第11話 風魔忍軍VSタワーの番人
シカゴ編ミッション23部作中編です。
【2001年6月30日AM4時30分】
小太郎はビルの窓を空け、
「風魔忍法・壁走り」
で一気に屋上まで駆け上がって行った。ロボは反対側から途中まで壁走りした後、指笛で鴉の大群を集め
「風魔忍法・鴉雲」
で最上階へ飛んで上がっていく。
ビリーは単身ビル内へ突っ込み、二丁拳銃を駆使して構成員達を撃ち倒していく。そして残った5人は上の階へと進んでいくと、長い1本の廊下の向こうに馬に乗った女が5人を睨み付ける。サリーが
「カウガール?」
と質問すると、
「我が名は汗血馬のボロルマー。まとめてかかってこい!」
と挑発する。弓矢を持ったボロルマーが5人に向かって矢を放つと、サリーが竹箒を振り回し
「風魔魔法忍法・箒円陣!女ならあたしが相手してあげるわ。」
と前に出る。その前にサリーは
「あんた達、一体何者なの?この建物に何が隠されているの?何の目的で戦っ・・・
と質問を投げかけている間にボロルマーが矢を連射してくる。サリーは交わしながら
「ちょっと!あたしが質問してんのに何・・・
一切攻撃を止めないボロルマー。今度は馬に乗り突っ込んでくる。テムジンが
「おい!サリー!何言っても無駄だぞ!そいつから阿片の匂いがする!」
するとサリーは
「なるほどね・・・なら・・・あんた汗血馬のボロルマーって言ったわよね?直ぐ楽にしてあげるわ。」
ボロルマーは怒り狂い、廊下の壁や天井まで馬に跨がりぐるりと駆け抜けていく。サリーは鎖鎌を取り出し、すれ違いざまに
「風魔剣法・輪陣斬!」
とポツリと呟く。すると馬が輪切りにされ、ボロルマーの脳天に鎖鎌が刺さる。そして止めに脳天に刺さった鎖鎌を下へ振り下ろした。血飛沫を浴びながら無表情でボロルマーを仕留めたサリー。
(こいつぜってー嫁に行けねーよな・・・)
と思うテムジン、ダグラス、モーゼスの3人。この光景に構成員達が固まってしまう。その隙に高速移動でどんどん次の階へ進む5人。もうビルの半分は進んだところで次の番人が待っていた。上裸で裸足の黒人男性。爪先にはナイフを挟んでいる。
「カポエイラ使いか。」
と話していると
「俺は黒豹のカルロス。全員蹴散らしてやる!」
今度はダグラスが相手になる。
「・・・今度はコカイン中毒かよ?来いよ。シャム猫野郎。こっちも脚だけで勝負してやっからよ。」
キレるカルロスが
「クーガー(黒豹)だっつってんだろ!」
とナイフを挟んだ爪先で仕掛ける。ダグラスが
「風魔拳法・脚狩。」
とカルロスの両アキレス腱を蹴り、ナイフを落とす。
「どーした?丸腰じゃ勝てねーってのか?」
カルロスはジンガのステップを踏み、宙返りやきりもみ回転を加えながら足払いやローリングソバット、スコーピオンキックを放つも、宙返りした瞬間ダグラスが
「風魔拳法・2段昇龍脚!」
とカルロスのボディにハイキックと踵落としを同時に食らわす。サッカーボールのように蹴られ、悶絶したカルロスの髪の毛を掴み
「おい!テメーらのボスは何企んでやがる!」
と言い放ち、顔面を殴りながらカルロスの歯を全部折る。するとカルロスは
「へへへ、おまへらふーまほかいっへはな(お前ら風魔とか言ってたな)?俺のバックにはな、マスク・・・
と吐く前に何者かが背後からカルロスの後頭部を拳銃で撃った。寸前で交わしたダグラスだったが
「マスク・・・?覆面?やっぱり黒幕がいるのか?」
と情報を少し聞き出した。
【2001年6月30日AM5時52分】
もう朝陽が登ってきた。構成員達を倒しても皆情報を漏らさないよう自決していく。そして次の間へ進んだ5人は
「私は煤マントのキコ。醜い牛共!切り刻んであげましょう。」
と澄ました口調で話す。
「今度はマタドールか。世界選抜みてーだな。」
とダグラスが話すとヘレンが
「あたしの番でしょ。」
と前に出る。
「マドモアゼル?あなたのようなお美しいお嬢様が私の相手を?」
と見下した口調で話すキコにヘレンが
「・・・あんたヘロイン臭いわよ?」
と呆れた口調で話す。互いにサーベル使いの対決。キコが
「先ずはあなたの豊満なボディを晒してあげましょ・・・
と話している間に、ヘレンが
「風魔剣法・乱刃斬!遊びはこれまでよ!」
とキコが持っていた黒いマントをバラバラに刻んでいた。更にキコの頬から血が出る。
「ははは、まぐれじゃないですか。次はわた・・・
とまた無駄口を叩いている間に
「風魔剣法・刺突牛馬!」
とキコの身体に2段突きを決め仕留める。ヘレンが
「ここまで4人の番人が全員麻薬中毒・・・どうやらこのビルは密売組織のようね。」
と推察する。
【2001年6月30日AM6時13分】
一方最上階のとある部屋で、1人の男がこの様子を監視カメラで伺っていた。
「あの馬鹿共が!地獄で反省しておれ!」
このフランクリン・センターを買収し、根城にしている国際指名手配中のマフィアのボス、マスクド・ファザーであった。マスクド・ファザーは常時覆面を被っており、誰も素顔を知らない謎の人物である。最近ではCIAにハッキングし、色々な国へ戦争をふっかけ、アメリカを世界的に勧善懲悪な国に見せようとサイバー攻撃を行っているため、事態を深刻化したCIAが特殊行動センター(SAC)を派遣。その任務に現在関わっているのが風魔忍軍である。マスクド・ファザーは
「奴らがここに辿り着いたら、このビルごと発破解体してやる!おい!オメーら!最上階にヘリ準備しろ!」
と命令をしていた。
一方同時刻。中の5人は遂に最上階手前まで辿り着く。すると、その下の階が全て爆発し、1本の橋のような形状になった5人のいる階と、その上の階だけが残された。下は深い巨大な穴となり、落ちれば確実に死ぬ。そんな状況で5人目の番人が出てきたが、5人は唖然とする。
「・・・いつの時代の人間だよ?」
「・・・何ちゅーセンスだよ?」
鋲の付いた鎧にモヒカン頭。下は海パン一丁のこの男を見て
「・・・ここに来て変態かよ?LSDヤってやがるし。」
この男は
「俺様は剣闘士のトロイス。ここまで上がってきたのは褒めてや・・・
と名乗ってる間にモーゼスの鎖鉄球がトロイスの足下に叩き付ける。
「・・・どーせ俺なんだろ?」
とぼやく。サリーが
「当たり前でしょ。あんたお尻からSRSCの指令届くんでしょ?」
モーゼスが
「おい!小娘!後で覚えてろよ!」
と完全に無視されているトロイスが怒り狂う。
「おい!よそみしてんじゃねー!」
とグラディウスを片手に大暴れするが、
「風魔忍法・水柱の術!・・・確かここの一番下は下水だったよな?」
と地下水路の水を350mはあるこの高さまで一気に噴出させ、トロイスに下水の水を浴びせる。
「このやろ・・・
とトロイスがグラディウスを振り下ろした瞬間
「風魔剣法・大切断!」
と大斧で橋状になった床を割り、トロイスを地下に通じる穴へ落とし、モーゼスは階段に自在縄で避難する。ヘレンとサリーが
「あんたサイテー。」
「やっぱあんたにお似合いの相手だったじゃない。」
と冷ややかな目で見られる。モーゼスは
「俺は最初の方で戦いたかったんだよ!オメーらが押しつけたんだろが!」
とトロイスのように怒り狂っていた。ダグラスが
「冗談はそこまでだ。一気に上に行こうや。」
と最上階まで上がっていった。
【2001年6月30日AM5時19分】
時は戻り、5人と合流できなかったビリーは、単独でサイバー攻撃を仕掛けている部屋に辿り着いていた。二丁拳銃でPCを破壊しまくり、バックアップを奪うために今度は銃剣を取り出し片っ端から構成員達の喉元を掻き切って行った。データを消去し、全てのバックアップデータの入ったチップやUSB等を根こそぎ奪い、爆発の寸前で外に出て、ポンチョを広げてムササビの術で脱出し、隣のビルに移ってそこから壁走りで隣のビルの最上階まで走り抜けたが高さが足りず、再びフランクリン・センターの外壁へ飛び移り、投げ縄で登っていた所で小太郎と合流。ビリーは
「黒幕の正体はマスクド・ファザーっていう覆面男だとよ。構成員に拷問かけて吐かせた。国際指名手配中のマフィアのボスだそーだ。」
それを聞いた小太郎は
「それよりお前もう大丈夫なんだな。心配してたんだぞ。」
とビリーを気遣う。
【2001年6月30日AM6時59分】
遂に最上階に辿り着いた5人と小太郎、ビリー。既にロボが到着しており、覆面男と対峙している。
「さあ、後はオメーだけだ!決着といこーか!」
と8人全員でマスクド・ファザーを囲む。その時、一台のヘリコプターが空からやって来た。
ストⅡみたいな敵キャラを考えてましたが、武器を使う相手を入れてみました




