集結
そして次の日の昼ごろ
雄二「昨日は遅くまで任務に取り組んでいたよいだがよく眠れたか健志」
健志「なんかうれしいそうな感じですね。雄二さん、まあ割とよく眠れたと思いますよ。」
雄二「イケメンで性格もいいのにモテない健志くんに朗報です。」
健志(この人どうしたんだ、気づかないうちにどこかで頭をぶつけたのか?)
雄二「君に彼女ができるかもしれません」
健志「この世界に来てまだそんなに女性と話したことがないのにいきなり彼女はあまりにも気が早すぎるでしょ」
(実はあれから春子とちょくちょく買い物に行ったり、ご飯食べにいったりしてるけど)
雄二「それはそうだけど君と同い年くらいで優しそうな女の子だよ、おいでリン」
リン「はい。君が健志?私の名前はリン
転生者だよ
君と同じ武器使いで武器は槍で名前は雷槍
雷獣の力が込められてるんだって
君とは今日のミッションで協力させてもらうよ
よろしく」
健志「こちらこそよろしく、リン
俺の武器は日本刀で名前は宗近
大妖怪 九尾の力が込められているらしい」
リン「刀使いってなんかかっこいいね。
じゃあ早速だけど目的の場所に行こうか」
事件の詳細は歩きながらリンが話してくれた
なんでも最近、町付近の森で凶暴な妖怪 牛鬼が大量に発生しているのだという
牛鬼とは頭が牛で体が鬼、あるいはその逆の姿をしており、非常に残忍かつ獰猛で、毒を吐き、人を襲って食べると恐れられてきた妖怪だ。そんな牛鬼が町に来たらまずい、そうなる前に俺たちに食い止めてほしいとのこと。
俺とリンは町の近くの森の入り口にたち、森へと入っていった。
さっそく15体ほどの牛鬼が現れる
健志「宗近 赤火斬」
健志が刀の力を解放し、刀に炎を纏わせる
リン「雷槍 雷王杖」
リンが槍の力を解放し、槍の先端に強力な電気を付与する
2人とも雄二が数多くいるもとの世界の人間の中から選んだ傑物、大量の牛鬼を次々に倒していく
するといままでにあった牛鬼よりはるかにでかい牛鬼が現れた
リン「私に任せて、雷槍 雷神杖」
とてつもない速度の電撃が牛鬼を襲う、だが牛鬼を受けてもなお突進してきた
リン「私の奥義で倒せないなんて」
健志「でも動きはだいぶ遅くなった。効いている証拠だ。宗近 獄炎葬」
でかい牛鬼はそのまま炎に焼かれて死んだ
リン「やったね。というか刀に炎を纏わせるってめちゃくちゃかっこいいね」
健志「けっこうこの武器気に入ってるんだ。でも槍に雷の力を宿らせるのもかっこいいよ」
リン「ありがとう」
町に戻る間に俺たちはいろんな話をした。リンはもとの世界で両親を交通事故で失い
意地悪な親戚の夫婦の家に預けらていた
人生に絶望して、自殺を考えていたときに
こっちの世界に転生したらしく
雄二さんには感謝しているとのこと
森から出ると雄二の他にも4人の自分と同い年くらいの男の子が立っていた
雄二「紹介しようぬりかべの力を宿す絶対防御の盾を使いこなす修斗
鎌鼬の力を宿す鎌を使いこなす律
件の力を宿す弓矢によって敵の行動を先読みし、弓矢を放つことができる浩介
アマビエの癒しの効果をもつ扇によって自分と味方を回復できる優馬だ」
修斗「塚田修斗だ」
律「坂田律だよ」
浩介「神田浩介だよ」
優馬「真島優馬だよ」
健志、リン「よろしく」
雄二「少し昔話をしよう
君たちがもといた世界に安倍晴明という伝説の陰陽師がいたのは知っているだろう。
安倍晴明は実は君たちと同じようにかつて転生を果たし、この世界に来た
だが当時、この世界は危機を迎えていた。百鬼夜行の最後に現れ全てを呑み込む黒い太陽のような存在だとされている空亡がこの世界を滅ぼそうとしていたのだ。当時も今のように悪い妖怪がたくさん現れていた時期だった。そしてその後空亡が現れ、太陽を飲み込み、この世界を闇で覆った
そこで立ち上がったのが安倍晴明と5人の他の転生者だ。安倍晴明はこの世界での親友であり、伝説の名工である宗光が作った武器を片手に空亡に挑んだ
安倍晴明以外の5人が五芒星の形になって結界の柱となり、町を空亡の影響から守り、宗近を手にした安倍晴明とある妖怪が協力して、空亡に挑み激戦を経て空亡を封印することに成功した。」
健志「その妖怪っていうのは?」
雄二「俺だよ」
健志「でも雄二さんは人間で」
雄二「今は人間に化けているが俺の正体は九尾。君たちを向こうの世界から呼び寄せたのも大妖怪である俺の力だ。君たちが警戒すると思ってあえて伝えていなかったけどここまで来たら話さないわけにもいかない」
健志「九尾って、宗近に宿ってるあの」
雄二「そうだそして空亡はとても強力な妖怪だ。消滅させない限り封印を解いて何度もこの世界を滅ぼそうとする。だから俺は安倍晴明や他の転生者を超えうる器をずっと探していてたんだ。
そこで見つけたのが君たちだ。君たちのような若者に他人のために命をかけさせてしまうことを大変申し訳なく思う」
健志「そんなこと気にする必要はないですよ。もうすでにこの世界の人たちを守るために命をかけると決めたんで」
リン「健志が行くなら私もがんばるよ」
修斗「いまさらビビるほど意気地なしじゃないですよ」
律「もとの世界よりこっちの世界のほうが圧倒的に心地よいからな戦ってやるよ」
浩介「怖いけどがんばる」
優馬「やるしかないか」
雄二「今日はみんなゆっくり休んでほしい。新たなミッションについては明日伝える。
健志は俺についてきてくれ」
健志「わかりました」
健志と雄二が雄二の自宅に向かって町中を歩く
雄二「転生者っていうのは俺が向こうの世界から呼んできた人間だけではなく偶然、迷い込んできた人間も含まれるんだ。ついたよここが俺の家だ。上がってくれ」
そして俺は雄二さんの家の応接間に招かれた
そこにはまさかの人物がいた
健志「母さん、、、」
健志の母「健志、、、」
健志「小学生の俺を置いて出ていった癖にいまさらなんのようがあってここに来たんだよ」
健志の母「本当にごめんね。お父さんのことが怖くてて、あなたを置いて逃げてしまった。自分だけ逃げてしまった。でもねやっぱりあなたがいない生活は寂しかった。自分勝手な願いだとはわかっているけどたまにでいいから母さんと会えないかな」
健志「勝手なことを言うな!じゃあなんで一度も俺に会いにきてくれなかったんだ。一度でも会いにきてくれたら俺は、俺は」
健志は拳を握りしめながら目から涙が流れる
健志の母が健志を抱きしめる
健志「本当はあなたのことを迎えに行きたかったの、でもお父さんが怖くて行けなかった。本当に申し訳ないと思ってる。それからしばらくしたらいつのまにかこの世界に迷い込んでて悪い妖怪に襲われていたところをこの人に助けられたの」
雄二「健介、お前のことについては転生させる前によく調べた。だからこの人がお前の母親だということを知っていた。だから助けたんだ」
健志「母さん、あなたのことを許すつもりは一切ない。だけどたまに会って、一緒にご飯を食べたりするぐらいならいいかな。俺も母さんと話したいこといっぱいあるし」
健志の母「ありがとう健志」
黒井親子は抱き合いながら互いに涙を流した
次の日
雄二の自宅前に6人は集められていた
雄二「今から各自に別々の任務をこなしてもらう。健志はだいだらぼっちと
リンは天狗と、修斗は鬼と、律はえんらえんらと、浩介は鎌鼬と、優斗はひだる神と
戦ってもらう。町の守護を担当するものも万が一空亡に挑んだ味方がやられた場合、代わりに戦わなければいけない。だから全員に強くなってもらわなければならないんだ」
そして各々は指定された場所へと向かった
天狗の山とは別の山である室武山に健志は向かった。雄二が言った通り山より大きな超巨大な妖怪 だいだらぼっちが現れる。
黒井健志vsだいだらぼっち
だいだらぼっちの耐久力と生命力ははっきり言って規格外だ。
通常技の赤火斬どころか、奥義の獄炎葬を何度放っても倒すことができない
それどころか健志に規格外の破壊力を持つ攻撃を放ち、健志を追い詰めていく
健志「強すぎる。こいつの攻撃を回避しきれなくなるのも時間の問題だ」
だいだらぼっちの巨体から放たれる拳や岩を投げる攻撃はそれだけで地形を変形させるほどの威力、人間がそれらを1発でも受ければ死ぬことは間違いない
健志(でもこいつを倒せなきゃ、きっと空亡と渡り合うことすらできないだろう。もっと火力を上げろ、一撃に命をかけるんだ)
妖怪の力を宿す武器は使用者の精神の強さに応じて、その効力を発揮していく
宗近が纏う炎の勢いは強くなり、色が赤色から橙色へ橙色から黄色へ黄色から白色へ
白色から青白色に変化し、炎が刀だけではなく健志の身体からも出てきた
健志(炎が体から出るのと同時に力が湧いてきた。今ならこの化け物を倒せそうな気がする)
「宗近 獄炎葬」
青白い炎の斬撃が巨大なだいだらぼっち完全にを消し去った。
健志、試練クリア!!!
そしてリンに課されたのは上級天狗を倒すこと
リンがもとの世界にいたころの話
リンは優しい両親のもとに生まれ、たくさんの愛情を注がれながら元気に育っていた。
リンが6歳の誕生日に家族3人で遊園地に行っていた
リンの父親「リン、誕生日おめでとう。今日は思う存分遊んでいいからな。でも他のお客さんに迷惑をかけるのだけは絶対にダメだぞ」
リンの母親「家族3人で遊園地に来るなんてひさしぶりね、リン楽しみましょう」
リン「うん!」
誰もがうらやむような幸せな家庭
その日の遊園地に行った帰りに悲劇が起きた。
遊園地を満喫に園の外に出て、晩御飯を食べに家族3人で歩いて近くの焼肉屋に向かっていたとき、飲酒運転をしていた男がなんと歩道に突っ込んできたのだ
両親はリンを突き飛ばしこういった
「リンあなた(お前)だけは生きなさい」
リンの両親は車に跳ねられ即死
リン「お母さん、お父さん私をおいていかないでよ!」
最高の日になるはずだったリンの6歳の誕生日はリンにとって最悪の日に変わってしまった。
そこからは意地悪な親戚の家に預けられ
案の定、いじめられていた
親戚「お前に食わせるメシはないんだよ、あっちにいってろ」
親戚「両親と一緒に跳ねられて死ねばよかったのに」
学校の屋上にて
リン「こんな世界生きていても苦しいだけ。お母さん、お父さん、あなたたちが守ってくれた命を捨ててしまうことを許してください」
リンは飛び降りた瞬間転生し、この世界にいた
雄二「はじめましてリンさん、その命この世界に預けてくれないか?」
リン「え?」
リンは突然の出来事に驚く
雄二「君の力があれば、この世界を子どもが親と一緒に笑って暮らせる世界にできる。力を貸してくれないか?」
リン「わかりました。私と同じ境遇の子どもをこれ以上増やさないために戦います」
リンがはじめに戦った妖怪は泥田坊。その姿は全身が泥でできた一つもの化けものそれが複数体いた。
リン「これが妖怪」
雄二「そうだ。君にはこの武器を使ってもらう
この武器は雷槍。雷を操れる
雷槍 雷王杖と唱えることで通常技の雷王杖を、雷槍 雷神杖と唱えることで奥義の雷神杖を放てる」
リン「わかりました。やってみます。」
泥田坊の群れが襲いかかってくる
リン「雷槍 雷王杖」
リンは槍に雷をまとわせるとそれで泥田坊を突いたり、薙ぎ払うなどして雷を放出し、泥田坊を溶かしていった。
雄二「上出来だ。君なら世界を変えられる」
リンはその経験から子どもと親が笑って暮らせるような世界を作るために悪い妖怪と戦うことを決意していた。その決意を原動力に転生した日から今日まで必死に肉体を鍛え上げた、並の妖怪や武器使いなら軽々倒せるくらいに




