表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
21/27

五月二十日 午後九時十五分

「事故原因は断定されませんでした」


 静香が初めて口を開いた。


「ですが先代様は気付いたのです」


 私は顔を上げられない。


「あなたが車を触っていたことを」


「……」


「そして」


 静香の声も震えていた。


「あなたが自分を責めていることを」


「……」


「だから先代様は隠した」


 部屋が静まり返る。


「あなたを守るために」


 私は笑った。


 泣きながら。


 壊れたように。


 十年間。


 叔父を憎んできた。


 十年間。


 復讐だけを支えに生きてきた。


 だが。


 その全てが。


 今、崩れていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ