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第一話 賢者テスタスの独白
俺の名はテスタス。幼少の頃より勉学に励み、齢10にして王国最年少の賢者となり、多くの難問を解決した俺は次第に大賢者とも呼ばれるようになった。
そんな時、教会から神託を言い渡された。
世界に恐怖をまき散らす魔王。
憎き魔王を討ち果たすため、神はある少女に勇者の力を託したと言う。
勇者はいずれ同じように神の祝福を受けた仲間と共に俺の前に姿を現す。
その時は勇者たちと共に旅立つのだ、と。
そしてその時は来た。
俺が20歳になった日、少女勇者ジャスティーンが仲間たちと共に城にやってきたのだ。
王国随一の賢者である俺の知恵を必要として。
俺はそのまま勇者のパーティーに加わった。
共に戦ってわかる。神の祝福を受けた彼女らは強い。
俺とて数多くの魔法を使いこなし、無類の強さを誇っていた。
そんな俺にも勝るとも劣らない頼もしい仲間達だ。
ただ1人を除いては。
そいつの名は、ドヤネン。




