陽陰
カイザーは両腕を破壊されました。
立ち上がることもできず、シャドウは途方に暮れています。
その一方リフライトはフェニックスモードでどうにかラビットの攻撃に対応しているが、それが精一杯でした。
「強すぎる……」
「フェニックスモードもそろそろ限界だ、どうするんだライト」
必死に考えます。
人間サイズ相手に武器を使った所で当たらず、素手での戦いに挑みましたが機動力に差が開きすぎてるため捉えることができませんでした。
白騎士改が捕まえた時も自力で脱出していたところを考えると捕獲するだけでは足りないという考えも浮かんでいます。
考えているうちに横から白騎士改が突っ込んできました。
「うおおおおおおおお!」
「ほう、まだ動けたのか」
突撃してきた白騎士改を迎撃しようと構えます。
そのタイミングを見計らってなのか、ラビットの背後に人影。
羽交い締めをしました。
「捕まえたぞ!」
「離せ!」
ジタバタしますが手足の短いラビットは力任せだけでは引き離せません。
魔法を行使しようとしますが手を封じられている関係で当てることも難しい態勢にあります。
ジリジリと下がり、カイザーがあったところまで行きます。
「よ、よし。あとはまかせたぞ」
「どういうことだ?」
「俺はラビを道連れに自爆する」
「ちょ、ちょっとまて」
ラッドはうろたえます。
ライトとルールは静かに黙り込みます。
「俺はラビ以外この星に何も未練はない。もっというと地球へ帰りたい。けど、けどこの事態を作ってしまったのは間違いなくこいつであり、俺なんだ」
「それでも自爆はないんじゃないのか?」
「離せ!お前のお遊びに付き合っている暇はない」
ラビットはジタバタしますが振りほどけません。
「逃しやしない、俺達が起こした問題は俺達で摘み取る」
「そんな大げさなものなのか!」
「……プラチナス城の地下に向かえ。俺が何故ここまでするのかの答えはそこにある」
カイザーが白く輝き始めます。
「時間だ。……地球、地球へ帰りたかったなラビット」
「や、やめろおおおおおおおおおおお」
閃光は二人を包み、またたく間に見えなくなりました。
カイザーを中心に大きく爆発し、その後には何も残りませんでした。
「地球、か」
ライトはシャドウが残した言葉だけが異様に頭に残りました。
ラッドは涙は流しませんでしたが、その光景に呆然としています。
こんばんは、シャーク・フカです。
次回から新しい展開へとうつります。
そして次回が最後の編となります。
最後まで頑張りますので宜しくおねがいします!




