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流れる
それからのことはよく覚えてない。夜桜先輩もキュウちゃんも先に完成させていてとにかく私をねぎらってくれた。覚えているのはその事ぐらいだ。残りの夏休みは空虚に過ぎていった。
コンクールの選考の結果が気になって何も手がつかない。それを責める私も、あれだけ頑張ったのだからと許してしまう私もいた。
夏休みが終わり授業が始まる。そうするとじっとしている時間が増えた。自然と不安や、期待が頭に勝手に入り込んでくる。もはや小説を書いた事によって精神が疲れていたことは否定できないと思う。それでも私を支えていたのは一生懸命書いたという記憶、そして優しい先輩たちだった。
そしてついにその日がきた。どちらかというもなんとかその日に流れ着いた、といった感じだった。
コンクールを主催する出版社の名前が書かれた白い封筒がポストに入っていた。
夏も終わり、風が涼しくなってきた頃の事だ。




