ユライザー届かぬ思い
進は、ただ何処かに行きたかった。そう憂さ晴らしに……。「きっとトム先生の変態野郎でおせっかいなんだから、、、、。もう嫌だから何処かに行こうっと。」と独り言を言って。宛も無く、ユライザーに乗ったが、又空間移動だと疲れるし、タイムマシーンは目眩がする、と思いただ車に乗ってる機能だけを、使ったが行く場所など無い。国会か自宅かお城かしかなかった為に、海に行こうっと思った。すると、背後からジェルが現れてこう言った。
「進様、翼さんとお会いしたいのですが、どうしたら、仲良くなれるんでしょうかね??音楽やりたいんだよ。」
でもさっきの事があって頭はパンクしていた為に、
「あのなー。勉強しないのか?」と言ったが
「お前には分からないんだよ。勉強していさえしてれば、いいのにさ。音楽なんかで食えるのかよ」
それから(どいつもこいつも、みんな勝手だよ)いらついていたので、それがジェルにも伝わり
「ユライザーに載せてってくれませんか?運転しますから……。」と気を使っていたので、「何所行く宛も無いんだよ。夢も、空間も今は何処に行ってもイライラが増すばかりなんだよ。ほっといてくれないか?」と言ってくそっと急に立ち上がるとユライザーを置いて空き地に歩いて行った。その後ろをジェルが
「ちょっといつもの穏やかな、進ではありませんよ」と言ってのこのこついってった。がそこは以前の、ジェルが進を騙した空き地だった。ジェルは優しくなっていたので、
「ちょっとそっちは行き止まりですよ。そっちには木があり行き止まりでその先には川があるんですよ湖ですよ。公園に行けるんですよ。」といちいち説明した。進とジェルは歩いて行くと本当に川と池と、湖と木があり公園になっていた。「あー此処はピクニックに、来た所だよ」と少し笑顔になったが、その記憶は遠い為に忘れかけていた。
「お前は、地理も得意なんだな……。」と感心したが
「音楽やりたければ、大学で勉強するんだな。」と言った。
「単位なんか取っちまえよ。すっきりするぞ」と励ましたがもう気持ちは決まっていた為にジェルは、固い決心をしていた。
「今頃大学出ても働く所無いよ。進さん」
涙顔になって、「今学費を出すのも。辛いんだよ。家族が居るから兄さんはバイトで医者をやって働いてくれるんだよ」
進は不思議に
「ちなみに何処の病院の誰なんだよ?兄さんって……。」
と聞くと
「N病院のトムっていうんだよ。兄さんは、、、、」
と言った。えっ!!!何だって言葉にならずに聞いた。確かにトムだったあの変態やりまんのトムだった。がしかし、趣味悪いなあと思った。ホモじゃん。何考えてるんだよ。あの野郎。又怒りと驚きで一瞬凍り付いたから。しゃべらないで聞いていた。
「あの兄さんは学費を稼いでいるんだよ。良い兄さんなんだよ。でももうそろそろ、苦労かけては行けないんだよ。だからもう大学はいいんだよ。働く所も無いし。。。。」と泣いていたから
「ジェル。よく聞いてよ。今辞めたって何処も就職は無いよ。いや本当に世間は厳しいからさ。俺は一応王族で良いもん食べてるが、セレムはいちいち厳しいしもうユライザーでも監視されてるんだよ。勝手な事すると大臣達に怒られるのさ。だから大学は出た方が良いよ。後2年我慢して出ろよ。大丈夫だからさ。」
と励まして、
「お前は男が好きなのか?辞めた方が良い。夢だったら良いけれども、男はシンクロ人にとって、男同士が愛し合うのは人間と同じで病気になるんだよ。心も体も。シンクロ人の女性はどうだろうかな……?良いと思うよ。俺はね。特に今好きな女性は病院の薫先生だよ。」
と言っていたが本当の所は良く分からなかった。ただ憧れるだけにとどめるだけで本当は叶わぬ恋でもあった。
「まっ。恋とはそう言う者よ」と言った。が,、ますます、気になる薫先生(///∇//)と思った。




