クリエイター
「ここは俺に任せろ!」
「すまない!」
ラッド機は少しずつ下がっていきます。
ローズナイトはそちらに構わずライト機に対して構えます。
「ちとまずいな」
「ああ、わかってるよ」
煙が吹き出るような音がします。
バーストモードに限界が来ていました。
「稼働制限されたらこっちがおしまいだぞ?どうする?」
「10秒で蹴りをつける!」
飛び出したのはライトでした。
電撃を帯びた拳を、ローズナイトはそれに反応して剣を振るいます。
バーストモードのカンガルーの攻撃はその反応速度を遥かに超えた速さ。
「うおおおおおおおおおおおおお!」
突き、突き、突き。
ナックルの嵐が吹き荒れます。
強靭だと思われたローズナイトのボディはみるみる破壊されていきます。
反撃の隙はありません、一方的な攻撃です。
「そろそろ限界時間だ!」
「まだまだッ!」
バーストモードのリミットを迎え、冷却術式が起動します。
「衝撃に備えろ!!」
「えっ」
ブレイズガンを構え、ゼロ距離で銃口を突き付けます。
放たれた弾は即時爆発、2機は吹き飛ばされます。
カンガルーはほぼ半壊、これ以上の戦闘は難しくなりました。
幸いコックピットにまでダメージは及びませんでしたが、立ち上がるのがやっとです。
「無茶しすぎだ!」
「つつっ、しかしこれならあいつも動けないだろ」
ローズナイトを見てみるとボディは破壊され、胸のあたりはえぐり取られたような痕があります。
コックピットもむき出しとなり、中が見えます。
「なんだあれ?」
不思議な機械の球体。
管のようなものがあり、ローズナイトと繋がっています。
「貴様、地球人だな?」
機械が喋ります。
唐突のことにライトとルールは言葉を失います。
「何故邪魔をする?」
「何なんだあんたは」
「我はクリエイターの1人、プラント」
「なんだって!」
ルールは思わず叫びました。
「クリエイター……ってこの星の神だっけか」
「ああ」
「地球人よ、何故我々の邪魔をする?貴様はこの星とは関係ないだろう」
「かもな」
「……地球へ帰りたいか?」
「何だって?」
「地球へ帰りたいだろう?地球人よ」
「どうやって帰すんだ?」
「お前は知っているだろう、その手段については」
ライトは少しムッとなり、ルールはこちらを睨んでいました。
自分の知らない所で何か調べていたのだろう、と疑っている目でした。
「我々にはやるべき使命がある。その邪魔さえしなければ地球へ帰してやろう」
「……その言葉本当だな?」
「必ず地球へ帰す、約束しよう」
「そうか、そうだな」




