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【Episode.X】オリ会、誰を誘う?

【Episode.X】オリ会、誰を誘う?


俺は授業中、頭を唸(うな)らせていた。

なぜかって?


それは…、我が校の伝統的(でんとうてき)なオリ会に誘う子を必死こいて考えていたからだ。

改めてだが、我が校にはオリエンテーション大会…通称、「オリ会」というものがある。


そのオリ会で優勝したペアの告(・)白(・)成(・)功(・)率(・)1(・)0(・)0(・)%(・)、絶対に結ばれるという伝説がある。


去年までは異性だけだったが、俺の友人曰(いわ)く、一応、今年からは同性も誘えるようになった。

やはりというかなんというか、クラスでは既にオリ会ムード一色。


オリ会に出るための締め切りはあと2週間しかなく、まだ決めていない野郎(おとこ)どもは各々気になる女の子に猛烈(もうれつ)にアタックしている光景もすでにおなじみだ。


俺は悩みに悩んだ。


考えろ、考えるんだ、俺…。

俺は誰とオリ会に出たいんだ…?


【華咲(はなさき)みどり】か…?


クラスの委員長にして、生徒会役員。

品行方正(ひんこうほうせい)で、旧家のお嬢様…。

クラスの男子が皆、狙いに行くであろう、高嶺の花…。


そして、どこかズレているというか、おっとりしたところが妙に可愛らしい。

俺の遅刻にも堂々と物申すしっかりとした性格、そして…。

なにより、胸がデカい!!


それとも…


【西宮(にしみや)ゆきみ】か…?


俺の幼馴染であり、ある意味、腐れ縁。

ガキの頃から俺にくっついて歩いていた、いわゆる「妹」みたいなヤツだ。


気が強くて、だけど、口が悪くて可愛げがない…なんて思っていたけど…。

気が付くと、俺は意識していた。

この間は少しギクシャクした感じになってしまったけど、だからと言って、このままでいいなんて事はありえない。


それとも…


【中野(なかの)あげは】か…?


学年イチの美少女、そして、クラス問わず学校のアイドル。

おまけに100人斬りの異名を持つ、女王様。


近寄られて、アップで見た時は心臓が止まるかと思った。

誇張(こちょう)抜きに、それぐらいの美少女。

おまけにいい匂いもしてた…。


ううう…

そうしてうんうん考えている間に昼休みの時間が来てしまった。


チヒロ、リュウトが俺の席にやってくる。

改めてだが、チヒロとリュウトは俺の悪友だ。


答えを出す前に…。


タクミ「チヒロ、お前は誰かと一緒に出る予定はないのか?」

チヒロ「え?僕?…僕は…オリ会には興味ない…かな。」


もったいないな…。

リュウトと違って、チヒロならOKもらえそうなのに…。


リュウトは…。

言わずもがな、中野あげはちゃんを誘うつもりだろう。

しかし、あげはちゃんを誘いたいのは俺も同じ。

ここはライバルとして、もしリュウトが選ばれても応援してあげよう。


ええい!四の五の悩んでもしょうがない!

決めた!!


タクミ「決まったぜ。俺は…」


リュウト「俺は?」

チヒロ「俺は…?」


この子を誘う!!!


新章へ続く。

ご閲覧頂き、ありがとうございます♪

そして今回は…なんと、本話と新章の2本同時投稿になります!

次回からは新章になります!

よろしければ同時投稿されている新章も見ていってくださいね!

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