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五月十九日 午後一時五十五分
私は使用人棟の古い記録室へ向かった。
ここには修繕記録や業者との契約書が保管されている。
数時間かけて調べた結果、一つの共通点が見つかった。
ここ一年だけでも、
・蔵の屋根の補強
・庭木の伐採
・ボイラー交換
・配電盤の修理
・石灯籠の補修
が行われていた。
そして全て、
匿名の通報が発端だった。
私は椅子に座ったまま呆然とした。
おかしい。
あまりにもおかしい。
もし叔父の味方なら、
叔父だけ守ればいい。
なぜ屋敷全体を守っている?
なぜ使用人まで助ける?
なぜ事故を未然に防ぎ続ける?
私の中で一つの仮説が生まれた。
この人物は叔父の味方ではない。
もっと別の目的で動いている。




