シャドウとハッピー・ラビット
リフライト、そしてもう一機。
白騎士をベースに開発された新型。
「白騎士"改"かな」
「なんだそりゃ?」
「俺やライトの生まれた星、まぁライトは日本人だからわかるだろ」
「まぁ漢字を使いたいのはアメリカ人らしいっちゃらしいが」
白騎士改と呼ばれた機体は白騎士の美しいフォルムとはまったく違い、近代的なデザインになっています。
騎士には間違いないですが、美術的なフォルムは損なわれ、どちらかというと近代的なデザインです。
中世の騎士から警備隊になったぐらいの差があります。
武装も剣から警棒のような武器になりました。
「武器が寂しいのがなんともな」
「贅沢いうな。他にどうしようもなかったんだからよ」
「動いただけでもマシか」
「無駄口はそこまでだ、見えてきたぞ」
目の前には静寂のプラチナス城。
三人は固唾をのみます。
「様子がおかしいな」
以前はあたりは何もなかったですが、今は白い破片がところどころに散らばっています。
破壊された白騎士の腕や足、頭部が転がっています。
「どういうことだ?」
「それについては私が答えよう」
背後から黒い影。
「後ろ!?いつのまに!」
「その声……」
ハッとなったラッドは唯一の武器、サンダーロッドを構えます。
「待て、少なくとも今は味方だ」
「へっ、どうだか。あんたが生きているのは予想していたがな」
黒い機影、ライトやルールも見覚えのある機体でした。
「シャドウ……!」
「その通りだ。今は共同戦線と行かないか?まず彼女を止めなければならない」
「彼女?」
「ハッピー・ラビットだ」
「「えっ」」
二人が声を揃えました。
ラッドだけは違っていました。
「あんた、そのハッピー・ラビットとどういう関係なんだ?」
「最もな質問だなラッド。……私、いや俺の妹だ」
「「「なんだって!」」」
ここでは三人の声が揃いました。




