決戦
落下。
ただひたすらの落下。
しばらくは闇が広がっていましたが次第にあたりは明るくなり、あたりは自然溢れるリフライトの大地とは思えないほどの空間が広がっています。
「なんだこれ!?」
ルールはこれまで遺跡でこの光景は見てきましたがここまで広い空間となると見るのは初めてだったようです。
見慣れているわけではありませんが機械文明に明るい世界で生まれたライトやラッドもさすがに驚きました。
次第に底が見えてきました。
「結構深いところまで降りてきたな、という感覚だな」
「しかしこの地面……えらく破壊された跡があるな」
中央に向かって深くなっている構造のフロアですがところどころ破壊された跡や何かに焼かれた跡があります。
視線の先にある通路、そこに跡は続いています。
「この先か」
「後戻りはもうできないぞ」
「どっちにしろ、だろ?ここからあそこに戻るだけのパワーはもうリフライトには残ってない」
メーターに見ます。
フェニックスモードを使うエネルギーすら残っていませんでした。
じっとライトはまぶたを閉じます。
「怖いか?」
「いや、そうじゃない。俺はひとりこの星にきてここまで来れて、よくやってこれたなと」
「まあな、異世界に飛ばされた心境はわからんが、穏やかではないもんな」
「……よし、先へ進むぞ」
リフライトはゆっくりと通路を進みます。
一本道の通路はリフライトの大きさなどあざ笑うかのように広いです。
中央をただひたすら真っ直ぐに突っ切っていきます。
そしてさらに広い空間へと出ました。
「足止めにも使えなかったか」
「あれが……ケテル?」
巨大な人間らしき存在が待ち構えていたようです。
仁王立ちでこちらを見ています。
「ここを攻め落とすのも時間の問題だ、お前達の存在は邪魔だ、ここで消えてもらう」
「待て、お前は一体何者なんだ」
「聞いていないのか?俺はケテル、神を超えた存在。無限に成長するこの惑星は危険だ、破壊せねばならない」
「危険?どういうことだ?」
「地球人ならわかるだろう、この星で生まれた生命はみな魔法の力を持つ。ただの人間がその力を持つことの意味がわかるか?」
「魔法力の何がいけないってんだよ」
「それは元々神だけが持つべき力。人と言う存在ごときが神と肩を並べるかもしれない力を手にすることは断じて許されん。この俺が存在ごと抹消してくれる!」
ライトはレーザーソードを出します。
既に戦う態勢に入りました。
「そんな自分勝手が神でも許されると思うなよ!」
「わかってないな!いいだろう、この神を超えた力を見せてやろう!」




