き合う予定があるということだね。結婚式には俺も呼んでくれよ」
浩介「二人とも健志をいじりすぎだ。それにそろそろ来るぞ」
空を黒い何かが覆いはじめ、ついに太陽を飲み込んだ、現れたのは空亡だ
目も鼻も口もなく文字通り黒い太陽だった
空亡「1000年以上の時を経て復活した。忌々しい陰陽師のやつらはもういない。この世界は今日で終わる」
この声も直接言ってるのではなく脳内に語りかけているような感覚だった
6人全員が気持ちを切り替えた。
健志以外の5人が五芒星の形をつくり、町中に結界を張った。雄二の力によって一時的に飛行能力を得た、健志と雄二が空亡に近づいていった
健志「俺が空を飛んでる」
雄二「行くぞ健志!」
健志「了解です」
空亡「愚かな九尾よ。また人間に泣きついたのかみっともない。そんな妖術も陰陽道の術も使えないガキに何ができるというんだ」
雄二「この少年は強いぞ。空亡お前は今日、消滅する」
空亡「1000年の年月でボケたか
まあいいどんなやつでもあの安倍晴明には届かない」
健志「宗近 青火斬!」
空亡が闇のオーラを放つ、その攻撃を健志が
炎を纏わせた宗近で切り裂いていく
空亡「ほうなかなかやるな。九尾よ、先程の言葉を訂正する、お前はまだボケていなかったようだ」
空亡が闇のオーラを次々放つ、雄二が放った妖火でいくつかの攻撃を相殺し、残りを健志が宗近で斬る
そして
健志「宗近 獄炎葬」
強烈な青白い炎の斬撃が空亡に放たれる
空亡は確かにダメージを受けたものの追い詰められたような雰囲気はない
空亡「あの時の攻撃に比べれば痛くも痒くもない」
雄二が追撃の妖火を放つ。しかし、空亡はその攻撃を闇のオーラをぶつけて相殺し
配下の妖怪を召喚した
雄二「その能力を1000年の間に取り戻していたのか!」
空亡「1000年という月日はとても長かった。ただぼーとしているだけでは退屈でな着実に力を蓄え、技を取り戻していたのだ」
雄二と健志が力を合わせ、配下の妖怪を倒していく、幸い、1000年前ほどの数はいない
斬って斬って斬りまくる、健志が青白い炎を纏った刀で空亡の配下の妖怪たちを次々に倒していく。その姿を一言で表すならば剣神。それほどまでに健志はこの世界に来てからの短期間で成長していたのだった。
雄二「俺も負けてられないな。お前らの相手は俺がしてやる雑魚妖怪ども」
雄二も同様に妖火を放ち、空亡の配下の妖怪を消し炭にしていく
すべてを倒し終わると空亡はふたたび闇のオーラが放たれた。数十体の妖怪を同時に相手をしていた健志は疲弊しており、明らかにその攻撃を交わすのは不可能
だがその攻撃は健志には当たらなかった
雄二が健志を庇ったのだ
雄二「俺が生きているうちはお前たちを絶対に死なせない」
健志「雄二さん!!!すみません私が弱いせいで」
雄二「お前は弱くなんかない。他人のためにすべてを賭けてたたかえるとても強い人間だ。君は晴明によく似て、強くて優しい戦士だ」
その言葉を聞いた健志と刀が纏う炎がイッキに強くなった
健志「ありがとうございます。雄二さん、いまならあの化け物に勝てそうな気がします」
空亡「何を言ってるんだ。どんなにお前が普通の人間より強いとはいっても、所詮は人間
、陰陽師のように特殊な力を使えるわけでもないお前が倒せるような相手じゃないんだよ私は」
その時だった
青白い炎がイッキに濃い青の炎に変わった
それが表すのは炎の温度の上昇と健志の成長
雄二「ついにその領域に辿りついたか。健志、お前に俺のすべてを託すだから空亡を絶対に倒せ。これからは健志がリーダーとなり他の5人とともにこの世界を守ってくれ。短い間だったがお前たちと出会えて本当によかった。」
そして雄二が宗近に吸収されていった
青い炎の火力が、うちに宿る九尾そのものを吸収したことで勢いを増し、健志と宗近を守護するかの如く覆った
健志「雄二さん。わかりました。あなたの覚悟を決して無駄にはしません」
健志の目から涙が落ちたしかし、健志は悲しみにくれて、雄二の思いを不意にするような人間じゃない。むしろ覚悟を決め、目の前の強敵を倒そうと闘志を燃やす
空亡「炎の色が濃くなっただけじゃないか。少し強くなったところで人間一人に何ができるというんだ」
空亡がいままで以上に広範囲かつ高密度の闇のオーラを放つ、その攻撃は町に向けられていた
この攻撃が当たれば、結界も意味をなさず町全体が闇に飲み込まれる。
健志は町を庇い、その攻撃を受けた
空亡「バカめこれであとはじっくり町を滅ぼすだけだ」
しかし、
健志「効かないな空亡」
なんと健志は闇から脱出し、生存していた
刀に残された雄二と安倍晴明の最後の加護により、ダメージを負いながらも致命傷を避けたのだ
そして健志は本能的に二人の加護であることに気づいた
健志「ありがとうございます雄二さん、晴明さん。あとは任せてください。これで最後だ!空亡!!!」
(この一撃に俺の命を、これまでのすべてを載せてみせる!
雄二さん、春子、リン、母さん、修斗、律、浩介、優馬そしてこの世界の
みんなありがとう。俺を支えてくれて、信じてくれて、応援してくれて、生きててよかったと、心の底から思うことができた。こんな気持ちには前の世界では絶対にならなかった。おかげで迷いなくみんなのために命をかけられるよ)
その強い覚悟によって健志を纏う青い炎が膨れあがり、刀から空から失われた太陽同じ形をした大きな塊を生み出した
人々「青い太陽だ」
リン、修斗、律、浩介、優馬、健志の母親、春子「いけー健志!!!」
「宗近 獄炎葬」
巨大な青い炎を纏う健志の姿がかつて、空亡を封印した安倍晴明に重なる。
空亡「安倍晴明!!!貴様はまた邪魔をするのか」
健志「安倍晴明じゃない俺の名前は黒井健志だ!!!」
今度は封印ではなく消滅
健志が放った青い太陽が空亡を包む
空は光を取り戻し、明るくなった
町中が歓声につつまれる
リン、健志の母、修斗、律、浩介、優馬、春子「健志が勝った!!!」
リンと健志の母、修斗、律、浩介、優馬、春子喜び、涙を流した
空亡から太陽を取り戻した黒井健志は人々から尊敬の念を込めてこう呼ばれるようになった
「太陽の健志」と
そして空亡との戦いの後、健志はリン、修斗、律、浩介、優馬を自宅に招き
ふたたび食事を振る舞った
健志「空亡は倒せたけど雄二さんを犠牲にしてしまった」
リン「あれは健志のせいじゃないよ」
優馬「そうだよ、雄二さんは君の優しさと強さを信じてこの世界の未来を託したんだ」
その優しいことばを言われて健志の目からは涙がこぼれ落ちた
健志「ありがとう二人とも」
そして6人は雄二や安倍晴明が残したこの世界を守るためこれからも人々を襲う悪い妖怪を退治していくのだった
空亡との戦いからしばらくして悪い妖怪と人間が徒党を組み、子どもを攫って売っているとの噂が町で流れていた
そこで立ち上がったのが健志たちだった
健志「この世界で人身売買を行うなんて絶対に許せない。その人身売買の組織を壊滅させ、子どもたちを助けよう」
他の5人「了解」
健志たちは人身売買の拠点に関する調査をはじめた。町で聞き込みを行ったり、怪しい人物がいないかどうか町をパトロールをしたりした
その結果、律が有益な情報を手に入れた
なんでも最近、港でたびたび怪しい人物が集まり、港から船を出しているとのこと
噂どおり妖怪が仲間にいるなら警察の手に負える事件ではない。俺たちは警察に事情を話し、
船に乗る段階では犯人だという証拠はないので
港に警察官を何人か隠れて待機させ、俺たちが帰ってきたときに捕まえ、無力化したグループをそのまま牢獄に入れてほしいと彼らに頼んだ。警察はそれを了承した
この世界の町は江戸だが、技術はもとの世界とは変わらずちゃんとエンジン付きの船も存在している。
港からは確かに見慣れない怪しい連中が割と大きな船を出していた。俺たちは連中にバレないように船に乗り込んだ。船がしばらく進んでいると別のより大きな船が前からやってきて、荷物をこの船に下ろしていった
向こうの船の乗組員もこっちの船に乗り込んだ
向こうの船の乗組員「今回、持ってきたガキどもはなかなか素直で扱いやすい連中だからかなりおすすめだぜ。その代わり金は弾んでくれよ」
こっちの船の乗組員「感謝する。お代は、、、」
健志「そこまでだ!」
健志たち6人が武器を持っていっきに前に出る
こっちの船の乗組員「その武器まさかあの太陽喪失事件を解決したガキどもか?いつのまに船に乗り込みやがった?まあいい、予備の船に荷物を下ろせ」
そしてその乗組員が持っていた何かのスイッチを押した、すると船中に警報がなった。10体ほどの鬼と武器使いの男が出てきた。鬼はそれぞれ、成人男性ぐらいの大きさだ。だがもはや鬼にビビるような健志たちじゃない。武器の能力を解放し、すぐに制圧しにかかる
他の5人が鬼の相手をし、健志が武器使いと戦うことになった




