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ハズレ召喚者Re:ライフ 〜異世界ほのぼの生活(仮)〜  作者: 四方末いそじ
第1章 召喚されたのにハズレだった。

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第2幕 そして彼は途方に暮れる。④


 ーーしかし彼の災難は、今更始まった事でも無い気がする。

 彼の人生を振り返ると、実に試練の多い人生だった。

 親族との確執、両親の早逝。

 いつだってコツコツと真面目に地道に歩んでいるはずなのに、いつだって巻き込まれて振り回される。


 それでも腐らず前に進む。

 引き際を見極め、芯を曲げる事だけはせぬように。

 愚痴も弱音もほとんど吐かずに、地道に乗り越えてきた。


 ──生きてさえいれば、幾らでもチャンスは巡る。

 ──芯を通して真面目にコツコツと。


 『そうやって居れば、誰かがちゃんと見て助けてくれるよ』

 そう言っていた両親の言葉を信じて。


 けれど、清寿の人生は、積んでは誰かに壊される。

 ーー賽の河原の石積みを思わずにはいられない。

 終わりの見えない繰り返しだ。


 それでも、生きているから。生かされて来たから。

 そう思って、歯を食い縛って生きて来た。


 ーーそうは言っても、立て続けの災いは精神を抉る。オーバーキルだ。

 心の拠り所を失くすと言うのは、思った以上に辛かった。

 心の拠り所に裏切られた惨劇は、清寿を再起不能に追いやるに相応しいダメージを与えていた。

 清寿は完膚なきまでに叩き付けられ、無気力なまま佇んでいた。


 乱暴に積み上げられた段ボール箱が十数個。

 廃棄予定だったオンボロなリヤカー。

 トランク二つ。

 

 それが、今の彼の全てだった。

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