プラチナス城陥落?
プラチナス国へ帰る道中、旅人が休憩所として活用する集落に立ち寄りました。
一泊そこで過ごしてから城へと戻る予定です。
「へえ、こんなとこあったんだな」
「当然よ、野蛮な帝国と一緒にしないでほしいもんだね」
会話をするたびルールはラッドに対して少し皮肉めいたことをいいます。
ラッド自体は大人の対応をしているため険悪な雰囲気が流れることはありません。
しかし、ライトにとってその一瞬の間は精神的な苦痛があります。
そんな中、一人の男性がこちらへと寄ってきます。
「あなた方、明日はどこへいかれるのですか?」
「プラチナス国へ行く予定だ」
「ですよね、これ見たことがない白騎士ですが城関係の人かなと。城へ向かわずルイドへ向かったほうがよろしいかと」
三人は首を傾げました。
「何故ルイドへ行ったほうがいいんだ?」
「やはりご存知ないのですね。プラチナス城は一昨日ぐらいですかね、何者かの襲撃を受けて陥落しまして」
「「「なんだって!」」」
びっくりしてルールは手に持っていたマグカップを落としました。
ラッドも驚きを隠せません。
「嘘だろ、あの戦力で性能差があるとは言え白騎士を撃墜しきれるわけがねえ!」
「どうする?」
「……ライト、おチビちゃん、城へ向かおう」
ラッドからの提案に二人は更に驚きます。
「どうしてだ?」
「むしろ気になってな。ビートルしか今ないはずで、機体も限られてるはずなんだ。と言うことは何か裏があるきがしてな」
「それで確かめにってことか」
「今のこのリフライトの性能を持ってすればビートル数機の相手など赤子をひねるより容易いはずだ」
「そこには同意だな。黒騎士を倒すことを前提にチューニングをしたはずだからそう簡単には負けないはず」
「よし、わかった。今からいこう」
三人は互いに見合い、相槌をします。
声をかけてくれた男性は引き留めようとしましたが、言葉を出すことができませんでした。
「よし、ナイトモードを起動させる」
「ナイトモード?」
「新機能の一つだ。折角黒騎士の力も受け継いでるんだ、白から黒になる機能があったっていいだろ?」
「なんて趣味の悪い機能なんだ……」
「おチビちゃんは黙って。よし」
スイッチを起動するとボディの色合いが暗い青へと変化していきます。
「夜ならこれは便利な気がするな」
「あとはセクト国が相手ならこれだとまず黒騎士だと見てくれるかもしれないしな」
「……なるほど」
リフライトが動き始めます。
「よし、いくぞ!」




