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五月十九日 午前七時四十分

 朝食の席で、私は叔父の顔を観察していた。


 俊介はいつも通りだった。


 焼き魚を食べ、新聞に目を通し、親族たちと穏やかに会話をしている。


 自分が死にかけたことなど知らない人間の顔だった。


 演技には見えない。


 いや、十年間私を騙してきた男だ。


 そう簡単に判断するべきではない。


 私は味噌汁を飲みながら考えた。


 誰が匿名電話をしたのか。


 そして、その人物は私の計画を知っているのか。


 それともただの偶然で車の故障個所を見つけたのか?


 ただ、偶然なら匿名で電話をするはずはない。


 その答えを見つけるまで、次の計画は実行しない方が良いかもしれない。

 

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