鏖殺
「何だって!? さくや様が崖から落ちてはぐれた!? しらゆきお前……さくや様はもう……」
「くさぎさん最後まで話しを聞いてください」
頭を抱えたくさぎと言う男性を、しらゆきさんが必死に宥めている。
「話を聞くも何も、あそこの崖から落ちて生きてるってのはそうそうあるもんじゃないぞ?」
「一人、この方たちの仲間がさくや様を助けるために飛び降りているんです。その方は途轍もない魔法の使い手なんです。私はめのうさんが魔法を使っている所をほんの数回ですが見ました。きっとさくや様を無事に助けてくれていると信じています」
「……わかった。どちらにしろこちらの計画はおじゃんだ。どーすっかなー」
くさぎさんはぼりぼりと頭を掻き始めた。
「計画って?」
ハルルが首を傾げて聞く。
「さくや様を御旗に、協力してくれる人達を集めようとしていたんだ。だから、俺達はあんたらの事も探していたんだよ。異国の人間と共にさくや様は逃げたって話だったからな。で、やっとこさ見つけたと思ったら、崖から落ちて行方知れずってか」
「あの……くさぎさん。他の人達は……」
「ああ、あの火事か? まあ二人、あの焼け焦げた家の下敷きさ」
「……二人……ですか? 聞いた話だと、かなりの死体が見つかったって」
「そんなもん、仕掛けたきた奴らの死体に決まってるだろ? 俺達を誰だと思ってんだ? 荒事専門の霞だぜ? 返り討ちよ返り討ち。隠れ里に引っ込んだ臆病者の同胞とは――……悪い。そっちも襲われたんだったな……」
「……はい、沢山殺されました。たびらさんも……」
「……そうか、たびらもか。腕は良かったが、優しかったからなぁ……」
お互いに口を閉ざし、少しの間気まずい空気が流れた。
「お前達は何しに戻って来たんだ? 里の連中は全員殺されたのか?」
「戦えない人を護衛しながらここまで逃げてきました。里の人二十人程が、皇都の外延部にある森に隠れてもらっています。私達がここに来たのは、里の人達を保護してもらえる人を探して……」
「俺らを訪ねて来たってことか」
「はい……」
「……なあ、ほんとにさくや様は生きてんのか?」
くさぎさんは私とハルルの方を見る。
「くさぎさん、信じ難いと思うけど――」
「しらゆき、お前に聞いてねえよ。俺この二人に聞いてんだ」
言葉を遮り、眼力を鋭くして再び私達の方を見る。
「――っ」
しらゆきさんは語気を強めたくさぎさんに、びくりとしている。
「さくや様一人が落ちたってんなら絶対に助からねえ。天地がひっくり返る事があっても助からねえ。政を成すだけの力はあるが、それだけだ。体はそこら辺の女子供と大差ねえからな。そして俺達は、残念だがこの国から逃げるか、根絶やしにされるかの何方かだ。だが、あんた達の仲間が一緒に落ちたって言うじゃねえか。しかも、あの崖から落ちたって言うのに、あんた達は悲しむどころか生きてるって信じてる。それだけの確信があるんだよな?」
「……そうね。瑪瑙は必ずさくやさんを助けて生き残ってるわ。私達は間違いなくそう思ってるけど、どういえば信じてくれるの?」
くさぎさんはどうも何か信じる根拠を探しているようだった。
「俺は妖術が使える。火の妖術だ。全力でこの周辺、建物五軒くらいなら一発で瓦礫の山に変えられるが、あんたらはどうなんだ?」
「随分大雑把な力の比べ方をしようとするのね……。私だったらこの街半分ぐらいなら優に吹き飛ばせるわ。本気でやったら多分半分以上は……」
「リステルさん、そんなに魔法が強かったんですか!? そんな派手に使ってる所なんて……」
「そりゃあそうでしょうに。街を半壊させるような魔法なんて使う機会が無いわ。それこそ海竜と戦った時とかよ。対人戦で使う必要なんてないもの。あと、ルーリも私と同じくらいはできると思う。ハルルはくさぎさんよりかは強いけど、この子は魔法よりも近接戦闘が強いから」
「……しらゆきお前、なんつう奴らを仲間にしてんだ……。で、肝心のそのめのうって嬢ちゃんはどうなんだ?」
「瑪瑙の全力は私でもわからない。でも、瑪瑙は簡単にこの皇都を瓦礫や草すらも残さず消滅させることはできる」
「いくら何でも大げさすぎるだろう? なあしらゆき?」
「え……ええ。いくら何でもそれは……」
「できるよ。瑪瑙お姉ちゃんはできる。それも本気じゃなくて簡単にできる」
「「……」」
表情を変えず淡々と言うハルル。
それを恐ろしく感じたのか、しらゆきさんとくさぎさんは静かに息を飲んだ。
「――くそっ! くそっ! わかった、わかったよ。信じてやる! これで二人共実は死んでましたとか、めのうって奴だけが生きてたとかだったら許さんからな!」
「信じてもらったのはいいとして、だからどうなんですか?」
苦々し気に私を睨むので、つい言い返してしまう。
「……はあ、すまん。とりあえず、お前達が動きやすいように手を貸してやる。里の人達の保護は任せてもらっていい」
「本当ですか!」
「ああ。しらゆきお前、さくや様と合流する算段があるから里の奴らを俺らに保護してもらいたいんだよな?」
「はい、実は――」
「馬鹿、言うんじゃねえよ」
「えっ!?」
「俺を信じてくれてるのは嬉しいが、何処に目と耳があるかわからん。出来るだけ情報の出るところは少なくしておけ」
「はっはい」
「それと俺達は俺達でさくや様が生きている前提で動くとする。だが、合流場所どうすっかな……」
「合流場所……」
くさぎさんとしらゆきさんは頭を抱えて悩んでいる。
「リステルお姉ちゃん、ダイコの街。そこは?」
ハルルが私の袖を引っ張りながら聞く。
「あーダイコね。そこだったら私達も街に入りやすいかも?」
「……え? どうしてですか?」
しらゆきさんが目をぱちくりしている。
「ともえさんに案内されて通った街だったんだけど、色々あってそこの顔役をしてる冒険者さんと仲良くなって」
出会ったのは偶然だったけど、やなぎさんなら私達の話は聞いてくれそうだ。
「ダイコか……悪くねえな。わかった。お前達はさくや様と合流したら、ダイコの街へ向かえ。同胞の何人かをダイコに潜ませとく」
「わかりました」
何とか話はまとまって、私達はくさぎさんと何人かを引き連れて里の人達の元へと向かう。
瑪瑙の事はもちろん信じている。
絶対生きているって。
それでも心配なものは心配なのだ。
里の人を預けたら、全力で狐族の里に向かいたい。
もし……もし……その里に居なくて、崖の下で冷たくなって――……。
止めろ止めろ。
そんな事を考えるな。
私の手がぎゅっと握られる。
ハルルが私の手を握っていた。
いつもなら私の不安を感じ取ったハルルが「大丈夫?」と、私の顔を覗き込んでいただろう。
だけど、今は少し俯いて歩いていた。
ハルルも不安なんだ。
だってこの子も瑪瑙の事が大好きだから。
しっかりしなくちゃ。
自分より幼い子が気丈に振舞っているのだ。
姉貴分である私がしっかりしなくてどうする。
ルーリだってサフィーアだって、みんな瑪瑙の事が心配なんだ。
街を出てしばらく歩く。
「リステルお姉ちゃん」
「わかってる」
背後に微妙な気配を感じる。
「……俺より気づくの早くなかったか?」
「くさぎ、来ることわかってたでしょ」
くさぎさんをハルルがジトっとした目で見ていた。
「流石になー。霞も一枚岩じゃないし、諜報は静に分がある。すんなり行くとはそも思ってねえよ」
前を向き、悟られないようにする。
私とハルル、しらゆきさんはそうしているんだけど、どうもくさぎさんは大雑把だ。
「こっからは速さ勝負だ。でだ……」
「追手を私とハルルに任せたいんですね? ハルルは連れて行ってもらっていいですか?」
「おいおい、別にいいけど……一人で大丈夫なのか?」
「誰にものを言っているんですか? 何なら街半分事一気に吹き飛ばしましょうか?」
「怖ぇこと言うなよ……。んじゃ、頼むぜ?」
「任されました」
「行くぞしらゆき、ハルル!」
「――っ! はい! リステルさんお気をつけて!」
「ん、行ってくる」
くさぎさんの合図で私以外の人達が一斉に走り出し、大きく方向を変えた。
それを追おうと走り出した二人の人間に対して、私は右手を横薙ぎに払って魔法を放つ。
こちらを気をにしていないその二人は、私が放った風の刃で胴を両断され、その場に倒れ伏す。
私はゆっくりと後ろを向き、鞘から剣を抜く。
ざっと十五人。
荷馬車を引いている商人風の人間達と、村人風の人間達。
「剣を見た瞬間殺気を隠せなくなるのって、二流ね」
「残念ながらそうだろうな。ようやく我々の念願が成就したのだ。逸るも猛もしかたあるまいて」
独り言ちたつもりだったのだけど、どうやら私の言葉がわかる人間がいたらしい。
目を爛々と輝かせ、楽し気に私を見ていた。
「小娘。さくや様はどこにいる? 教えるのなら殺しはせんぞ?」
「そんな目をしているのに? 断ってくれるなって目をしてる」
「否定はせん。だが、一人を嬲り殺しにしたい訳ではないんだ」
「へー?」
私と話をして気を逸らそうとしていたのだろう、一人がこっそりと移動を始めて、先に行った人たちを追おうとしていたので容赦なく風の魔法で首を刎ねた。
「なっ!?」
「誰が? 誰を? どうするって?」
「下手に出ていればっ!」
「そもそもそれが二流だって言ってるのよ!」
駆けだして一気に話していた男の懐へと潜り込み、胴を剣で一薙ぎする。
慌てた男は後方に大きく飛んで下がるが、地面に足が着く寸前、横から突風が吹き、男の胴体を斬り裂く。
血と臓物をまき散らしながら突風で吹き飛んだ男は、べしゃりと地面に転がりもう動くことは無かった。
男の壮絶な死に様に、硬直して見ていた一人にすかさず近寄って剣を振るう。
その男を碌に抵抗させることなく斬り伏せた。
そのすぐ横にいる者に流れるように下から剣を振るうが、しっかりと受け止められた。
だけど、受け止めた所で剣に纏った風が容赦なく襲い掛かり相手を斬り刻む。
膝から崩れ落ちた相手のその後ろから、剣が突き入れられる。
私はそれを足を軸に体を回転させることで避け、回転と同時に振り上げた勢いに任せて突き出した腕を斬り飛ばし、上段から喉を搔き切って回し蹴りで蹴り倒す。
しばらくのたうち回っていたけれど、がびゅっという血と濁った音の息を吐いて事切れた。
六人、七人、八人と斬り殺していく。
容赦なく。
殺す。
こいつらは、里の人達を虐殺した奴らの仲間だ。
何より、こいつらがいなかったら瑪瑙があんな目に合う事もなかった。
九人、十人、十一人。
瑪瑙は、こんな私を見たらどんな顔をするだろうか……。
十二人。
二人が私に背を向けて走り去っていく。
あれは、先に行った人達を追おうとしているんじゃなくて、私に恐れをなして逃げているんだ。
二人に手をかざし、ぴっと指を振る。
二人の首はどさりと落ちて、少し遅れて首から下が力を失くして崩れ落ちた。
最後の一人は武器を地面に放り出し、両手を挙げて膝をついていた。
『――、――! ――!』
何を言っているか、わからない。
でも、この女が命乞いをしているのはわかる。
私は剣を振って血を払い、鞘に納め後ろを向く。
どうするか。
生かすのも問題だし、かといって無抵抗の……。
私は振り向きざまに鞘で、武器を手にしていた女の腕をへし折った。
「……助かるよ。これで気兼ねなく殺せる」
腕がへし折れた痛みで転げ回っていた女の前で、再び剣を抜く。
剣からは青い炎が噴き上がり、それを見た女はのたうち回るのをやめて何かを叫ぶ。
『――! ――!!』
剣を逆手に持ち、女の胸に突き立てた。
一瞬で女は青い炎に包まれ、たぶん苦しむ間もなく焼け死んだ。
息をひそめ気配を探る。
どうやらもう周りには生きている人間はいないようだ。
「……はぁ」
大きく息を吐く。
その場から少し離れた場所まで移動して、膝を抱えて蹲る。
……早く瑪瑙に会いたい。
瑪瑙……。
すぐに立ち上がり、大きく息を吸って私はくさぎさん達の後を追うのだった。
「「……」」
「おかえり、リステルお姉ちゃん」
早々に追いついた私を、信じられないと言った表情で見ているくさぎさんとしらゆきさん。
「確かに頼んだけどよ。早すぎないか? 全員殺したんだろうな?」
「じゃあくさぎさんは戻って確認してくるって事で」
「……しらゆき。お前、とんでもない奴らを仲間にしたな」
「皆さんがいなかったら、ともえさんも私も、さくや様ですらとうに屍を曝していると思います」
「ああ、そうか。今回の何もかもに、あんたらが関わってたのか。こっちとしては最強の味方だが、とうや様にしてみればたまったもんじゃないな。悉くあんたらに阻まれてるんだから」
「もっと穏便な形で跡目争いをしてくれていたら、私達もこんな目に合わなかったんですけどね」
「はっ、ちげえねえ」
森の中に入り、隠れていた里の人達と合流する。
「皆お帰りなさい。無事でよかった」
ルーリがほっとした表情で私達を迎えてくれる。
「こっちは何もなかった?」
「うむ。妾達は何事も無く平穏じゃったよ。まあともえには頑張ってもらったがのう?」
「まあ人の気配とか、私とサフィーアはわかんないからね。里の人の何人かも周囲の警戒をしてくれていたから。で、話は上手くいったの?」
「うん。くさぎさんって人達が里の人達を保護してくれるって」
「それはよかった」
「ともえさんもお疲れ様」
「いえ、皆さんを巻き込んだ身からすれば、これくらいは……」
そこまで長い時間離れていたわけじゃないと思うんだけど、ともえさんが随分やつれて見えた。
それだけ必死に周囲の警戒をしてくれていたのだろう。
くさぎさんとしらゆきさんが、里の人達との話を終えてこちらに向かって来た。
「くさぎさん、里の人をどうやって保護するんですか?」
「ああ、一か所いい場所があるんだ。ちょっと前に人がいなくなった廃村があってよ。立地が良くて以前から目をつけてたんだ。そこだったら追手にもそう簡単に見つからんぜ」
「それでは、里の人達をよろしくお願いします」
しらゆきさんは深々と頭を下げる。
「ああ、任された。お前達も無理するんじゃねえぞ?」
私達は静かに頷き、里の人達をくさぎさんに任せて、しらゆきさんの案内で狐族の里へと向かう。
『おい、さくやの足取りはどうなっている? まだ何一つわからないのか?』
姉であるさくやの暗殺を企ててから、もう何日が過ぎただろう。
こうも足取りが掴めずにいると、焦りを感じる。
『そっそれが一向に捕まらず……。どうもさくや側についた者達の抵抗が思ったよりも激しいようで……』
『それは仕方あるまいて。お前達が望むよう戦場を作ったのだ。当然俺にも利があっての事だが』
この者達はさくやの桜花衆解体という言葉に憤慨し、反旗を翻した。
いつかこの国の為にと、過酷な鍛錬を積んできた者達ばかりだ。
それが無かったことにされることを恐れているのだ。
そして大昔の裏の歴史に残る様に、桜花衆が国の命運を左右させるほどの力が未だあると信じてやまない者達でもある。
俺はそんな者達と手を組んだ。
このままでは俺も、存在を否定されるからだ。
誰にも聞かれていない、俺だけしか知らない事がある。
現天皇である父は、姉であるさくやを後継にすると俺だけに伝えていた。
俺もこのままだと桜花衆と同じく、後継の一人として生きてきた人生が無駄になってしまう。
俺は、それがどうしても許せなかった。
あの甘っちょろい姉がこの国を取り仕切るくらいなら、俺がこの国を変えてやる。
そう思って桜花衆の一つ、静という解体に憤慨する者達に接触し、今回の計画を打ち立てた。
だが、何一つ思うようにいかない。
さくやと仲が良かった侍従が毒殺を見破り、城を抜け出して逃げた。
だが、そこまでなら何とかなったはずだった。
その侍従の実力は女であったためそこまで高くない。
だが、逃げ遂せた。
向かわせた追手は誰一人として帰らず、死体すら未だ見つかっていない。
『……ん? 抵抗が激しい? お前達の実力がそこまで拮抗していたのか? 奇襲を仕掛ける算段を立てていたはずだが……。優位の状態で戦ってもそれでも抵抗が激しい?』
『はっ。隠れ里に向かった者達が誰一人戻って来ていません。それと霞のくさぎらしき人物が街の外に出たというので尾行を付けましたが、その者達からの連絡も未だなく……』
『霞のくさぎか。ここの拠点の頭だったか。腕は確かだと聞いたことがあるが……。つけた尾行は一人か? それとも二人か?』
『十七名ほどです』
『その人数で誰一人として戻って来ていない?』
『失礼します』
話しをしていると、一人が部屋に入ってくる。
『くさぎらしき人物を追跡していた者達が見つかりました』
『おお! それはよかった。結局そいつはくさぎだったのか?』
『……いえ、十七名全員殺されていました』
『なっ!?』
『殺され方は?』
どよめく周りの者達を無視して、問い質す。
『一人は焼け焦げていましたが、その他の者は斬り裂かれていました。胴すらも真っ二つにするほどです』
『くさぎと言う男はそこまでできるのか?』
『炎の妖術使いではありますが……。十七人を鏖殺できるかと言えば……』
『それに、焼かれているのが一人だという事も気掛かりです』
『恐らく異国人が関わっているんだろう、そんな気がするな』
『どういうことですか?』
『目に見えてこちらの被害が大きすぎる部分がある。さくやが城から逃げた時の追手。これも恐らく全員何処かで殺されているだろう。隠れ里を襲撃して帰って来ない部隊。そして今回の尾行を全員殺している所。恐らくそこにさくやの手掛かりがあるはずだ』
……。
だとすると、どうして奴らは敵の本丸ともいえる皇都に戻って来た?
何か策があるのか……。
いや、すぐに出て行ったという事は……くさぎに会うために来た?
何のため?
助力を得るためと言う可能性が高い。
そう言えば、皇都の霞の拠点の襲撃も失敗していたな。
そちらは恐らく純粋な敗北だろう。
くさぎか。
『早々にご退場願いたいものだね』
『おい、霞の者達の動向に目を光らせておけ。殺さず、泳がせろ。恐らくどこかでさくやと接触できるはずだ』




