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風魔21  作者: 大井 平和
12/24

第12話 高層ビル群の最上階

シカゴ編のミッション23部作後編です。

【2001年6月30日AM7時03分】


最上階に辿り着いた5人と小太郎、ビリー。既にロボが覆面男を取り囲み


「年貢の納め時だ!テメーらの正体全部吐いてもらおーか?」


と8人全員でマスクド・ファザーを包囲していたその時、一台のヘリコプターが空からやって来た。そのヘリコプターには「BCSバミューダ・カルテル・シンジゲート」と表記されている。ヘリコプターから散弾銃が風魔忍軍を狙って発射される。その隙にマスクド・ファザーが縄梯子に脚をかけ、ヘリコプターに乗って去ろうとしたその時、ロボが


「風魔羽根手裏剣!」


と縄梯子を切断。再び床に落ちたマスクド・ファザーだったが、再びヘリコプターからの散弾銃が援護する。


「アレ、邪魔くせーな。」


とビリーが2丁拳銃でヘリコプター内のスナイパーを撃ち落とす。床に落ちたスナイパーにビリーが銃口を突きつけ


「おい!オメーら一体何者なんだよ?BCSってどーゆー組織だよ?」


と尋問するが、スナイパーはナイフと拳銃で抵抗。更にヘリコプターから5人の男達が降りてきて、マスクド・ファザーを匿う。


「こいつは俺達の金づるだ!邪魔すんじゃねー!」


と異性を張る男にビリーが


「風魔銃剣法・断首斬!テメーはすっこん出ろ!」


と首を刎ねる。小太郎は


「・・・やっぱまだキレてるみてーだな。」


とぼやく。ここでビリーが


「おい!覆面ヤロー!俺とサシで勝負しろ!勝ったら逃がしてやる!」


と勝負を持ちかける。マスクド・ファザーが


「い、いいだろう。た、ただし俺が勝ったら見逃してくれや。」


と勝負を受け入れる。だが、ヘリコプターから降りてきた残りの4人は


「遊んでねーでさっさと終わらせ・・・


と言ってる間にロボが


「風魔千鳥手裏剣!そのまま落っこちろテメーら!」


と脚に羽根手裏剣を刺されバランス感覚を失い、爆破された巨大な穴へ全員落ちていった。


 マスクド・ファザーは背中からマシンガンを取り出しビリーに連射するが、高速移動したビリーを全く捉えられず、マスクド・ファザーの背後を取り、グリップから飛び出したナイフで覆面を切り裂くが、顔面から出血はするが剥がれない。逆に


「風魔銃剣法・微塵鉄砲!」


とマシンガンを細切れにしていく。今度は懐から袋に入った粉を取り出し、ライターで燃やしてビリーの足下へ放り投げる。その粉は大量のシャブであった。小太郎が


「・・・しょーがねーな。」


と大蛇丸を抜き


「風魔剣法・疾風斬!」


とシャブを燃やした煙を粉ごと吹き飛ばす。サリーがシルクハットを投げ


「風魔魔法忍法・リモコンハット。ちょっと!小太郎。下の人達に振ってきたら危ないじゃない!」


と袋をシルクハットで受け


「風魔魔法忍法・ドロンの術。もう無くなったわよ。」


とシルクハットの中を皆に見せる。ロボが


「もーねーのか?」


と問いただすと、


「う、うるせー!」


と今度はナイフを取り出す。ビリーが


「今更そんなモンが俺に通用すると思っ・・・


と話している最中に、ナイフが弾丸の様に飛び出す。マスクド・ファザーが


「銃剣使いはお前だけじゃねーんだぜ?」


と挑発するとビリーが


「よお、こいつ殺しちゃっていいか?」


と笑いながら全員に尋ねる。ダグラスが


「ヘリあるし、もうそいつに様はねーからいいぞ。派手にかましてやれ。」


と了承を得る。すると、マスクド・ファザーが持っているナイフの柄の部分の反対側からもう一つの刃が飛び出した。マスクド・ファザーは笑みを浮かべながら


「この4枚の弾丸刃から逃れた奴はいな・・・


と余裕の笑みを浮かべてる間に既にビリーの銃剣がマスクド・ファザーの両手を真っ二つにする。


「風魔銃剣法・籠手開き。次!何処?」


余りにも速い動きにマスクド・ファザーが付いていけず、ナイフは両手ごと真っ二つに折られ、為す術のないマスクド・ファザー。


「ひ、ひい!お、俺に罪はねーんだ。だ、だからよ、それ閉まってくれや。」


呆れたビリーが


「は?何言ってやがる!さっき懐からシャブ取り出したばかりじゃねーか!」


と言い放つ。尚もマスクド・ファザーが


「あ、あれはあのヘリに乗ってる奴らから預かってただけだ!や、奴らはな・・・」


と正体をバラそうとするマスクド・ファザーにヘリコプター内から


「おい!何言ってんだ馬鹿!」


という声と粛清の銃弾が飛んでくる。ビリーが


「おい!オメーの正体バラさねーなら首刎ねんぞ!BCSってなどーゆー組織なんだ?言えや!のっぺらぼうが!」


と脅しにかかる。最早勝ち目のないマスクド・ファザーにヘリコプター内部にいる誰かが


「・・・お前もういいわ。」


と捨て台詞を吐く


「そ、そんなあ!」


と命乞いするマスクド・ファザー。すると今度はヘリコプターからガソリンがビルの屋上に撒かれ、マッチの火を投下され、屋上が火災に見舞われる。ヘリコプターの中から


「はっはっは!お前ら!その面無しと一緒に死ぬがいい!」


と声が発せられる。風魔忍軍は全員そのヘリコプターに自在縄でぶら下がっていく。火災になることを危惧してモーゼスが竹筒を取り出し


「風魔忍法・水遁の術!」


とビルの火災を消火していく。竹筒から消火剤の泡でたちまち鎮火していくが、ビルの屋上は黒焦げになっていき、足場はもう無くなってしまった。超高層ビルが巨大ながらんどうの空洞に慣れ果ててしまった。


「た!助けてくれー!」


とマスクド・ファザーが自在縄でヘリコプターにぶら下がっているビリーの脚に腕でしがみつく。ビリーは


「おい!先ずその覆面取れや。」


とマスクド・ファザーに言い放つ。すると


「は!剥がれねーんだよ!」


と話すと


「なら無理矢理剥がすぞ!」


と手をかけマスクを剥がそうとすると、マスクド・ファザーの覆面が燃えていった。


「ぎゃあー!」


と断末魔を上げ、落ちていくマスクド・ファザー。とうとう誰もその素顔を見ることなく焼死し落ちていった。


「・・・一体何だったんだ?あいつ。」


「仲間に見捨てられてるから小物だろーな。」


「ジャンキーのボスにしちゃあっけねー末路だったな。」


「手下も変態だらけだったし・・・」


「覆面に接着剤でもくっ付けてたんだろ?」


「本気のビリーに敵うわけねーし。」


と話しながら小太郎達七忍将はヘリコプターにぶら下がりながら下へ引っ張り、振り子の原理でヘリコプターを落とそうとする。再びヘリコプターの中からスナイパーが散弾銃を取りだし、小太郎達を落とそうとすると


「・・・もうすぐ一般人がこの街に集まってくる。下に撃たれたらシャレにならん。何処か人気の無い所まで粘るぞ!」


と小太郎から指示が飛び、ヘリコプターの真下に集まる。ここならスナイパーの死角になる為、そのままヘリコプターの真下にぶら下がって付いていった。


 【2001年6月30日AM8時39分】


「おい!あれ自由の女神じゃねーか?」


とテムジンが指を指す。ヘレンが


「てことはNY・・・東に向かって進んでるってことよね?」


小太郎が


「ここも危ねーな。このまま行けば大西洋か・・・おい!適当な無人島探せ!そこにこのヘリ落とすぞ!」


と七忍将に指示を出す。ヘリコプター内では


「あいつらこのままぶら下がって付いてくるつもりだぞ。何とか出来ねーのか?」


「クソ!ここからじゃ照準が定まらねー!」


「振り落とせねーのか?」


「さっきからやってる!それより無駄に飛んだから燃料が持たねー!」


「大体何者なんだ?奴らは!」


「さっきのナイフヤローがふーまなんとかって言ってたぞ?」


「取り敢えず本部に報告する。ふーまなんとかって奴らだな?」


「ん?1人多いぞ?」


「何者だテメー!」


「風魔魔法忍法・変身の術。おにーさん達。バイバイ。」


この中に変身の術で倒した構成員に化けていたサリーが潜入して紛れており、見つかってしまったが、にっこり笑いながら再びヘリの真下へ降りていった。更に、この一連の会話はロボが最初に縄梯子を斬る時に投げた羽根手裏剣に仕込んだ盗聴器により、CIAに知れ渡っていた。


風魔忍軍はヘリコプターにぶら下がりながら、大西洋上バミューダ諸島方面、通称「バミューダ・トライアングル」に消えていった。

残酷描写が多いので、マスクド・ファザーにギャグ要素を入れています。某バラエティ番組からヒントを得ました

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