第13話 海賊船の襲来
初のミッション2前編です
どうやら経線を越え、大西洋上を飛んでいるヘリコプターと、それにぶら下がっている風魔忍軍は、とある無人島を発見する。ロボが
「あそこの島にヘリ落とすぞ!」
と話し、モーゼスが
「風魔錨槍!」
と島の岸壁に錨を突き刺し、ヘリコプターのバランスを崩し、無人島に墜落させた。ヘリコプターは無人島の岩場に叩き付けられ、中にいる構成員は皆死んでしまった。
「ちっ!こいつら全員死んでやがる。これじゃ手がかりもくそもねー。」
と話していると、ヘリコプターは大爆発。完全に孤島から出る手段のなくなった8人。ここでは電波も無線も届かない。また、「BCS」の手掛かりも見つけられずにミッションは失敗に終わったかに見えた。漂流者になった一同だったが、この時ロボが弓矢を持ち出し
「風魔鳩手裏剣。」
と弓矢に鳩手裏剣を結びつけてアメリカ本土へ向かって放つ。
「大丈夫だ。鳩手裏剣がCIA本部まで届く。それまで待とうぜ。」
と全員を落ち着かせる。
【2001年6月30日AM11時40分】
各自島を探索しながら、海で獲物を狩って凌ぐ小太郎達七忍将。この島の東側にある大きな洞窟を発見したダグラスが集合をかける。
「この中から人の呻き声が聞こえてこねーか?」
確認するために洞窟内へ侵入しようとする風魔忍軍だったが、その時、巨大な貨物船と漁船の旅団がこの無人島に向かってやってくる。この島には港はないが、島の南側に停泊し、ボートで乗組員達が次々と上陸してきた。風魔忍軍は全員隠れて状況を見守る。およそ500人くらい上陸を果たしたが、その内200人程が手錠をかけられ鞭で叩かれていた。手錠を嵌められた彼らはダグラスが発見した洞窟内に次々と連れて行かれた。
「・・・もしや、この洞窟は彼らの監禁場所か?」
と話す小太郎。更に船の乗組員は、小太郎達が墜落させたヘリコプターを発見。
「おい!このヘリ!BCSのじゃねーか?こんな所に不時着しやがって!」
と船長らしき人物が船員達に命令する。視力が高いロボが
「あの船、国旗が立ってねー。・・・ん?BCSのマークが入った旗が立ってるぞ?」
ダグラスが
「・・・って事はヘリの連中の仲間か?」
しばらく観察していると、船長がヘリの中で倒れている乗組員達を引きずり出し
「ケッ!こいつら死体に化けてやがる。使えねー奴らだな!」
と言い放つ。ヘレンが
「どーやら仲間ではあるけれど、面識はなさそうね。BCSって巨大な組織かしら?」
と疑問に持つ。ビリーが
「マフィアだったらファミリー大事にすんぞ。あんな邪険に扱ってんなら、仲間意識薄い連中だろ。」
と推測する。
風魔忍軍が話してる間、浜辺で船長らしき男が
「オメーら!囚人は檻に入れたか?バミューダ・クリスタル積んだらさっさとずらかるぞ!この島は俺達ロジャー海賊団の縄張りだからな!」
と命令した。ダグラスが話しをまとめる。
「奴らロジャー海賊団はBCSの仲間。」
「あの洞窟には人が閉じ込められている。」
「この無人島にあるバミューダ・クリスタルっていう宝石を独り占めしている。」
更に仮説として
「BCSだとしたら、あの船内にはドラッグも積まれている。」
意見がまとまり、配置を決めようとするダグラスに、モーゼスが待ったをかける。
「おい。あの船長は俺に殺らせてくれ。同じ海賊として許せん。」
ダグラスとロボ、小太郎は
「別にいいけどよ。感情的になんなら外すぞ?」
「一応ミッション中だからな。」
「奴らBCSの正体わかるまでは殺るなよ。最後に取っとけ。」
とモーゼスに諭す。
【2001年6月30日PM13時18分】
陣割りが決まった。東側の洞窟内の侵入はダグラスとヘレン。バミューダ・クリスタルの探索はロボとサリー、南側の沖に停泊している船への侵入はビリーとテムジン。そして小太郎とモーゼスは船長率いる海賊団の相手をする事となった。
【2001年6月30日PM13時25分】
こっそりボートを一隻せしめたビリーとテムジンは、迂回しながら海賊船へ向かう。大きな貨物船の脇に停泊している漁船に船員が残っており、
「何者だ!テメーら!」
と叫ぶと同時にビリーが二丁拳銃で船員を撃ち殺し、漁船を次々と仕留めて沈ませていく。島に残っていた海賊達が
「何事だ?」
と一斉に沖を見た瞬間、小太郎とモーゼスが奇襲をかける。
「誰だテメーら!」
と言ってる間に既に小太郎とモーゼスは高速で動き回り、十字苦無と大斧で首を刎ね、100人斬りを果たしていた。船長の合図で
「こいつらぶっ殺せ!」
という掛け声と共に風魔忍軍とロジャー海賊団の戦闘の火蓋が切って落とされた。
【2001年6月30日PM13時47分】
一方バミューダ・クリスタルは、島の北側で採掘が行われていた。その中にはさっき手錠を嵌められていた者達が、手錠をされたまま作業させられていた。他にも、既に島に閉じ込められていたと思われる若くて痩せ細った者達が鞭を打たれながら作業させられていた。ロボが
「ここは任せろ。」
と羽根手裏剣を鞭を持った海賊達の首に次々と食らわせていく。労働させられていた者達が悲鳴を上げるが、サリーが鎖鎌で手錠を斬っていく。
「あんた達。一体何者なんだ?」
と弱った労働者が問いかけるとサリーは
「正義の味方よ。偶然見つけたんだけど助けてあげる。もう大丈夫だから心配しないで安全な所に隠れてなよ。」
と笑顔で話すが、彼らは
「この島に安全な所なんてなー!東は牢獄、西は断崖絶壁、南はあいつらがいる、ここだって人食い鮫がうようよいるんだ!」
と話すと、サリーが
「わかったわ。それじゃ・・・」
と砂浜に大きな魔法陣を描き
「風魔魔法忍法防御陣!あなた達、この魔法陣の中から出ないで。バリア張ってあるから。あなた達の仲間助けに行きたいんだけど、何処にいるの?」
と問う。すると、まだ体力が残っていた若者が
「俺が案内する。全員東側の洞窟の中だ。」
と名乗り出た。魔法陣はサリーが術をかけている為、ロボが若者と同行して洞窟に向かう。
【2001年6月30日PM14時08分】
沖の漁船を全て乗っ取ったビリーとテムジンは、母船の貨物船へ潜入。ここにも海賊が残っており、甲板をテムジンが、内部をビリーが相手する。
甲板上の海賊達を二刀流でぶった斬っていくテムジンを、船橋から機関銃が襲ってくる。テムジンは
「ったくめんどくせー。風魔剣法・真空斬!」
と船橋のスナイパーを遠く離れた場所から真っ二つに斬り裂く。その瞬間、テムジンの周囲をぐるりと銃を持った海賊達がテムジンの頭部に銃口を突きつける。もう逃げ場がないテムジン。水兵達が
「元気のいい兄ちゃん。もう終わりだ!」
「ほら、言い残すことはあるか?」
と余裕の笑みを浮かべる水兵達だったが、テムジンはその1人に唾を吐くと同時に蜂の巣にされる。だが様子がおかしい。蜂の巣にされたのは藁人形だった。水兵達の背後に回ったテムジンは
「風魔忍法・身代わりの術。テメーら、めんどくせーからこれでも食らえ!」
と刀を天に振りかざすと、テムジンの頭上に雷雲が立ちこめる。
「冥途の土産に見せてやる。風魔剣法・雷光斬!」
すると、甲板上にいる全員がテムジンの起こした稲妻を食らい、黒焦げになって死んでいった。更に、甲板に大きな穴が空き、中の者達も道連れになった。船内にいたビリーが
「危ねーな!今大事な時だったのによ!」
とテムジンにキレる。テムジンが
「悪りい、悪りい。大事な時ってまだ始末してねーのか?」
するとビリーが
「ほとんど片付けたけどよ?この積み荷見ろよ。」
その積み荷には「BCS」の刻印があるコンテナが積まれており、一部はドラッグと確認したビリー。残りは偽札や金銀財宝も見つかった。ビリーは
「さっきの一撃で船の奴らはほとんど倒したろ?中も俺が片付けたからここは俺に任せてお前は島に戻れ。」
と促す。ビリーはもう少し船内を捜査するために船に残った。テムジンはボートで再び無人島へ向かう。
風魔の敵は大体外道に設定しています




