門
「止めるったってどうすればいいんだ?」
「リフライトのコアのあるフロアまでの道を開いてやろう」
そう言うとすぐ横に小さな穴が開きました。
覗くと深く、底なしの闇が広がっています。
よくよく見ると透明な床があります。
「これに乗って降りろってことか?」
「その通りだ、その先にある門を開くがいい」
「それを開けばどうなる?」
「この星に蓄えられている魂が解き放たれ、地上の生命に溢れんばかりの力を与える。その力は心を強くする」
「心を強くする?」
「感情が力となり、ケテルを抑制する力となる。その時、真の姿を見せてくるだろう」
「真の姿だって?」
「奴の力はあの程度ではなく、ほんの一端に過ぎない。私の力がなければ彼は倒されるだろう」
ラッドは少し沈黙しますが、決心します。
「急ごう」
「良い決意だ、案内しよう」
床が降りていきます。
徐々に強くなる心音を抑えようと必死になりますが止まりません。
「地球人よ、この星はどうであった?」
「突然なんだよ。……まぁ悪くはなかったけど、地球のがやっぱりいいかな」
「そうか、それは残念だ。ケテルを倒した時にまた話そう」
「えっ」
返事を求めますがクリエイターの応答はありません。
「ちっ、意味深なこと言いやがって……そろそろか」
下を覗くと明るくなってきました。
「これが……コアだっていうのか」
バブルを持ち、回しはじめました。




