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囚われた騎士
ライト達がプラチナス城へやってくる少し前のこと。
地下の奥深くでイリス・イリアの二人は幽閉されていました。
「……イリス、生きているか?」
「ええ、私は大丈夫」
イリスは衰弱していました。
彼女一人最後まで抵抗しましたが力及ばず敗北しました。
敵は驚くべきほど強かった、彼女はそうイリアに話します。
「ははっ、あれほど美しかったのにすっかり汚れてしまって」
「お姉様こそ」
こんな過酷な環境でも二人は笑っていられました。
しかし次第にイリアの声は弱々しくなります。
「私達も時間の問題だな」
「……他のみんなは大丈夫でしょうか」
「それは平気だ、私がなんとか逃した」
「ホワイトロードを失ったのは痛手ね」
イリアは魔力を暴走させ、ホワイトロードで時間稼ぎを行いました。
そのおかげで城の他の人々はその隙に地下通路を使って脱出することができました。
しかし敵を食い止める役がもうひとり必要でイリスがそれを担当していました。
「ライト、ライトが最後の頼みだ」
「彼が持ってきた武器であればアレに対抗できるはず……」
「魔法では駄目だったが、物理的なら」
「信じましょう、彼が助けに来てくれることを」
二人はただただ暗い地下室で祈ることしかできませんでした。




