成長する機械
「白騎士の動きが捉えられない」
「俺達が知っている白騎士とはそもそも動きが違う、ラビの仕業なのか?」
ライトとルールは汗を拭います。
かつてない驚異にどう立ち向かうかを必死に考えます。
「どうやらお前の助けは期待できねーみたいだな」
「……ここまでやるとは思いもしなかったな」
シャドウ機、ラッド機の消耗も激しいです。
「しかし、なんか変だな」
「変って何が?」
「これだけ戦っているにも関わらず、白騎士達はそうだがこっちも消耗はしているがダメージは受けてない」
「あっ」
ルールは何かに気付き、何かをメモしはじめます。
何をしているか気になりましたが白騎士の猛攻がはじまります。
激しい剣撃、リフライトに対しての攻撃はより激しいものです。
「そう、か。わかった!」
ライトはルールへ視線を向けます。
「ナイフを、ナイフをラッドに投げて!急いで!」
「なんだって?」
「ラッド、それを受け取って戦え!」
ナイフをラッド機の足元へと投げ、地面へと突き刺さります。
白騎士改はそれを拾い上げると、レーザーを出力して水平に振ります。
白騎士は剣で受けようとしますが、レーザーを受けれるわけもなくそのまま両断されます。
「よし!」
「おお……!」
「え、えっと」
「早くシャドウの援護!」
ルールが叫び、おぼつかない動きでシャドウ機へと向かいます。
リフライトは猛攻を受けていますがかなり苦しい状況です。
「こっちはどうすりゃいいんだよ!」
「シャドウとラッドを待て!それまでなんとしても凌ぐ!」
「めちゃくちゃいいやがる、なら起動させる!」
ライトは意を決してフェニックスモードを発動させます。
発動後、即ナイフを抜刀。一閃すると思われました。
しかしすれ違いざまに斬られたのはリフライトでした。
着地せず、地面へ滑り込むように倒れます。
「な、なんでだ!」
「早とちりするな!フェニックスモードを切れ!」
言われるがままにフェニックスモードを解除します。
「どういうことなんだ」
「こいつら、学習してんだよ戦いの中で」
「学習だって?」
「ああ、記録にない白騎士改が直ぐに倒されなかったのはそういうことだ」
ライトは機体を起こそうとしますがなかなか起きません。
背後から白騎士が向かってきているだけに焦ります。
「どうするんだよ」
「今まで見せてないパターンで戦え、まだ使ってない武器があるだろ!」
「……そうか!」
リフライトはくるりと回り、寝たまま正面を向きます。
腹部が開き、アンカーが射出されます。
予測不可能なその攻撃を白騎士はもろに直撃を受けます。
「よし、切り離せ!」
ワイヤーが外れ、先端は刺さったまま。
スイッチを押すと……白騎士の腹部が爆発しました。
「恐ろしいもん本当に作ったな……」
「こいつを作ったのは俺じゃなくラッドだ」
少し怒り気味に言います。
倒せたことで張っていた気が落ち着きます。
シャドウとラッドも倒せたようでこちらへやってきます。
「よう、生きてるか?」
「ああ、なんとかな」




